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「浦和競馬場でもりだくさん」
2022年6月6日

先週火曜日の浦和競馬は個人的にもりだくさん!

まずは第1レースの新馬戦で「すぱっと!POG!」で指名しているウインドフレイバーが出走して、めでたく私も初勝利。

その結果を自宅で見届けて、しかし仕事がもりだくさんで出発予定時刻までに終わらなくて、浦和競馬場まで持っていくことに……
その終わりが見えてきたころ、第8レースにディーレクタが登場!

その手綱を取るのは山林堂信彦騎手。
前日に私の十年以上にわたる競馬仲間、矢部美穂さんと結婚することがニュースになった、あの山林堂騎手!

20年1月4日の川崎にて

(20年1月4日の川崎にて)

まだ仕事は終わっていないけど、これはパドックに行かねばならん。
ということで急行するとアレレ、カメラマンがひとりもパドックにいない……

こういうときにこそ、サンちゃん(いきなり愛称)の写真を撮らないとアカンでしょ!
ただ、ディーレクタはテンションの高さが課題というタイプなので、たぶん先に馬場に出るだろうなあ。
という予想はピッタリ的中。山林堂騎手が乗った瞬間に写真を撮ってバッチリでした。

結婚発表後の初騎乗

(結婚発表後の初騎乗)

しかし私の斜め後ろにいたオッサンは、とっとと本馬場に向かうディーレクタ&山林堂騎手の様子を見て「アレ?」とデカい声。
そしてあわてて「山林堂おめでとう!」と叫んでおりました。

でも声をかけたのはそのオッサンだけ……
でも単勝オッズにはお祝いの気持ちが出ておりました。

単勝売れすぎ

(単勝売れすぎ)

締め切り8分前のディーレクタの単勝は6.9倍で4番人気。
ちなみに15分前あたりは4倍台でした。

あのですね、ディーレクタは最近の成績的にも距離適性的にもキビシイと思いますけど?
でも私も買いました。ディーレクタ。

縁起物

(縁起物)

矢部美穂オーナーから矢部文子オーナーに名義が変わって初めてのレース。
山林堂騎手は五分のスタートから先手を主張して単騎逃げ。
おお、これは後続の騎手も配慮しているのか?

と思ったらそんなことはなく、ディーレクタはたっぷりとテレビに映って、残り200mで失速。
最終オッズが14.8倍にまで下がったのは、逆に「単勝こそが妙味」と思って別の馬で勝負した人が多かったってことかしら。

いずれにしても、おめでとうございます!

そのレース中にやっとこさ仕事が終わりまして、続いて「地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップ」の取材でござる。

こちらは時節柄、節度を持った取材にせねばならんのよね。
ということでまずはパドックでの人馬の様子を客エリアからチェック。
すると、1番人気の森泰斗騎手と2番人気の秋元耕成騎手の騎乗馬がビミョーな感じ……

そう思って、調子がよさげな馬で枠複ボックスを買ってみたら見事に当たって万馬券。
枠で万馬券を取ったのはチョー久しぶり~♪

レース後は検量エリアで取材して、続く第10レースは私の出資馬であるマルボルクシチーの登場です。
でも8歳だし、最近の成績はさえないし、今回がラストランになってもおかしくないんだよなあ。
というわけで応援馬券を買ってみました。

頑張ってほしいのよ

(頑張ってほしいのよ)

前回の勝利は浦和の1,400mで最内枠。今回は休み明け2戦目で2番枠。意外とイケるんじゃない?

といっても、前回の勝利は2017年の9月なのよね……。
しかも今は気性的に内枠より外枠のほうがいい(林正人調教師の談)のだそうで、後方のまま最下位という結果でございました(涙)。

気を取り直してメインレースは、地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップ第2戦。
現在トップの岡部誠騎手が10番人気、逆転優勝の可能性を残す唯一の存在である村上忍騎手が11番人気。
パドックでの馬の雰囲気は「こりゃ両方ともキビシイなあ」という印象でしたが、その2名はレースで奮闘を見せてくれました。

第3戦終了時での1位と2位

(第3戦終了時での1位と2位)

村上騎手はゲートが開くと気合つけて馬を前に行かせるという、明らかに「勝ちにいく」競馬。
対する岡部騎手はビリにならないように、最後方を進んで最後に1頭でも多く追い抜ければという競馬。

その結果は村上騎手が12着。
岡部騎手が11着。
そんな結果ではあっても見どころがありました。
やっぱりジョッキー戦は面白い!

という火曜日を終えて、水曜日の夜は新宿で会議。
そのあと軽く一杯やって、次に向かうのは羽田空港です。
なんと翌朝は6時40分発の飛行機に乗るのよ。

そんなわけで前泊です。
ただし、泊まる場所は国際線ターミナルの長イス(汗)

しかしちと飲みが長すぎて、羽田空港行きの終電に間に合わず。仕方がないから蒲田駅から羽田空港まで歩くか……。
まあ、1時間半もあれば着くじゃろ。

でも歩いたおかげで、国際線ターミナルの5階で深く眠って5時に起床。
睡眠時間は3時間でもスッキリ~♪

空港で夜明かししたのは10人程度

(空港で夜明かししたのは10人程度)

飛行機に乗って新千歳空港に着いたら、レンタカーで門別競馬場に突撃です。
道路は続くよどこまでも~

門別競馬場に着いてパソコンを開くと、東京ダービーの入場券が当選しましたというメールが来ているではないですか。
ワーイワーイ。

でもオヨヨ、事前申込者は全員当選で、当日も上限1万5千人まで入場可能だって。
なーんだ、当たって喜ぶほどのことじゃなかったのね。
でも東京ダービーを現地観戦できるのだから、ありがたいと思わねば。

◎3.リコーヴィクター
○11.ナッジ
▲12.イルヴェント
△8.レディオスター
△2.タツノエクスプレス
△9.カイル
△4.ライアン

グリーンチャンネルの「アタック!地方競馬!」で、ダービーシリーズの優勝馬を予想する企画がありまして、
東京ダービーはリコーヴィクターにしたので初志貫徹。
大井移籍後は善戦止まりでも、休み明け3戦目で羽田盃より距離が延びるのはプラスだと思うのよね。

そもそも羽田盃が超絶な前崩れ。あれで3着に粘ったシャルフジンはよく頑張ったと思います。
でも今回はさらに競られそうなのでノーマーク。

だから基本的に狙うのは差し&追い込みタイプ。
なかでも羽田盃で届かなかったけれど最後にいい脚を見せたナッジに期待します。
イルヴェントも立ち回り次第でチャンスがありそう。
牝馬のレディオスターも差しに回ればチャンスがあるとみて押さえます。

ただ、買うのは絶対に「ボックス」。
2015年に3連複1頭軸相手6頭の「右側」だけで決まって7万馬券を逃した悶絶の記憶を持っていますので……


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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