
今年の6月は激動のスケジュールになりまして、体感的には過去2年の2倍以上という感じ。
いわゆる“新コロ”が流行りだした2年前は4月と5月に電車に乗らず、久々に駅に行ったのが東海ダービーの取材。
昨年の東海ダービーも無観客で、新幹線も「大丈夫か?」と心配になるくらいに人が乗っていませんでした。
しかし今年の東海ダービーに向かう新幹線は、半分くらいの乗車率。
これでも3年前に比べると余裕ある空間でしたね。
今回のキップは前日に「日帰りパック」を買ったのですが、利用する新幹線が選び放題でした。
そんなわけで予約したのは、名古屋駅の横にある名鉄バスセンターを11時20分に出る無料バスに間に合う新幹線。
(乗車率は半分くらい)
しかし余裕のよっちゃんな気分で名鉄バスセンターに行くと、アレレ、無料バスの乗り場がよくわからん!
名鉄バスセンターには何回か行ったことがあるので大丈夫だろうと、下調べをしないで向かったのが悪いクセ。
待合室がある3階には表示の類が見当たらない……
たしか無料バスの乗り場は21番。
3階にはそんなデカい数字の乗り場がないのよね。
しばらくウロツクと、名鉄バスセンターには4階にも乗り場があることに気が付いた!
さっそく階段を昇ってみると、オヨヨ、21番乗り場ってどこ?
ぐるっと乗り場を歩いてみると、観光バスが1台、停まっている……
道路を横断して近づいてみると、それが目指す無料バスでした。
名古屋競馬のホームページにはちゃんと「4階21番乗り場」と書いてあるのにね(汗)。
そういうロスがあったおかげで、バスに乗ったのは発車5分前。
窓側の席はすでになかったので、いちばん後ろの5人掛けの真ん中に陣取りました。
ざっと見たところ、乗っているのは30人くらい。
(無料バス)
バスは名鉄バスセンターを出ると、名古屋高速、名古屋第二環状道路、伊勢湾岸道と、3つの料金所を通過して進みます。
渋滞もなく走りましたが、所要時間は40分。やはり弥富は遠いのね……
そして東海ダービーの取材が終わり、無料バスに乗ろうと出口に急ぐと、そこに見えたのは駐車場から出ようとする無料バス!
ガガーン。乗り遅れた……
私は7年くらい前、弥富トレセンに「弥富市のコミュニティバス」で行ったことがありますが、それは1日に3本程度で昼間だけ。
そういう状況を自家用車組が救済してくれました。
クルマで来ていたのは岐阜市の谷口カメラマンと名古屋市の坂田博昭アナウンサー、今回は坂田さんに助けてもらうことにしました。
しかし名古屋競馬場の前の道路は、大通りの帰宅ラッシュに阻まれて大渋滞。
乗れなかった無料バスもハマっていたので、追いかけて扉をコンコンしてお願いしたら乗せてくれたかも?
(東海ダービーデーの名古屋競馬場)
この猛烈な渋滞は、平日だと常にこんな感じだそうで、谷口さんも坂田さんも「急いでも意味がない」とのんびりムード。
名古屋競馬場から出る道が一方向の1本しかない点は、これから改善してほしいところですね
(ちなみに馬運車などは、2コーナーあたりにある出口を使用します)。
そんなわけで「さあてよっこらしょ」という感じで出発したのですが、結局その渋滞をクリアするのに数十分。
坂田さんには「あおなみ線」の中島駅まで送ってもらい、そこから電車に乗って、
おとなりの「名古屋競馬場前」改め「港北」駅に向かいます。
目的地は駅前にある某居酒屋。
店に入ると、名古屋在住の競馬仲間がちょうど到着したところでした。
ここまでの所要時間はざっと1時間20分。
ちなみに名古屋駅行きの無料バスは満員で、乗れなかった人が旧名古屋競馬場(サンアール名古屋)行きに回ってきたとのこと。
新競馬場からその日のうちに江戸に戻る場合は、なるべく遅い新幹線を予約するか自由席をおすすめします。
私の指定券は21時頃。
ちなみに乗り遅れた場合は買い直しになるルールです。
渋滞のおかげで居酒屋での制限タイムはわずか1時間10分。
なので、最初から焼鳥を大量注文じゃ~!
(打ち上げ)
そんな出張続きの6月は、しめくくりが金沢競馬場。
昨年と同じく、優駿スプリントは金沢市内で観戦して、
水曜日は小松空港から羽田空港に飛んで、自宅に帰る途中にある大井競馬場に立ち寄ります。
昨年はクリンチャー(3着)の単勝とノンコノユメ(2着)の複勝を持っていたのに、
10万円オーバーの3連複を持っていなかったという馬券的にヒドイ結果。
今年はそんなことがないように……と思ったら、帝王賞がまさかの9頭立て!?
その前に火曜日の優駿スプリント。
過去5年とも3連複が70倍以上になっているのだから、今年もホームラン狙いでいいでしょう!
◎14.スタースタイル
○15.スティールルージュ
▲16.プライルード
△13.フィリオデルソル
△10.エスポワールガイ
△4.ポッドヘイロー
△1.ヒストリックノヴァ
スタースタイルを管理する井上弘之調教師は、初勝利が2000年の東京王冠賞。
しかし重賞タイトルはその1個だけなのです。
それから22年の時を経て、ついに巡ってきた重賞2勝目のチャンス。
そういう理由でスタースタイルを応援します……が、馬券的にはいつものとおりボックスです。
でも単勝の応援馬券は買っておこうかな。
続いて水曜日は「夜の帝王賞」。
ボンネビルレコードが誘導馬を引退するそうで、
かつて所属していた堀井雅広厩舎の担当厩務員さんが大井競馬場でその姿を見に来るそうです。
◎2.オメガパフューム
○8.テーオーケインズ
▲3.ノンコノユメ
△6.チュウワウィザード
オメガパフュームさんは昨年がどこ走ってるのかわからん感じで5着でしたが、今年はそんなことはないはず!
2番手には昨年の覇者であるテーオーケインズを据えて、3番手には昨年の2着馬、ノンコノユメをセット。
日曜日のJRA、宝塚記念は3着が牝馬で、これで10年連続「キ○タ○がない馬」が3着以内に入る結果になりました。
気温も湿度も高いこの時期は、それが意外と重要だったりするんですよ!
というわけで、暑い時期はイマイチのクリンチャーはヌケ。
チュウワウィザードはキレる脚を使える距離が短い感じがするので押さえまでにします。
夢馬券はノンコ→オメガorテーオーの3連単!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。