コラム”

「声援あり」
2023年2月20日

2月12日の日曜日に「ウマ娘」のイベント目当てのファンでにぎわう佐賀競馬場に行ってきましたが、
競馬場内でいろいろと用事やらなんやらをしていたら、なんとビックリ、競馬場に行ったのに馬券を1回も買わなかった!

第1レースの前に到着して、レンタカー屋さんの閉店時刻の関係で残り2レースを前に出発したのですが、
それでも第10レースの本馬場入場までいたから滞在時間は5時間少々。
さらに場内では何も食べなかったので、佐賀競馬場で使った金額はゼロ円!

これまでの人生で競馬場に行った回数は4ケタに到達していると思うんですが、サイフを1回も取り出さなかったのは初めてですよ!
クルマを返したあとは地下鉄に乗って、福岡市中心部のお宿に向かう途中で「長浜ラーメン」で夜食。
ここで初めて現金を使いました。
レンタカーは事前決済、ガソリンはカード払い、地下鉄はスイカなので、私としては通常運転のキャッシュレスではありますが……

韓国や台湾からの旅行者がたくさんいました

(韓国や台湾からの旅行者がたくさんいました)

しかし「全国旅行支援」を使っている身にとっては、経済を回すためにいろいろとお買い物をしないとなんかちょっと罪悪感。
という気持ちはあったんですが、翌日の出費はラーメンライス920円と、
2,000円の地域振興クーポンが使えるイオンの食品売り場で超過した400円だけ……

帰りの飛行機は夜8時発だったのに、なぜか宿題が大量にあったので福岡空港に着いたのは午後3時。
これじゃあ「旅行」じゃなくて「出張」ですよ。
まあ、実際のところ業務上の理由で行ったんですけど。

2日連続でラーメン

(2日連続でラーメン)

その代わりと言ってはナンですが、次回の佐賀競馬場は100%に近いくらいに客の立場で行くつもり。
ちなみに次回は「全国旅行支援」ではなく、北九州空港の利用キャンペーンを使います。
合い見積もりをしたらこちらのほうが安かったもので(汗)

そんな感じで世の中は徐々に3年前に戻っているところだと思います。
しかしまあ、たった1年半前の2021年の8月に神戸でカラオケに行ったことをある人に話したら
「ハア?」という反応をされたのがウソみたいな遠い昔の話ですわ(ちなみに全国の新規感染者数が初めて2万人を超えた日でした)。
それとともに、いろいろな景気浮揚策の多くはそろそろ終了となる運び。
ということは今のうちにたくさん使わなくては!

観光クーポン券

(観光クーポン券)

と思うのは私が小市民だからかしら(照)。
さしあたって3月1日のエンプレス杯の日は川崎付近に泊まり、翌日のレディスジョッキーズシリーズに備える作戦を取りたいな。
福岡空港では旗を持った添乗員さんの後ろを歩く胸にバッジを付けた中高年の団体を見ましたし、
個人的にも「3年ぶりに牧場ツアーを実施するのでスケジュールを開けておいてね」という連絡がありました。
てことは、これから旅行代金が上がるのかも?

そして今は、コンサートやイベントで声援できるようになる過渡期。
1月4日に東京ドームで行われた新日本プロレスでは、次の項目が「大声に該当しません」という形で進められました。
◎ 選手の決めゼリフを一緒に唱和する(例:1、2、3、ダー!!!)
◎ レフェリーのカウントに合わせて「ワン、ツー、スリー」と言う
◎ 試合中に単発で選手の名前を叫ぶ

出すのは大声なんですが、まあ苦肉の策ですね(汗)
そして、これはダメよと指定されたのが、
×入場曲に合わせて延々とコールする
×ある程度の長い時間の連続した声援

「声を出すときはマスクをしてね」ということでしたが、
それでもたくさんの人がいる屋内施設でもまあまあの声を出せるようになったのは大きな進歩。
すると2月4日に開催されたアニソン系のコンサートでは、マスクを着用していれば声援してもコールしてもいいということに!
その一方で、私が行った2月11日のももクロのイベントは声援ナシで「拍手とペンライト」だけでした。
それでもイベントやコンサートは楽しいのですが、ちょっと物足りないなと思うのも正直なところ。
たぶんそれも動員力が少し下がっている要因なのかも……

横浜アリーナ

(横浜アリーナ)

しかし競馬場のほうはすっかり以前と変わらない感じで、全席指定になっているのは南関東では川崎だけ。
浦和も大井も一般席は自由席になって、浦和は「1席おき」の制度も撤廃。
工事中でファンエリアが狭い船橋も、一般席は基本的に先着順です。

競馬場に入場制限があった頃に比べると大きな進歩ですが、それでも入場者数はイマイチ戻ってきていない感じがしますなあ。
そんな私もそのうちのひとり。
先週水曜日のユングフラウ賞は、浦和に行ける余裕がまったくなくて自宅観戦(涙)。
その結果、パソコンの画面を凝視してのパドック診断で、
よさげと思った11番人気のデザートウインドをピックアップしたのにハズレてしまうとは!

ちゃんとボックスで買ったのに、1番人気で勝利を挙げたサーフズアップを軽視したんだから仕方ないわよね。
狙いすぎは自滅につながる道。
なにごとも「過ぎたるは及ばざるがごとし」と念頭に置いて、水曜日と木曜日の重賞を展望していきましょう。

まずは水曜日の金盃!

◎6.サンビュート
○7.コバルトウィング
▲9.セイカメテオポリス
△12.ランリョウオー
△2.カイル
△11.ブラヴール
△15.マンガン

正月の報知オールスターカップで本命にしたサンビュートに改めて期待。
再び大井所属になって、走り慣れた右回りで長距離戦なら首位争いが狙えそう。
コバルトウィングは金盃トライアルがクビ差の辛勝でしたが、立て直した効果があるとみて対抗に取ります。
昨年2着のセイカメテオポリスにも警戒して、重賞実績がある馬を配置します。
一昨年の勝ち馬マンガンは体重が10kgくらい減っていれば買おうかな。

木曜日の雲取賞は、南関東所属馬限定の重賞として実施されるのは今年が最後です。

◎8.ヒーローコール
○2.マンダリンヒーロー
▲5.グロリオサ
△7.ウインドフレイバー

10頭立てになったのは相手が強力で回避した馬が多かったからかも?
大井の外回りコースがプラスになるヒーローコール、休み明けでも4戦4勝の成績が光るマンダリンヒーローの一騎打ちが濃厚で、
そこに将来性がある感じがしたグロリオサとウインドフレイバーが割って入れるかというところ。
雲取賞は絞るほうがいいでしょう!


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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