コラム”

「ミューチャリーを見に府中まで」
2022年2月21日

日曜日は今年3回目のJRAに出撃♪
1回目はキャッスルトップを見に中山競馬場に行き、2回目は自分の出資馬が出るので東京競馬場(14着でした)。
そして今回のフェブラリーステークスが3回目。

いやあ、思い起こせば2年前のフェブラリーステークス(2月23日)が、JRAの競馬場に制限なしで入れた最終日だったんですな……
そのときはイタリアから帰国したのが火曜日。
つまり入国5日目で東京競馬場に向かったわけで、今だったら外を出歩いてはいけない日程です(汗)。

昨年は無観客開催だったので自宅のテレビで見ましたが、今年は有観客。めでたく入場券の抽選を突破したので現地に行ってまいりました。
この日はどうやら、およそ1万2千人が入場した模様です(一昨年は約5万人)。
午後1時半すぎに現地に着いたら、まあまあ人がいる雰囲気。といってもこれは遠近法によるマジックでして、スタンドに入るとガーラガラ。
ではさっそくパドックに行きますか。

意外と多い

(意外と多い)

日本競馬の良いところでありビミョーなところといえるのが、入場したら指定席エリア以外は自由に移動ができること。
9レースのヒヤシンスステークスのパドックに行ったら、けっこうな混雑度でした。

これがたとえば香港だと、ゴール近くのひな壇席は高い入場料を払った人しか行けなくて、パドックも普通の入場券の人が行けるエリアは半分だけ。
パドックやゴール前の一部を追加料金が必要な“プレミアムゾーン”にするという手はあると思うんですよね。

というのも、パドックの前のほうにいた人たちの多くが、ヒヤシンスステークスの出走馬が本馬場に移動しても動かなかったから。
これはおそらく、ほとんどがソダシ目当てでしょうなあ。これなら追加料金を徴収するという手があると思うんですよね。

第9レースのパドック

(第9レースのパドック)

しかしまあ、ソダシの人気はけっこうなものですな。
東京競馬場に入るとき、前を歩いていた姉さんが白いぬいぐるみをかばんからぶら下げていたし。
昨年12月のチャンピオンズカップのときだって、ソダシのおかげで入場券の抽選倍率が激しく上昇しましたからね。
さらに今回は久々となる東京遠征。でも、現在の東京競馬場は入場できる人数が以前よりも増えているのが幸いでした。

しかしながら、パドックの一部エリアには「入場制限中」のプラカード。
そういう状況ではありましたが、競馬場の居住性としては良かったかなと思います(笑)。
だって、あの広さで1万人ちょっとですからね。逆に自分の席に座ると、周りに人がいなくて寂しい気分になりました。
なんとなく、気温以上の寒さを感じたかも?

それはさておき、私のお目当てはミューチャリー。ただ、前の日の夜中にけっこうな雨が降っていたのがねえ。
レース当日の朝には雨が上がって、曇り一瞬だけ晴れという天気。
となるとダートコースは時計優先。こりゃミューチャリーの出番はなさげだなあ。

と直感したものの、ミューチャリーを見に行くのだから応援馬券は買わねばならぬ。
ただ、連勝式はミューチャリーをヌケにして当ててしまいましたスミマセン。

4階から見るミューチャリー

(4階から見るミューチャリー)

昨秋の白山大賞典からは3戦とも先行できていましたが、今回は芝スタートのマイル戦なので他の馬のダッシュ力が上。
前の2年と同じく位置取りが後ろになって、10着という結果に終わりました。
だいたい、勝ったカフェファラオは東京のダート1,600mで負け知らず。
さらに走破タイムがコースレコードと同じというスピード決着。これはもう、仕方ないかな。

でも最後の直線で鋭い伸び脚を見せる瞬間がありましたし、
3年連続で単勝人気より上の着順でしたし、そこまで悲観する内容ではなかったのでは。
これはこれとして受け止めて、次の舞台で巻き返してくれることを期待しましょう。

最後まで頑張りました

(最後まで頑張りました)

しかしこれから先はどうするのやら。
昨年はかしわ記念(6着)→大井記念(圧勝)→帝王賞(4着)で夏休みでした。今年のJBCは盛岡競馬場ですが、連覇を目指していくのかも。
ちなみに大井記念は「定量戦」なので、JBCを勝っても負担重量は昨年と同じ。と言うことも含めて、昨年と同じようなルートかな?

というのは私の勝手な想像。
とにかくミューチャリーさんには元気で頑張ってもらって、パイロの後継種牡馬として馬産地入りしてもらいたいと願うのみです。

さて今週は浦和競馬。水曜日は桜花賞トライアルのユングフラウ賞が行われますが、私は浦和以外の競馬場で購入する予定にしております。
このレース、6年連続で「2走前までに重賞で2着以内に入っていた馬が、1頭だけ連対」しているんですよ!

◎7.エミーブレイズ
○10.ヒストリックノヴァ
▲1.プラチナプライド
△8.グラーツィア
△5.スティールルージュ

というわけで、2走前までに重賞で2着以内に入っていた4頭を2番手以下に並べて、本命には川崎で3連勝中のエミーブレイズを指名します。
そしてこれは完全に邪道ですが、

◎4.ハッピースパイラル
◎7.エミーブレイズ
◎11.プラチナライン
◎12.ロマンスロード

というフォーメーションでの馬複16点買いをしてもいいのかも。しかしこれはちょっと節操なさすぎ?
であれば、◎の4頭から○と▲へと絞った8点でどうでしょう。自分の馬券はこれにしようと思います!


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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