
ええ年こいて、大阪は道頓堀川にかかる戎橋の近くにあるマクドナルドで夜明かしする荒行を経て福岡県に行き、
サイタマに帰って中1日の月曜日に、羽田発新千歳空港行き日本航空の最終便に搭乗。
すると、「貨物室の扉に不具合が発生したので、修理してから出発します」というアナウンスがありました。
貨物室の扉は私の席のほぼ真下。ゴリっという音が聞こえた気がしたけど……
そんなわけで出発が25分遅れ、到着も25分遅れで22時40分頃に着陸。
さて、では千歳駅の近くにあるお宿に行きますかね~
と、チンタラ歩いて制限エリアの外に出たら、新千歳空港発の最終電車(22時53分の札幌行き)まであと5分。
まじすか、それは早すぎでない?(北海道弁)
修理にもうちょっと手間取っていたら、終電が終わっていたのね。デンジャー。
という危機をクリアして、その翌日はノーザンホースパークにレッツゴー。
今回は「第10回・内国産乗用馬セール」の鑑定人(値段を決める進行役)として呼ばれたのでした。
(乗用馬セールの会場)
デビュー前のサラブレッドのセリ市は何回も担当したことがあるけれど、乗馬用のウマは初めて。
完全にアウェーだなあ。
ただ、同じクルマに乗っていた明治大学の馬術部で監督をしていた長田稔さんが気さくなかたで、
全員と初対面のわりにはなじむことができました。
と思ったら、知っている人がいた!その人は、川崎の佐藤博紀調教師。
お互いに「何してんですか」の応酬で、私はカクカクシカジカ、
佐藤さんはセリ市に協賛していて……とのこと(佐藤厩舎の横断幕もありました)。
(展示会場)
朝10時から始まった展示&試乗で全体の雰囲気を確認できたので、セリの2日前に北海道入りしたのは正解。
その夜は夕食に誘われたので行ってみたら、参加者全員が馬術部出身で、完全に体育会系のノリでした(汗)。
(東京ダービー馬ラッキープリンスの弟)
ところで私ですが、展示終了後から夕食の間が激動の時間でした。
というのも、8月31日のセリ市場が終了したら、そのまま韓国に行くつもりでした。
8月31日時点では、
☆出発48時間以内のPCR検査で陰性
☆出発24時間以内の定性抗原検査で陰性
このどちらかの証明書があれば、8月中なら韓国ビザが不要。
それを受けて、私の予定は以下のとおりでした。
☆8月30日に新千歳空港でPCR検査を受けて陰性証明を獲得
☆8月31日の17時頃の飛行機で成田空港に飛ぶ→21時10分発のエチオピア航空でソウル仁川空港に23時50分着。
しかしですよ。ここには課題がありました。
問題1:新千歳空港のPCR検査は、結果発表まで24時間以上かかる
問題2:仁川空港に23時50分に着いて、ダッシュで入国検査に行って24時を過ぎていたら、
9月1日扱いで「アンタはノービザだから強制送還」になるかも?
じつは、新千歳空港を14時に出る仁川空港行きもあるのですが、9時開始のセリ市場の所要時間がまったく読めない……
セリが11時半くらいに終わったら、空港で韓国行きの当日券(33,000円)を買うという手もあるから、
それに備えて30日のうちに抗原検査を受けておくか。
などと空港内で悩んでいたら、9月1日に新コロ陽性の人の代わりに仕事してくれという連絡が!
(スープカレーでひと休み)
そういう案件が来た場合、私には断るという選択肢がありません。
となると出発は9月2日。となると、ビザがないから出国できない……。
というわけで、韓国行きを取りやめる方向で調整しました。
そもそも、8月18日に朝からビザを取るために韓国領事館の訪問予約を取ろうとパソコンの前で頑張ったのに、
まったくつながらなくてダメだった経緯もありました。
それを筆頭に、今回はうまくいかないことが多すぎ。
だから「これは神様が行ったらダメだ」と言っているんだな、と思ったり。
そしたらその2時間後。9月1日以降もビザなしで韓国に入国できると発表が!
そんな重要なこと、8月30日の夜に決めるなよ~~~
行くのをやめたと関係各所に言ったけれど、やっぱり行こう。
8月31日は羽田空港に飛んで、そこでPCR検査を受けてから帰宅して、陰性確認をしてから9月2日に出発じゃ~!
(大井上空を通過)
エチオピア航空の航空券はポイッチョだけど(総額18,020円)、
成田空港の利用料と出国税とサーチャージ(合計5,950円)は返してもらおう。
と思ったら、エチオピア航空のホームページでは航空券のキャンセルができない!
今回は不毛な作業や悩みが多すぎる……(泣)。
するとですよ。
8月31日の昼に、9月3日から韓国入国前の新コロ陰性証明が不要になると発表が!
そんな間際に決めるなよ~~~
それなら9月3日に出発するほうがいいよなあ。
というわけで、羽田空港で予約したPCR検査を受けずに帰宅。
でも一応、前日に埼玉県民が無料で受けられる抗原検査は受けましょう。
これは30分で結果が出るので、セーフを確認してから有楽町での飲み会でフィーバーして、そのまま羽田空港のベンチで夜明かし。
翌朝は無事に目覚めて、ドラえもんの誕生日である9月3日、8時25分発の飛行機で韓国に出発したのでした。
(よかったです)
いやしかし、考えてみれば結果オーライだったのかも。
もし、セリの仕事がなければ8月31日の昼の飛行機で韓国入りしていたはず。
その場合は出国前の陰性証明(3,600円)と、到着後の陰性証明(8,000円)が必要。
さらに韓国から帰宅した2日後に岡山に行くハードスケジュール。
それが9月3日の出発にしたことで、陰性証明の取得が不要(韓国出国前には検査をする必要があります)。
さらに帰りを関西空港着にすれば、そのまま岡山に行ける!
というわけで、さんざん悩んだ割には「なるようになる」で流されたのがベストプランになりました。
人間万事塞翁が馬やね~
というわけで現在地は関西空港。
ここで水曜日と木曜日の重賞のシルシを打ちます。
水曜日は2,400mの東京記念!
◎12.ランリョウオー
○2.ブラヴール
▲15.マンガン
△7.セイカメテオポリス
△4.フレッチャビアンカ
△8.ドスハーツ
△5.エメリミット
これは高配当の可能性が高いでしょ!
前に行けるタイプを優先して、昨年の優勝馬フレッチャビアンカ(予想時は騎手未定※)、
2着馬のエメリミットも追加して、毎度おなじみ3連複7頭ボックス35点!
※事務局注記:今野忠成騎手
続いて木曜日は1,200mのアフター5スター賞!
◎7.ワールドリング
○6.プライルード
▲3.ギシギシ
△5.キモンルビー
△10.オリジネイター
人気を集めるのはギシギシでしょうが、JBCスプリントに向けて余裕を残している可能性がありそう。
中心には昨年の優勝馬ワールドリングを指名します。
その見立てがハマれば高配当♪
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。