
先々週の木曜日、6月2日に門別競馬場に行ったのには理由がありました。
それは落語家の快楽亭ブラック師匠が「北海道スプリントカップを見に行きたいよぉ~」と3月頃に言っていたから。
ブラック師匠は、かつて患った大動脈解離のメンテナンスをするために3月に検査入院をして4月に手術。
そのため、名古屋大賞典も黒船賞も行けなくなってしまったのです。
その怨念を晴らすために行く北海道。
そのリクエストにお応えして新千歳空港行きの激安航空券(約5千円)を手配したのはいいけれど、
門別競馬場行きの無料送迎バスが復活していないことに気がついた!
ブラック師匠は運転免許ナシ。ということは……
あたしが送迎しないとダメじゃんよ!
そんなわけで、6月3日の会議を1日に変えてもらい、会議終了後は羽田空港で夜明かしして飛行機に乗ったのでした。
新千歳空港で師匠と合流して、競馬場に行く前に昼食として立ち寄ったのは、
SPAT4プレミアムポイントツアーでおなじみの「いずみ食堂」(私が入るのは3年ぶり)。
この店ならではの極太麺に満足していただきました。
(ごぼう天ぷらそば)
ハラを満たしたところで競馬場に突撃!
着いたら3レースが始まるところ。
今日は当てやすそうなレースが多いから、単勝派の師匠向きといえるかな。
その状況を味方につけて、師匠はしっかりと当てている模様。
私も参加するレースを絞って3連勝。しかししまった。
下河辺牧場さんの宴会に呼ばれていたのに、第8レースを勝った下河辺さんの単勝を買うのを忘れてた!
でも宴会で盛り上がっていたおかげで、3連単が20万馬券になった第10レースをスルーできました。ラッキー。
さあ、ではいよいよメインレースの北海道スプリントカップのパドックにゴー!
雰囲気がよさげに見えたのは、8歳馬のスマートダンディーと、北海道のスティールペガサス。
大井のハートプレイスは今野忠成騎手がわざわざ来ているけれど、ここに入るとちと厳しいかな……
(北海道スプリントカップ)
という見立てで馬連複と3連単で勝負!
しかしスマートダンディーは猛烈に差を詰めるもクビ差届かず2着。
馬連複だけの的中でマイナスでした。
でもトータルではプラス決算でめでたしめでたし。
さ、では千歳のお宿に行きましょう。
ところで千歳市では「ちとせ割」という観光客の誘致企画をしておりまして、
それがなかなかの内容なんですよ。
1泊につき7千円以上のプランに対し、宿泊料に対して5,000円が割引されて、
さらに千歳市内の飲食店で使える2千円分のクーポンがもらえるのです。
泊まったお宿は1泊朝食つき7,900円で、割引総額が7千円。
フロントでの会計時にブラック師匠がメチャメチャ感動しておりました。
激安旅行を案内する「浅野トラベル」の真骨頂!
さらに翌日の朝食は900円相当だから、実質的には無料。
そんなわけで私は調子に乗って、千歳市内で3泊もしてしまいました。
(クーポン券)
翌日の金曜日は午前中にちょっとだけ観光。
向かった先は、吉田牧場のなかにあるテンポイントのお墓です。
その周りにあるお墓や記念碑も見て回って散策。
すると、フジヤマケンザンの記念碑のとなりに新しい墓標ができている!
おおお、アブクマポーロではないですか。
アブクマポーロのレースは何回も見に行ったなあ。
(新しい墓標)
※6/13現在、一般見学公開はされておりません
師匠はテンポイントのお墓に『見てくれ、この脚』の杉本清アナウンサーの実況を思い出していたそうで(世代の違い)、
とてもいい寄り道になりました。
昼過ぎに師匠を空港に送り、私は大量にある宿題を片付けるため、千歳市内に戻ります。
前日とは違うお宿にチェックインするまでの間に利用しようと思っていたマクドナルドが閉店していたのが誤算……
そうなんです。千歳市が「ちとせ割」を導入したのも昨今の情勢が理由。
外国人観光客がゼロに近い状況で、さらに競馬関係者も観光客も激減しました。
それを実感したのがいわゆる繁華街。歩いてみるとゴーストタウンの手前という感じでした。
夕食をとろうと午後5時開店とガイドに書かれていた店に行くと、5時半なのにチェックした3軒が全て非営業。
もはやヤル気がないのかも。仕方がないから「Aiba千歳」に行きますか……
(Aiba千歳)
すると、場内にはこんなチラシが。
(大募集)
活気のない街がある一方で、人手不足に悩む場所があるアンバランス。
テレワークができる人なら千歳市に部屋を借りて、早朝のアルバイトで運動不足を解消してから仕事できますよ!
じつは私もそれができる人(汗)。今後の人生設計を含めて考えてみますかね……
でも現在の私は「自由なシフト制」じゃないと動けないのよ。今週も関東オークスの翌日は飛行機です。
なので、火曜日の川崎スパーキングスプリントはテレ投票。
◎3.コパノフィーリング
○4.キモンルビー
▲7.ファントムバレット
△11.マッドシェリー
私の記憶では、ドクター・コパさんの持ち馬が最初にビッグタイトルを獲ったのは、2009年の道営記念(コパノカチドキ)。
その4日後にラブミーチャンが兵庫ジュニアグランプリを勝ちました。
その後はたくさんの活躍馬が登場。その多くはダートで出世しています。
いま思えば、持ち馬の方向性を徐々にダート短距離に寄せたのが良かったのではないかしら?
このレースではコパさんの2頭と、川崎で崩れていないファントムバレット、さらに51kgのマッドシェリーに絞ります。
水曜日は関東オークス。
なんといっても注目は「すぱっと!POG!」で6人しか指名していないスピーディキック!
◎1.スピーディキック
○3.リッキーマジック
▲11.ドライゼ
△2.トキノゴールド
△7.グランブリッジ
△10.ラブパイロー
地方所属馬は過去10年で1勝だけでも、2着と3着にはわりと入っているデータ。
スピーディキックは東京プリンセス賞での内容を見ると距離延長が微妙っぽく映りますが、
コーナー6回ならなんとかなるとみて中心に取ります。
相手筆頭には、これまたコパさんファミリーが送り出すリッキーマジックを指名。
ドライゼは前走から中16日という点が気になりますが、素質に期待して単穴に据えます。
トキノゴールドとグランブリッジは、早め発進からのまくり脚に期待。
というか、今年は逃げ先行タイプがラブパイローしかいないじゃないのよ。
ということに気付いたので、ラブパイローを最後に加えて、さらに単勝も買う方針で臨みます!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。