
6月は通常業務に加えて出張が4回もあって、7月の青森出張を含めて疲労がメッチャ溜まっていたようで、
7月6日(水)の川崎競馬に行くのはとてもムリという状況。
7月10日は諸先輩方との約束があったもので、滋養強壮のため「タッカンマリ」(鶏をまるごと鍋で煮る韓国料理)の店にお連れしました。
(タッカンマリ)
私の疲労解消法は「日々の暮らしの中でテンションを上げる」という、プロレスラーにおける「ケガは試合に出ながら治す」というスタイル。
でもそれが通用するのは若いときだけなのね(泣)。
サラブレッドも2歳頃までは「負荷をかけて成長を促す」
という方法が理にかなっている部分があるのですが、古馬の場合は休養がいちばん。
今の私の第一希望は“リゾートホテルでワーケーション”でございます……
(羽田空港でワーケーション)
それでもスケジュールは天から降ってくるもので、ジャパンダートダービーの日もおでかけ。
じつは私のイトコから「バアさんの通帳がタンスから出てきたんよ。だから相続のための書類を用意しろや~」
と連絡があったので、そのために本籍地の役所に行ったのです。
バアさんの娘である私の母は30年くらい前に他界しているので、そこをすっ飛ばして孫に相続の権利があるんですよ、
という証明書類が必要らしいのです。
そんなもん、戸籍謄本があれば事実関係が分かるんだから簡単じゃろ、と考えていました。
しかし最近になってイトコから「除籍謄本を取ってチョーダイ」と連絡が。
除籍謄本?
そんな単語、初めて聞いたわ!!!
さっそくヤホーで調べてみると、相続対象者が戸籍から不在になっていることを証明するのが「除籍謄本」なのだそうな。
こんなもん、代用できる公的書類がたくさんあるやんけ!と思うのですが、
行政は「世の中には悪意を持った人がいる」という前提で仕組みを作らないとダメだから、これもしょうがないのよね。
相続の額が数億円とかだと、知らん誰かが勝手に相続手続きをする可能性だってありそうだし。
だからメンドクサイのよ。
除籍謄本を取得できるのは該当者の本籍地なのだそうで、私の場合は母の本籍地を見つける必要があるのです。
というわけで大井競馬場に行く前に、現在の住所とは違う役所に行って戸籍謄本を発行(450円)。
するとおお、母の名前はあるけれど、母の本籍地が載っていない!
(ファミリーヒストリー)
ここでようやく、戸籍の仕組みを理解しました。戸籍って作られるものなのね。
父は母との死別後に再婚したので、父の本籍地は千葉県。
ということで、そこで父の戸籍謄本を取らないと母の本籍地がわからない、ということになりました(悲)。
その答えが出たのが、役所に到着してから1時間後。
春から蓄積された疲労の上に、慣れない行政のシステムを理解したことで脳みそがダメージを食らったようで、
品川駅に着いたところで大井競馬場に突撃することを断念。
帰りの電車で運よく座れたので速攻で気絶して、気がついたら降りる駅の手前でした。
改めて考えると「オレがオレであること」を知らない人に証明するのって、けっこう難しいことなのね。
しかし「相続を放棄します」となると、放棄する書類を作らなければならない模様。
どっちにしてもメンドクサイので、“相続というイベントを楽しむ”ことにしました。
というわけでジャパンダートダービーはMXテレビで観戦(ハズレ)。
あの雨で一発を狙う騎乗をするのは難しかったかもですね。
でも行かなかったおかげで体力は回復。そして金曜日は園田競馬場に突撃!
しかし大阪は湿度が高くて汗だくだく。
キモチワルかったから園田競馬場でTシャツを買ってお着替えしましたよ。
(2千円の新商品です)
でもお宿は24平方メートルの超快適な高級ホテル。そのお値段は、往復の飛行機代を含めて2万3千円ですよマジですか。
観光客が激減している影響からの値崩れは、まだまだ続いている模様。
これだけ厳しい状況が続くと、来年以降の反動が怖いなあ。
今のうちに高級なお宿をたくさん利用しておこうかな(汗)。
(高級ホテル)
しかしですよ。土曜日の夜に道頓堀へ行ったら大賑わい。
さらに午前3時すぎに道頓堀川の北側を歩いたら歩行者のノーマスク率が9割以上で、大声を出して暴れている人を2回も見た……
そのあと戎橋でグリコの写真を撮ろうと思ったら、橋の上で座り込んでいる兄ちゃんが40人以上もいるからやむなく断念。
こういう風景を目の当たりにすると、世の中をさまざまな角度から感じられるから勉強になりますね(?)。
(昼間の道頓堀は平和でした)
そんなエリアから無事に戻りまして、水曜日は埼玉県浦和競馬場でプラチナカップ。
気温は高くても、いきなり激しい雨が降ることもあるので注意が必要です。
一昨年の8月はそれで途中で打ち切りになった日がありましたねえ。
◎6.ティーズダンク
○7.ワールドリング
▲9.ベストマッチョ
△4.リネンファッション
△5.アマネラクーン
△2.ワイドファラオ
10頭立てで6頭にシルシを付けるのはちょっとどうよと思うのですが、上位人気になるであろうアマネラクーンを押さえにするからいいでしょ?
そりゃアマネラクーンは浦和で16戦15連対。
2走前の圧勝も現地で見ました。でも今回の相手だと自分のペースで走れないような気がするのですよ。
前半が速くなりそうなメンバー構成を含めて、ティーズダンクのまくりが決まる可能性が高いと判断。
ワールドリングは距離がカギでも展開的に恵まれるとみて対抗に推します。
一昨年の覇者であるベストマッチョを3番手に指名。
リネンファッションはJBC以降が今ひとつですが、メンタルの問題だと思うんですよね。
移籍して気持ちが戻るようなら、一変があってもと思います。
というわけで3連単は6→7、9→2,4,5,7,9の8点!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。