
7月18日に公開された「南関道中」で、相続のために役所に戸籍謄本を取りに行ったことを書きました。
私が必要としているのは母親の「除籍謄本」で、それは母の本籍地でないと発行できないもの。
しかし、まったくボケていない私の父に聞いても「本籍って言われても、どこなのか知らんわ~」とのこと。
でもフツーに生活をしていく上で本籍なんか意識しないし、しょうがないかなあ。
自分だって2つ前の本籍地がどこだったか知らないし。
というわけで、再びルーツを探す旅に出たのです。
次なる目的地は千葉県の某市役所。
どうやら父は、母との死別後に再婚したときに、本籍を移していた模様。
私が住んだことがない場所にある市役所は、駅から徒歩20分。
この猛暑のなか、歩いていくのはかなりの難行になる予感がしました。
でも私は行かねばならぬのです。というのも、母の本籍地は福岡市内だろうと推理していたから。
じつは私が誕生したのは福岡県福岡市。
生後数か月で東京都に引っ越したため、当時の記憶はまったくないのですが(当たり前)、厳密に言うと出身地は「福岡県」なのです。
(いちおう出身県)
ただし、これまで福岡県生まれと名乗ったことはなくて、基本的には小学校から高校までを過ごした千葉県と答えています。
そこに舞い込んできたのが、先週の「南関道中」で記した佐賀競馬場への出張。
ならば佐賀に行って博多に泊まって、翌日に区役所に寄って除籍謄本を出してもらえばOK牧場でバッチグーじゃないですか!
だから気温が37度でも私は行かねばならんのよ(注:タクシーという選択肢があったことに、いま気がつきました)。
駅から頑張って歩いて市役所に着いたら、そこはでっかい扇風機が頑張っている“清貧”な役所でした。
これじゃあ汗が乾かないよ……
そして待つこと30分。父の今の戸籍謄本と前の戸籍謄本が出てきました。
そこに書かれていたのは……、今の本籍はこの自治体ではなかったというビックリな事実。
さらに本籍地を変えとったんかい!
続いて、父の2つ前の本籍地が福岡県じゃなかったという事実も発覚……
そして3つ目のビックリは、お会計が1,500円だったこと。この間は450円だったのに!
ということはつまり、佐賀競馬場の帰りに福岡市の区役所に寄る必要はないのね。
それがわかったのが、汗だくになって千葉県に行った収穫事項となりました。
その2日後は佐賀競馬場で汗をかき、その週末はお引越しでまた大発汗。
(引っ越しスタッフと水分塩分を補給)
じつはワタクシ、埼玉県内で公団住宅を借りておりまして、そこを仕事場として使用していました。
しかし、8月と9月に使用する回数がほぼゼロになることが判明。
それもあって退居することにしたのです。
今年の目標だった「ベルーナドームでアルバイト」が実現できていれば、維持する理由になったのですが……。
(アルバイトしたい)
その引っ越しは業者さんには頼まずに、友人2名の助けを借りてのセルフサービス。
トラックはレンタカーです。
目論見どおり、大きい荷物は一発で搬出完了。
その後、細かい荷物を片付けてお掃除をして、無事に賃貸借契約期間内で撤収ができました。
(お掃除完了)
という引っ越し作業を終えたところで、毎年恒例のお盆の繁忙期が到来したので脳みそがヘロヘロ。
今週は盛岡競馬場まで各駅停車11時間の旅をするつもりでしたが、ちょっとヤバいかなという予感がしたので新幹線に変更しました。
そんなあんばいで過ぎていく今年の夏。
ひょっとするとオヨヨ、7月に続いて8月も南関東の競馬場に行けないかも?
今週水曜日の黒潮盃も予定が入っているので現地観戦はペケ。
でもレースはリアルタイムで見られると思います。
◎3.ローグネイション
○8.クライオジェニック
▲1.ナッジ
△11.コスモファルネーゼ
△2.ライアン
△10.エスポワールガイ
うーむ、こんなに距離延長組が多い黒潮盃はイマイチ記憶にない……
これはおそらく、羽田盃、東京ダービーで上位に入った馬の多くが、賞金が高い9月15日の戸塚記念を目指すからじゃないかしら?
加えて南関東の賞金配分って、重賞だとイマイチになるんですよね。
現在は、一般戦だと1着が100とすると、2着以降は40→25→15→10%という傾斜。
でも重賞では2着以降が35→20→10→5になるのです。
となると、重賞より自己条件のほうが……となるケースも多いわけで。
そんななか、園田競馬場から遠征してくるローグネイションは脈があると思うんですよ。
母のミスミランダーは2016年の関東オークスで2着に入り、黒潮盃を勝利した船橋所属の活躍馬。
その初仔となるローグネイションも、走法的に長い直線が合う感じがします。
でも馬券はやっぱりボックスのほうがよさげかな。
しかし兵庫からの遠征馬は応援したいなあ。
ということで3連複のボックスと、1頭軸からの3連複で相手5頭にする方針の予定です!
ところで暑さにも負けず相続のための書類を集めている私ですが、イトコからそれに関する連絡が来ました。
「計算したら、おめえの配分は○万円になったからヨロシク」
……それって、私が買う予定のノートパソコンにも届かん数字やん(驚)。
でも、ここまできてやめる選択肢はないのです。
9月の大阪出張のときに、母の本籍地と思われる役所に突撃して、この戦いに決着をつけたるど!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。