コラム”

「体力勝負」
2022年5月16日

じつはわたくし、羽田盃の「すぱっと!WIN!」で、勝利したミヤギザオウを指名しておりました!
レース予想のときにはアウトオブ眼中(死語)だったのに、「すぱっと!WIN!」で投票するとき、なんか気になったのよね。
その直感に従って投票したら、なんと大的中でビックリですよ。
するってえと、単勝オッズの40.4倍×6,000=24万2,400ポイントも頂戴できるのね。ゴッツアンです!

しかしですよ。
なぜか馬券はハズレ……(涙)
買ったのは「南関道中」で記したとおり、シャルフジンを軸にした3連複。
相手は8頭で28点買いなのですが、2着のライアンが入っていなかった(痛恨)。

1着の15番、3着の4番はあるけど、2着の8番がない

(1着の15番、3着の4番はあるけど、2着の8番がない)

いや、ライアンを入れようかなと、0.5秒くらい思ったんですよ。
でも今回は私の大量にある座右の銘というかスローガンである「迷ったら買う」を遵守しなかったばかりに、
逃がした魚は15万円というクロマグロ級のデカさ。
相手9頭の36点買いにしておけば……
こんどからは絶対に、一瞬でも迷ったら買い目に入れることを誓います!

とまあ、そんな感じが続いている近頃なので、予想の調子はまあまあでも残高が低空飛行でやんなっちゃう。
あんまり入金したくないんだけどなあ。
さらに先週は月曜日が帯広競馬場で2戦2敗。
現地での勝負なので馬券は紙で買いましたが、そういえば最近、払い戻し機を使った記憶がないよなあ?

帯広競馬場

(帯広競馬場)

帯広に出発する前の日曜日は東京競馬場に行って、ICカードの「ウマカ」だけで勝負。
そういえば高知でも名古屋でも馬券購入のメインはICカードだったなあ。
となると払い戻し機を使ったのは、4月12日の「Aiba浦河」が最後ってことかしら。
浦河で買った的中馬券は手元にあるし、船橋で買った紙の馬券はアルディートシチーの複勝だけで、それもまだサイフのなか。
振り返ってみると、競馬場にはちょいちょい行っているのに、紙の馬券をあまり買ってない!

ということはつまり、
☆馬券を機械に入れる→「払戻金をお受け取りください」の音声を聞く→ゼニが出てきて再び的中したことを実感
というアドレナリンが出る一連の動きが失われることになるのね。
だから「勝った」という記憶が残っていないのか……。
そんなことはおいといて、会心の的中がほしい~~~!

それはそれとして、1年半ぶりの帯広で馬体重1トン以上の馬を間近で見たときの感想は、
「こんなにデカかったっけ?」

デカい

(デカい)

前回の帯広訪問では競馬場での滞在時間が短かったし、スタンドの外にあまり出なかったなあ。
その前も時間の都合で1レースしかできなかったし。
となると、本格的に現地でばんえい競馬をするのは、令和になる前日の「SPAT4プレミアムポイントツアー」以来かも。
改めて現地で見たことで、帯広競馬場の馬場の雰囲気、そしてゴール前にある「砂障害」の様子を確認できました。
帯広競馬場で戦ったあとは、毎度おなじみ帯広の焼肉屋さんにレッツゴー♪

アフター焼肉

(アフター焼肉)

写真はホルモン盛り合わせですが、注文の大半はジンギスカン。
ヒツジをいただくと帯広に来た実感が湧きますなあ。

という晩餐会の翌日は、午前中に帯広から10kmほど東にある「十勝軽種馬農協」(競走馬のふるさと案内所)を訪問。
とくに用事があるわけではなく、今はどんな様子なのかなと思って行ってみようと思っただけ。
帯広市内から空港までのバス代が千円なので、駅前でレンタカーを借りて空港で乗り捨てにすると、
リーズナブルに行動できる上に自由が効くのです(笑)。

午前10時に到着すると、きのう焼肉を一緒に食べた現地在住の新聞記者がすでに到着済み。
ここにはかつて、レッツゴーターキンやハクタイセイなどが種牡馬として繋養されていましたが、
現在はフサイチソニックが功労馬として飼われているだけになっています。

フサイチソニック

(フサイチソニック)

その世話をしているのが中川郁夫さん。
自宅は帯広の北にあるサラブレッドの牧場で、ここには毎朝、フサイチソニックの世話をするために来ているそうです。
ちなみに自宅からの距離はおよそ20km。
たぶん中川さんは70歳前後だと思うのですが、そういう日々を送っているから元気すぎ!

まずは敷地内に自生しているタラの芽やら行者ニンニクやらを採取して、
そのあとフサイチソニックを囲みながらの立ち話が1時間半。
やっぱり人間にとって重要なものは体力だなと実感させられました。

こちらは在宅勤務がメインの運動不足野郎ですから、農協を出発したあたりで眠くなり……
でも記者さんが「お昼ごはんの前にもう1か所」と言うので付いていったら、そこは「幕別牧場」の看板。
その敷地内に、往年の名牝「トウメイ」のお墓があるのでした(1971年の天皇賞(秋)と有馬記念を勝利)。

幕別牧場跡地

(幕別牧場跡地)

すると、そのお墓を管理している人が家のなかから出てきて、また立ち話。
馬が好きな人が馬の話を始めると止まらないのよね(笑)。

トウメイのお墓

(トウメイのお墓)

そのあと昼食をいただくと眠気倍増。
それでも頑張って旧・帯広競馬場跡地を訪問してから競馬場に行き、金沢競馬を1レースだけ購入(ハズレ)。
その後は競馬場にある「馬の博物館」を見学して、さらに30kmくらい北西にある鹿追町の「神田日勝記念美術館」を訪問。

その反動はけっこうありまして、帯広から帰ったその翌日、東京プリンセス賞を見に行くのはムリでした。
続く羽田盃も自宅から。
今週は一応、水曜日の川崎は入場券を買いましたが、行けるかな?

◎13.モジアナフレイバー
○5.ラッキードリーム
▲11.チサット
△3.コズミックフォース
△6.グレンツェント
△1.ファルコンビーク

京成盃グランドマイラーズで本命に推したモジアナフレイバーにもう一度期待!
一時期の勢いという点では微妙には映りますが、それでも昨年の優勝馬ですから改めて。
前走は1番枠で4コーナーまでガマンの競馬でしたから、外枠の今回はストレス少な目で走れるように思います。

対抗には何となく「今回はあるかな」という気がしたラッキードリームを据えますが、
今回は黙ってボックスにするほうがよさげなメンバーなので、シルシの強弱はあまり関係ありません(汗)。


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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