
先週は火曜日から北海道に行っておりまして、
朝から夕方まで育成牧場に行って2歳馬の取材。
そして夜は夜で、なぜか年末年始に近い業務量があったので短時間睡眠の連続……という日々でした。
ただ、今回は若手の記者を連れて行ったので、スケジュール的な破綻は今のところ回避できております。
その代わりというか、水曜日はカメラマンさんの都合がつかなかったので、
私がプロのカメラマンに交じって写真撮影……(汗)
そんなこんなで頭痛薬を飲みながら、なんとか頑張っているところでございます。
でも、取材自体は楽しいんですよね。
原稿を書くのもまったく苦ではなくて、むしろ楽しいくらい。
ついでに南関東でデビューする2歳馬も何頭かチェックしてきましたので、
そのうち「すぱっと!POG!」のコラムで紹介しようと思っています。
いやしかし、北海道は寒かった……
(無事に着陸できてメデタシ)
現地に着いた火曜日がバリバリに雪が降っていて、
レンタカーを借りてしばらくはキンチョー状態で運転。
遠い昔、ツルツルのタイヤにチェーンを付けてスキーに行っていたのに比べれば、
今のスタッドレスタイヤは信頼できるアイテム。
それでもアクセルまたはブレーキの踏みすぎは大惨事の元になるのよね。
それでも1時間ほど走った門別競馬場のあたりから道路が乾燥状態になってくれたので、
23時に無事、静内のお宿に着きました。
ご存知のとおり、活躍馬の多くが誕生&育成されているのは千歳空港の周辺。
でも私の取材対象はそれ以外となっています。
個人的な印象として、千歳空港付近の雪が多かった年は日高地区から活躍馬が多く出ている気がするのですが?
それを心のよりどころにしつつ、今年も2歳馬の取材がたくさん。
しかしまあ、取材陣の顔ぶれが10年前とまーったく変わっていないのですよ!
(取材風景)
牧場が人手不足だという話はよく知られていますが、
牧場で取材できる競馬ライターも絶賛不足中。
南関東の競馬中継に出ているアナウンサーさんとか、ライター業に進出してくれないかしら?
私も数年前から世代交代を画策しているところですが。
でも2歳馬をまったく見ないのは避けたいところ。
近い将来の目指すところは
「私は馬を見て、スタッフさんからネタを引っ張り出してくる係。それをもとに取材原稿を若手が書く」形。
それが実現できる即戦力を探しております!
そうなんです。牧場に行くのは、スタッフさんたちと話をするのが目的のひとつ。
ここ2年、牧場めぐりをしにくい雰囲気がありますからね。
でも今年はビッグレッドファームでゴールドシップさん、ウインブライトさんたちと対面。
テンションが上がる時間でした。
(ゴールドシップです)
コスモヴューファーム・エルフでは、昨年に完成した坂路を2本、登ってみました。
18%の傾斜を越えたあと、緩やかに登るというコース設定は
「運動能力を鍛えつつ折り合いをつけられる」とのことでした。
(急勾配の頂上付近から)
それと同じ環境が用意されているのが新冠にある「日高共同育成公社」。
ここは6%くらいの坂路の先にトラックコースがある設計になっています。
それ以外の施設でも試行錯誤を繰り返しながら2歳馬を育成中。
いつも実感することは、競走馬がデビューするまでには、手間がメチャメチャかかるということ。
そろそろ再開されるであろう(?)「SPAT4プレミアムポイントツアー」で多くの人に見ていただきたいなと思います。
そんな取材の最終盤。
日高共同育成公社のなかにある「パッショーネ」さんを訪問したあと「馬に乗りますか?」と聞かれました。
えええ、いいんですか?
ということで、リードホースとして繋養されている「小哲」くんに乗ることに。
私はちと重いんですけど……。
しかし馬に乗るのはいつ以来?
(久しぶりの乗馬)
ホースパラダイス群馬で乗ったのが最後かなあ。
うーむ、思い出すのがむすかしい。
ということは、5年以上は乗っていないかも。
それでも乗ってみると体が覚えていたようで、まあまあな感じと自己評価。
アブミを調整しなかったら長すぎたので、早歩きくらいまでにしておきました。
小哲くんがとても賢くて、勝手に動いてくれたような感じでしたが(笑)。
そういう楽しい時間のあとにやってくるのは筋肉痛(汗)。
最近はサボっていた柔軟体操をちゃんとやらにゃいかんなあ~
さて今週も水曜日が門別で木曜日が浦河なので、船橋競馬の重賞は北海道で観戦する予定です。
じつは浦和の桜花賞は、取材後にAiba静内に急行するも間に合いませんでしたスミマセン。
でも今週はナイターだから大丈夫。
まずは水曜日のダイオライト記念から!
◎6.ミューチャリー
○9.ダノンファラオ
▲13.ヴェルテックス
△3.メイショウカズサ
△7.エルデュクラージュ
△1.エブリワンブラック
△5.フレッチャビアンカ
私が馬に乗ったのは「日高共同育成公社」。
だとしたら、そこで育ったミューチャリーを本命にするのがスジでしょう!
定量戦の負担重量も有利な材料。
フェブラリーステークスは条件的に合わないのに、走破タイムは悪くなかったですからね。
この距離でもJBCクラシックと同じコーナー6回ならきっと大丈夫だと信じます。
相手筆頭には、昨年の覇者であるダノンファラオを指名。
ヴェルテックスは「距離が長いほどいい」(吉岡辰弥調教師)という長所に注目です。
続く木曜日は京成盃グランドマイラーズ。
◎1.モジアナフレイバー
○7.カジノフォンテン
▲12.ギガキング
△6.ティーズダンク
△11.グレンツェント
△5.ラッキードリーム
こちらもメンバーが濃いですなあ!
本命には、本当なら一昨年のゴドルフィンマイルに出ていたはずのモジアナフレイバーを指名。
カジノフォンテンは昨年のかしわ記念を勝っているのに58kgなら、むしろ有利といえるでしょう。
ギガキングは試金石といえる一戦ですが、今の勢いには注意が必要。
しぶとく差を詰めてくるティーズダンクも押さえます。
しかしながら、これはどう考えてもボックスが吉。
「流すな、ボックス」作戦を思い出して発動します!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。