
今年もやってきました。「大井競馬がもっとも難しくなる時期」が!
この理由は単純で「下級条件の16頭立てがメチャメチャ多くなる」からでございます。
たとえば1月23日(月)の第1レース。
勝ったのは1番人気のフォーモサルビーでしたが、出走馬16頭のうち14頭が
「前走で勝ち馬から1秒以上の差で負けているor未出走か休養明け」
正直なところ「どーやって予想しろっちゅーねん!」と、よく思います。
ちなみに上記のレースは1→11→2→15→3番人気の順で入りまして、3連単が19万馬券。
こういうレースをアドリブで予想するのはチョー危険で、
先日は大井競馬の配信番組に出演している○○さんから
「大井の前半戦って、浅野さんはどうやって予想しているんですか。私、シルシをつけることさえしんどくて……」
という相談を受けました(汗)。
そこでどう答えたかはヒミツですが、私もこの時期の大井は普段より脳の疲労度が高くなりますね。
(脳にエネルギーを)
ただ、逆に考えると前記の大井第1レース。
C3の9組で、私がつけたシルシは
◎7.フォーモサルビー=1着
○13.エックスフレア=6着
▲9.ブルーフェアリー=12着
△4.スクランブル=3着
△10.リスタート=7着
△2.カリスマイチダイ=5着
ハズレはハズレですが、メチャメチャ大ハズレというわけではないと思うんですよ(個人的な主観)。
ところで、1番人気(2.0倍)→11番人気(148.6倍)→2番人気(4.2倍)を当てた人は、どういう買いかたをしたのでしょうか。
想像できるのは
☆1番人気&2番人気馬の2頭軸マルチ→総流し
これだと84点買い。
☆1番人気馬を1着に固定して、相手を10頭ボックスにしての3連単。
これは90点買い。
わしゃ第1レースからそんな気合は入れられませぬ……
(1月23日の大井第1レースの払い戻し)
でも配当が70円じゃないのだから、当たった人がいるということ。
ちなみに3,360通りでの388番人気だったので、人気としては上のほうだったと言えなくもない(汗)。
そういう結果をみるたびに思い出すのが、もう15年くらい前に、大井競馬場で知らんおっさんに話しかけられたときのこと。
「兄ちゃんは、中央もやるのかい。俺はさあ、南関東しかやらないから中央のことなんか全然わかんねんだよ」
JRAの競馬場も場外馬券売場もない地域なら分かりますが、東京都品川区ですよ。
そんな人が世の中にいるんだ!
でももしかしたら、そういう人がこの時期にデカい馬券を獲っているのかも。
そう思う理由は、馬券をきちんと当てるためには予習が重要だと思うから。
下級条件の16頭立てをアドリブや直感で当てるのは相当に難しいことですよ。
このレースの例で言うと、2着のスピーディパインは休み明け2戦目。
スタート難でも後半は38~39秒の脚で差を詰めてくる傾向があるので、格付け初戦でもこのメンバーなら届くかも?
(1月23日の大井第1レースの結果)
そこに気付けた人が勝利したということかもしれません(総流しは別ですが)。
そしてそれに気付けるのは、普段から南関東の競馬をしっかりと見て、そして日々の予習を怠っていない人だと思うのです。
競馬場に行くとベテランのオジサマが蛍光ペンで彩られている新聞を持っていて「スゴイなあ」と思うことがありますが、
勝利をつかみ取りたいならそのくらいやらないと本当はイカンのですよ!
と自戒の気持ちを込めて書きましたが、
しかし現地に突撃する今週火曜日の高知競馬は予習ナシで行くことになるかも。
でも飛行機のなかとかで少しでも予習しておこうかな。
それができるのは、コンビニや自宅のパソコンで専門紙を買えるようになった時代だからこそ。
昔なんて、過去のレースをファンが見ることなんて、ほぼ不可能だったんですから!
(コンビニプリントで専門紙が買える)
私がお世話になった某放送局の裏方さんは
「僕は最終レースのあと、競馬場のモニターで流される今日の全レースのVTRを自分の8ミリビデオで録画して、
それで研究していましたよ」と話していました。
その時期に比べると、現在はなんて情報収集が楽チンなんでしょう(涙)。
しかし私の現状は、その恵まれた環境をいかしきれていないというところ。
さらに最近、私の友人知人から「○○(レース名)で○○万円儲かった」とか
「○○(馬券の種類)で○○○○万円ゲット」といった報告が来ていまして、その結果だって幸運だけで得たものでは決してないはず。
これは自分も見習わないと。
資金が回転しなくて入金手続きの連続になるぞ。
と思ってSPAT4プレミアムポイントにログインしたら、あらビックリ。
1月からの獲得ポイント数が、40万ポイントを超えている!
これは間違いなく、カードとキャンペーンのおかげ。
この勢いを持続すれば、ピンク色の「S2」ランクから赤の「G2」ランクが見えてくるかも?
よし、じゃあTCK女王盃をキッチリと当てて、ポイントもガッツリと獲得しますか!
◎2.ヴァレーデラルナ
○3.テリオスベル
▲5.プリティーチャンス
△7.グランブリッジ
「最後のTCK女王盃」(来年からは園田競馬場の1,870mで行われる「兵庫女王盃」に変わります)が7頭立てというのは
「うーむ」という感じですが、出走馬の顔ぶれ的に仕方ないのかな。
4連勝の勢いがあるヴァレーデラルナが中心。
個人的に「引退するまで買い続ける」と宣言したテリオスベルを対抗に据えます。
あとは相手なりに動けるグランブリッジとプリティーチャンスをマークして、3連単は2頭軸マルチの相手2頭で12点が本線。
私としては、火曜日の高知で勝利をおさめ、その勢いで水曜日に臨むという青写真です!
(2019年のTCK女王盃のパドック)
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。