コラム”

「好不調の波」
2022年1月31日

ここのところ、いわゆる「新規陽性者数」が激しく増加していますが、冬は免疫力が下がるのが多くの人にとっては通例。
私も昔は冬に大風邪をひくことが多かったですねえ。でもここ10年くらいはその回数が減ったように思います。

逆に増えぎみなのが胃腸炎。
2019年の12月30日に症状が出て中央線のなかで気絶したのが最近では最大の惨事でしたが、その後も何回か症状が発生。
どうやら私は「体は冷えているけれど、防寒着のおかげで胴体は暑い」というときに、胃がヘンになる確率が上がるようです。

立川競輪場で体を冷やしてからのギトギト油そばが最大原因

(立川競輪場で体を冷やしてからのギトギト油そばが最大原因)

そういえば、10年くらい前の12月に韓国の春川という町で「これが芯まで冷えるということか」みたいな状態になって、
そのあとバスと飛行機を乗り継いで成田空港に着いたら胃が「こりゃヤバい」状態に。
でも上着を脱いで体を冷やしたら治った、ということがありました。

冬を過ごすにあたっての心がけとして「頭寒足熱」という言葉がありますが、本当にソレなんですね。
私の場合は「頭足寒胴熱」になりがちなので、そこを改善しないとイカンなあと思います。
ちなみに私のひそかな夢は、豆炭を仕込んだ掘りごたつがある家に住んで、犬とたわむれることです(笑)。

というマクラからスタートしたのは、先々週にそんな症状が発生したから。
この冬に買ったダウンジャケットが北極圏の近くの軍隊も使用しているらしく、
そのおかげで足は寒いのに体からは汗が出るという状態がときどき発生していることも、原因のひとつと思われます。
そういえば、私は温度の変化に弱いんだった。ありゃー。

それでも体はわりと元気なので、水曜日は大井競馬場にレッツゴー。
大井町駅からダラダラ歩いて25分。無料バスがなくても意外と近いことを再確認して、北門で氏名と連絡先を記入して100円を投入♪

北門から入場

(北門から入場)

これなら入場に関しては2年前と同じと言っていいですな。しかし場内のお店は一変。
年末にオープンしていたL-WINGの1階にある東京ロティサリーはお休みで、3階と4階の店はすべてシャッター化。
これは多くの人が「不要不急の外出」を控えた影響なのかしら。
でも見たところ、3年前に現地観戦したTCK女王盃の日と人の数はあんまり変わらない気がするんだけどなあ?

さて本日の1戦目は第8レース。しかし新聞を持ってこなかったので、パドック診断だけで勝負だ!
と集中力を使って、14頭から6頭をピックアップ。するとなんと、選んだ馬が5着以内を独占して3連複が的中!

心の本命は6番人気のニシノフルバンク=5着

(心の本命は6番人気のニシノフルバンク=5着)

しかしですよ。2→1→9→5→6番人気の順で、3連複は33倍止まりでヌカ喜び。
馬複が260円というガチガチなのに33倍もついたのだからゼイタク言うなという話ではあるのですが、
新聞ヌキで自力勝負の結果だからなあ。

その後は胃が弱っているのに2階の「かしわや」でゴボウ天ぷらそばを注文して若干失敗(汗)。
持ってきたお茶を飲んで胃を落ち着かせて、次の大勝負はメインのTCK女王盃だ!

3階のベランダで天ぷらそば

(3階のベランダで天ぷらそば)

私の狙い馬はマルカンセンサー。3年前が2着、昨年が4着ですよ。冬に調子を上げるタイプなんですよ。
まして3年前はC1クラスでの4着から臨んで2着。
今年は前走が東京シンデレラマイルで5着だったら、穴馬の資格は余裕のよっちゃんであるでしょ!

と意気込んでパドックに行ったものの、大型ビジョンを見たら「340.0」の数字にでらビックリ。
えええ、そんなに人気ないの???だいたい、私の予想がコレですよ。

◎レーヌブランシュ
○テオレーマ
▲マルカンセンサー
△ショウナンナデシコ
△ダイアナブライト
△ダノンレジーナ

パドック診断の結果、たぶん勝つのはテオレーマだろうなあ、とは思いましたが、こういうときは初志貫徹。
というわけで鬼の3連複ボックスだ!
マルカンセンサーの単勝オッズは最終的に「488.4」まで発展。
まじすか。といっても、自分が買ったのは複勝ですけど……

勝負馬券

(勝負馬券)

そしたらビックリ。最後の直線でマルカンセンサーが馬場の真ん中を通って伸びてくるぅ~~~!
マジか。これはひょっとしちゃうかも?
しかし3着まではあと少し。でも4着からはクビ+ハナ+クビ+クビでの8着だから、本格的にもうちょっとだったんだけどなあ。

ちなみにマルカンセンサーが3着に届いていたら、3連複は936.9倍でした。ちょっとクヤシイ。
それにもめげずに臨んだ最終レースは、1番人気馬と2番人気馬の馬複1点。しかし的場文男先生の粘りの前に2番人気馬がクビ差3着。

この日の私は「届かないことが多いデー」だったようです。
帰りも大井町駅まで徒歩で25分ほど。いかにも下町の道というルートで、クールダウンするにはちょうどいいかも。
無料バスはまだまだ復活しないだろうし、大井への行き帰りへのいいルートを見つけられたのが今日の最大の収穫でした。

大井町駅までの道中で寄り道

(大井町駅までの道中で寄り道)

今週は川崎記念にレッツゴー。
本当は旅の帰りに羽田空港から行くつもりでしたが、
訪問先が「まん延防止の重点地域」に指定された影響で街の雰囲気があまりよろしくないとのこと。
というわけでおとなしく自宅から向かいます。

◎3.チュウワウィザード
○6.ヴェルテックス
▲12.サルサディオーネ
△7.タービランス
△9.カジノフォンテン

昨年は現地で取材した川崎記念。
本命タービランス、対抗カジノフォンテン、3番手にオメガパフュームという攻めた予想で臨みましたが、
タービランスが7番人気4着で4→1→2着という結果。

しかし今年はメンバーが濃い感じ。それを考慮して、昨年の本命対抗は押さえまで。中心は一昨年の優勝馬チュウワウィザードにします。
ヴェルテックスは2,500m名古屋グランプリで余裕の勝利。
母がスプリンターのシーイズトウショウなのに息子はステイヤーという点が魅力で対抗に取ります。
サルサディオーネはエンプレス杯で狙うべきなのでしょうが、単騎逃げができる可能性が高そうなので単勝もちょっと買う予定です。

まだまだ寒い日々が続きますが、みなさんも体を冷やさないようにしてお過ごしください!


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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