コラム”

「園田で連闘」
2022年9月13日

土曜日に着いて月曜日に帰るという今回の韓国遠征。
帰りは台風の影響もなく9月5日(月)に関西空港に到着し、
入国前の“水際検査”をクリアして、降機から15分くらいで制限エリアから脱出。
その翌日は岡山県に行きまして、相続に必要な“除籍謄本”をゲットしてきました!

これで一連の相続に関する書類集めが完了。
時間とお金はかかったけれど、こういう機会があると親戚にも会えるしよかったよかったということで締めましょう。

岡山のラーメンは醤油が強め

(岡山のラーメンは醤油が強め)

その翌日の水曜日は園田競馬場でゴールデンジョッキーカップ!
私は木曜日に取材する用事があるのですが、たまには100%、客で園田に行ってみるべ。
という気分で園田競馬場に13時半頃に到着。
馬券の結果は第1戦=ハズレ、第2戦=購入せず、第3戦=的中
となりました。

岩田康誠騎手は自分の服で戸崎圭太騎手は貸し服

(岩田康誠騎手は自分の服で戸崎圭太騎手は貸し服)

第2戦の馬券を買わなかったのは、上位人気の3頭が強力で、ヒネリようがなかったから。
3年ぶりのゴールデンジョッキーカップは、
通算2,000勝以上の騎手で、兵庫県競馬組合が選んで招待状を送っているイベント。
JRAが3名、地方競馬が9名で行われます。

つまり出場する全員が「うまい騎手」。
前崩れになったりペースに極端な強弱がついたりしないことに、今さら気がつきました(汗)。

というわけで、第1戦は4→2→1番人気、第2戦は2→3→1番人気の順で決まって、
最終戦だけちょっと荒れて2→6→4番人気でした(3連複が67.8倍で私の収支はプラス)。

このレースは出走馬が川崎ジョッキーズカップや高知の一発逆転ファイナルレースみたいな顔ぶれだと面白くなると思うのよね。
もしかしたら、兵庫はクラス編成が独特の方式なので“選抜馬”で実施するのは難しいのかも。

そんななか、個人的に「巧い」と唸らされたのが高知の赤岡修次騎手。
第1戦が6着、第2戦が2着ということで、最終戦は少しでも上の着順を取れば……

という状況で12番人気馬に騎乗して、中団を無理なく追走して最後まで脚を温存させて5着に流れ込み!
いや、これはマジで巧い騎乗でした。
そのおかげで赤岡騎手は3位に入賞。賞金をゲットして高知に帰っていきました。

表彰式

(表彰式)

優勝したのは4→7→1着だった森泰斗騎手。
ゴールデンジョッキーカップは水曜日に行われることが多く、重賞との兼ね合いで参加できなかったそうですが、
今年は東京記念にお手馬といえる存在がなかったことで参戦を表明。
そして「来てよかった」といえる成績をおさめました。
持ってるわ~。

園田競馬を堪能したあとは甲子園球場にレッツゴー。
兵庫県在住の後輩と阪神対ヤクルトを観戦して、ヤクルトの完敗を見届けて大阪のお宿でグウグウ。

2年ぶりの甲子園

(2年ぶりの甲子園)

続く木曜日は午前中に仕事を終わらせてから園田競馬場に行って、
ヤングジョッキーズシリーズを観戦してメインレースを取材します。

ヤングジョッキーズシリーズは見るだけなので、第1戦はキッチリとパドック診断をして3連複109倍をゲット!
続く第2戦もミッチリとパドック診断をして3連複155.3倍をゲット!
いやあ、同じ騎手戦でもヤングには違った面白さがありますわ(喜)。

第1戦は9番人気の濱尚美騎手が3着

(第1戦は9番人気の濱尚美騎手が3着)

その第2戦。
ゴール前の一般席に座ってレースを見ていたら、
馬群が最後の直線に入ったところで斜め後ろから「カイト!カイト!」と野太い声の絶叫が聞こえてきました。

振り返るとオジサンで、おそらく川端海翼騎手のお父さんではないかしら。
川端騎手はここまでJRAでも地方競馬でも未勝利。
これがやっとの通算初勝利で、レース後の川端騎手はどうやって喜んだらいいのかよくわからない、みたいな感じになっていました。

川端騎手

(川端騎手)

となると、買っておいた川端騎手の単勝馬券はすぐに払い戻せませんな。
大井競馬場のコピーサービスを利用してからにしようっと(12.4倍)。

という流れで大幅なプラスを計上しましたが、取材するレースはハズレ。
その後は最終レース後まで取材して、大阪駅前で食事して電車に乗ったら、終点で駅員さんに叩き起こされました……。

さすがに韓国から岡山県と兵庫県を巡った今回の行程は、オッサンには厳しいものだった模様。
その影響が残っていたのか、日曜日に3回目のワクチンを注入したらグッタリ……。

ただ、接種から24時間が過ぎたところで熱が下がってきたので、
木曜日の戸塚記念はスパッと予想できる状況になっていると思います。
今年もここから盛岡のダービーグランプリに行く馬が多く出そうですね。

◎7.グッドボーイ
○12.デルマアズラエル
▲6.スピーディキック
☆13.ライアン
△4.カイル
△10.ロマンスグレー
△14.ティーズハクア

うーむ、なかなか悩ましいメンバー構成で、シルシがまとまるのに1時間くらいかかってしまいましたよ。
その結論は、重賞実績がある牝馬3頭と、
羽田盃と東京ダービーで上位に入った馬は3連単の1列目に置きたくないなあ、ということ。

その見立てをもとに順番を決めました。
期待するのはトライアル戦を制したグッドボーイ。
庄司大輔騎手は上山競馬場から船橋に来た人で、
騎乗数は少なくても勝率は毎年10%くらいある、個人的にけっこう好感度が高い騎手でもあります。

デルマアズラエルは南関クラシックに不出走でしたが、遅れてきた大物系と考えて対抗に。
スピーディキックはロジータ記念が目標だとは思いますが、実力的にここでも注目。
追い込みタイプのライアンにもマークしておきます。

ということで、1列目に◎、○の2頭→2列目に◎、○、▲、☆の4頭→3列目に7頭をマークする3連単30点!


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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