コラム”

「ギリギリセーフ」
2022年4月4日

先週の火曜日に岡山県、水曜日に鳥取県に行きまして、
今年の2歳馬の取材がすべて完了いたしました。

今年も雨天順延がゼロとなったのはラッキー。
北海道では雨に1回、雪に1回遭遇しましたが、それはすべて夜の話。
対して、ノーザンファームや社台ファームは雪による撮影中止が3回くらいあったようなので、
天気の神様には「味方してくださってありがとうございます」と申し上げたいです。

しかも取材ツアー最後の水曜日。
鳥取県米子市で夕方4時半頃に撮影を終えて、育成担当者に話を伺っていると、
その途中から気合が入った雨が降ってきたではないですか!

その雨はなかなかおさまらず、翌日の朝6時半に出発するときでも傘が必要。
取材日程が1日ズレていたら完全に雨天順延で、帰りの航空券とはオサラバという状況でした。

取材時はこんな感じの天気でした

(取材時はこんな感じの天気でした)

いちおう、10日ほど前に2週間予報を見て「たぶん大丈夫だろう」と踏んで、
火曜出発で木曜日の午前中戻りの飛行機を手配したのですが、これってつまりギャンブルなのよね。

それでも今年も、無事にスケジュールを消化できたのでよかったよかった。
しかし毎年のことですが、雨天予備日をほとんど用意しないスケジュールを組むのはどうなのよ?

取材の日程は同業他社と相談しながら決めているので、この件は今後の相談事項。
そろそろ「天気が悪くてシャレにならん」という事態が発生するような気がするのよね。

そして私のスケジュールも綱渡りながら、なんとか無事にクリアできました。
でもこの状況をいつまでも続けられるワケはないので、考え直さねばならんという心境です。

風呂トイレ共同の宿に宿泊

(風呂トイレ共同の宿に宿泊)

そして計画的といえば、予定していた5月のアメリカも7月に延期。
やっぱりスケジュール的に無理がありました。

現在は3回目のワクチンを接種した人は、帰国時の検査で陰性と出れば、
そのまま無罪放免で帰宅できるルール。しかしそこでアレが出てしまうと……

そういう状況で、13日に帰国して15日に某競馬場で取材というのはちょっと危険。
サウジアラビアやらドバイやらに取材で行った人は、ある程度の「バブル状態」のなかで過ごしたことで
帰国時に問題が発生しなかったようですが、
私は競馬場の客エリアに行くわ、野球観戦に行くわ、その辺の店で食事するわバスや電車を利用するわ……ですからね。

というわけでレッツゴーアメリカは、次にスケジュールの余裕が出る7月に目標を切り替えました。
行けるかな?

それはともかく、3月31日は鳥取県から岡山空港まで雨のなかを走り、
羽田空港に着いてからは大井競馬場に移動。

地方競馬全国協会のサイトで連載している「馬美味行脚」のネタをゲットするラストチャンスなのです(汗)。
その前に国際線ターミナルへ無料バスで移動。昼食はそこでいただきましょう。

国際線ターミナル

(国際線ターミナル)

このときはまったく意識していなかったのですが、あとで考えるとこの行動が大正解!
というのも、

☆羽田空港第1ターミナル→大井競馬場前=346円
☆羽田空港第3ターミナル(国際線)→大井競馬場前=272円

国際線ターミナルから乗ると、なんとモノレール代が74円も安い!
ちなみに全日空などをご利用のかたはさらに要注意。
羽田空港第2ターミナルから大井競馬場までは419円。

これなら無料バスで国際線ターミナルまで行ってからモノレールに乗る、
そのひと手間の効用がメチャメチャ大きいですね。ぜひぜひ覚えておきましょう!

というわけで大井競馬場に着きまして、まずはグルメネタを確保してミッション完了。
せっかくだから後半のレースはトライしてみますか!

マイスターカフェに行きました

(マイスターカフェに行きました)

ということで、第10レースのパドックを見て、人気薄が1頭は食い込むという予想で広めに買うも、
1→4→3番人気の順で当たったけれどマイナス。

次の第11レース、隅田川オープンは1番人気のマグナレガーロが強そう。
なのでヒモ荒れを狙って広めに買うも、1→2→5番人気の順……。

2戦とも的中でも収支はマイナスとなってしまいました。
やっぱりレジャーは気持ちに余裕があるときにやらないとダメですな(苦)。

最終レースは紙で買って、大井競馬場の正門から都営バスで品川駅に向かいます。
このバスに有料で乗るのは初めてかも。
しかし自宅に戻った翌日の4月1日、大井競馬が走路状況の悪化で開催取り止めになるとはビックリ!

3月31日は曇り時々雨でした

(3月31日は曇り時々雨でした)

個人的な話で言えば、これも1日ズレていたらグルメネタがゲットできなかったことになるので危なかったのですね。

これまでの人生、ギリギリセーフということが多かったなあと思うのですが、結果的に今回もなんとかなりました。
しかしながら、もうちょっとリスクを遠ざける行動計画にしないとなあ、とは常に思っておりますです。

さて、2歳馬の取材は終わりましたが、編集作業が残っているので長時間労働は継続中。
的場文男騎手の言葉を借りれば「もうひとふんばり」という感じです。

そのため、1月から続いていた川崎競馬への突撃はお休み。
今週水曜日の夜は、心に余裕がある状況で競馬できるかな?

◎4.ライアン
○2.ノブレスノア
▲9.アイウォール
△11.リヴィフェイス
△6.フレールフィーユ
△3.フィリオデルソル

昨年は2→1→3番人気の順で決まりましたが、クラウンカップはメッチャ荒れるレースなんですよ!
2015年は11→12→3番人気の順で、3連単が600万円オーバー。
なので、高配当が出るという前提でシルシを付けました。

なかでも「京浜盃」または「雲取賞」で6着以下に敗れた馬の成績が良好。
それを手がかりにして、ライアンを本命にします。
京浜盃10着のノブレスノアも狙い目。

前走で2着以内に入った馬に人気が集まりそうなので、今回は

「人の行く 裏に道あり 花の山」

これで勝負してみます。堅かったら仕方ない!!!


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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