
今週は木曜日が盛岡でのJBC!
私は水曜日の新幹線で行き、現地で2泊して金曜日の新幹線で帰宅する予定。
岩手県は「全国旅行支援」用の資金が瞬殺レベルで終了したので定価で手配しました。
いちおう、11月1日に追加予算が配分されるそうですが、私のところまで回ってくるのかしら。
ドキドキワクワク~。
でも今回は通常料金でも仕方がないとアキラメましょう。
その代わりといってはナンですが、そのあとにたくさん支援を受ける予定です!
しかしながら、その前にも旅行支援を受けて北海道にレッツゴー。
1か月ほど前に「ここ10年ほど北海道のセリ市場からは足を遠ざけていた」と書きましたが再び解禁。
今回は10月25日(火)にノーザンホースパークで行われた「ミックスセール」と
10月26日(水)に静内の北海道市場で行われた「繁殖牝馬セール」の様子見が目的です。
その往復に利用したのが「全国旅行支援」でして、新千歳空港までの航空券と千歳市内のホテル2泊のセットが4割引。
それに1泊あたり3千円分の「ほっかいどう応援クーポン」がもらえるので、今回は実質1万2千円程度の費用で済みました。
(クーポン券)
じゃあ、その浮いた旅費で馬でも買うか……
と思ったのですが、今回はあくまでも「様子見」。
よさげで手が届く価格のお馬さんもいましたが、買ったらあとがたいへんになるので自重しました(照)。
じゃあ、もらった6千円分の金券はどうしたのかというと、千歳のイオンで靴を買い、帰りの空港でチョコレートを買って終了。
地域経済に貢献したかという点ではビミョーな感じでした。
そもそも私の旅行スタイルは、補助金をもらってもそれがムダ遣いに直結する可能性が低いんですよね。
ちと悲しい気はします。
それはともかく、火曜日のセリ市場を最後まで見届けて、イオンで靴を買ったところで疲れがドッと出てしまうことに。
その状況を立て直すために、一緒にセリ市場を見た友人とコーヒーブレイクをしてから静内に移動しました。
静内では牧場の人と1時間1本勝負で会食して、その店の閉店時間から1時間もしないうちに寝落ち……。
(ミックスセール)
その影響か、翌朝は3時半に目が覚めてしまいましたよ。
これぞジジイ化の現れ。
仕方がないからお仕事をしたら眠気が復活したので30分ほど寝て、7時に新冠温泉へと向かって調子を整えました。
(温泉の休憩所からの景色)
そして早朝から始まっている「繁殖牝馬セール」の展示を見学。
しかし場内にいたのは大半が牧場関係者でした。
繁殖牝馬セールは展示を見るという文化があまりないっぽいですね。
例外は「上がり馬」と呼ばれる現役生活を引退して間もない馬で、それに関しては下見をする人が多くいました。
ちなみに以前は繁殖牝馬セールで「上がり馬」を買って現役に復帰させる人もいましたが、最近はそういうケースは少なくなったようです。
そしてセリ市場の本番は10時半からスタート。
しかし全部で200頭くらいが上場されるので、全部を見るのはなかなかハードでございます。
そのなかには友人の馬もいましたが、声がかからず残念無念。
その一方で、オーストラリアの代理人(日本人)が高額落札を頻発していた点が、これまでと違う点だったように思います。
(繁殖牝馬セール)
さて、この2日間のセリ市場を見ての感想は、
「景気がいいですなあ。でもスキマはけっこうある」でした。
金がないヤツぁ、頭を使え!ってことですな(クレイジーキャッツ風に読んでね)。
しかし頭と精神力を使ったことで、セール終了後に頭痛が発生してしまいました。
とりあえずここから離れて深呼吸をしよう。
ということで向かったのは、同乗者の希望で門別競馬場。
なんでも「いずみ食堂の蕎麦を食べたい」そうでして。
ただ、レンタカーを返却する時間を考えると、場内にいられるのは30分程度なので、馬券を買っているヒマはない形になりました。
ちなみに「いずみ食堂」は旧・日高門別駅の近くにあるお店。
その前を通ると昨今の情勢のせいなのか、それとも観光客が減る時期だからなのか、店頭に「午後は休業」というデカい貼り紙がありました。
その分は競馬場で、ということなのかもしれませんね。
しかし重賞がないヒラ開催は、ざっと見たところ入場者数は100人前後でした……。
気温も含めて場内が寒い。
(門別競馬場)
なので蕎麦も待ち時間がほとんどゼロで購入できました。
その蕎麦の写真を撮りながら見た2歳戦「ウィナーズチャレンジ」は、
1着がYGGホースクラブのラッキーストーリー、2着がヒダカブリーダーズユニオンのインプローヴィングという堅い決着でした。
どうやら私の友人が「すぱっと!POG!」で勝った馬を指名している模様。
冬場はどこに移籍するのか、楽しみですね。
(蕎麦と2歳戦)
という実質2日間の北海道旅行は勉強になった反面、気持ちに余裕がないまま終わったという感じもありました。
こんどはお気楽な北海道旅行をしたいなあ。
希望としてはJR北海道に乗りまくりたいのですが、
これからの時期は午後5時になると真っ暗になるので鉄道旅行には向かないのよね。悩むわ~。
しかしそれでも季節は進んでいくわけで、やりたいことは早めにやっておくのが吉。
今週の「サンタアニタトロフィー」の文字を見ると長年の想いがよみがえってきます。
来年こそはアメリカに行くぞ!
◎6.スマイルウィ
○16.リンゾウチャネル
▲10.アランバローズ
△9.ゴライアス
△8.マッドルーレット
△2.ゴールドホイヤー
△7.アングライフェン
スマイルウィは2走前にゴールドホイヤーに負けて2着、前走はフィールドセンスに負けて2着。
その点を考えると勝つまではどうよという気はしますが、今回も崩れることはないと考えて中心視。
逆転候補として、不良馬場の前走でまくり脚を見せたリンゾウチャネルを指名します。
アランバローズは昨年の金沢JBCで「イレこんじゃって~」と林正人調教師が嘆いていましたが、前走の逃げ切りで復活したとみて単穴にマーク。
好走続くゴライアス、マッドルーレットも時計的に間に合うとみて押さえます。
大穴は的場文男さまが乗る10歳馬のアングライフェン。
大井競馬場は砂が全面的に入れ替えられたそう。
大ベテランの経験値がいきる可能性があるかもしれません!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。