
私のような自営業というか自由業というか、要するに1か所から給料をいただいているわけではない人は、
3月15日が近づくとスケジュールがひっぱくしがち。
これは年に一度の確定申告の書類を出す期日が3月15日だからで、私の場合は夏休みの最後の日みたいな形になるのが通例。
毎年「今年は早めに終わらそう」と思っているのですが、またしても締め切り間際の提出になってしまいました。
こういう形になるのは私だけではないらしく、税務署に行ったら建物のなかに入るための整理券が出ている状況で長蛇の列。
今はネットで確定申告ができるのですが、私の場合は給料みたいなものを20か所近くから受け取っているので、
記入した用紙を持って行ったほうがたぶん、問題が起こりにくいと思われるのです。
年明け当初の青写真は「2月11日あたりは割とヒマだから、そこで終わらせてしまおう」でした。
しかしビンボー暇なし。
前々回の「南関道中」で記したとおり、佐賀競馬場に行かねばならん事情ができて、帰ってきてからも想定外の原稿量が来襲。
その影響で2月18日に韓国の釜山で開催されるコンサートに突撃するのも断念……(涙)。
今年も結局、確定申告に手を付けられたのは、ひなまつりを過ぎてからでした。
ちなみに、ひなまつりの前日は川崎競馬場にレッツゴー。
(応援幕がたくさん)
これは前から決まっていたレディスジョッキーズシリーズの取材でして、
昨年11月の盛岡に続いての現地リポートであります(地方競馬全国協会のウェブハロンに掲載されています)。
以前は3つの競馬場を転戦していましたが、今年度は2か所だけ。
しかも両方とも左回りなので、笠松の深澤杏花騎手は「調教でも左回りなんて乗らないのに」とボヤいておりました。
そりゃ圧倒的に不利だよねえ。
(8名の騎手が第1戦へ挑む)
そんな条件ではありますが、川崎での2戦を両方とも牝馬限定戦にしたのは、番組編成さんのファインプレイ。
2戦とも上位人気と下位人気が分かれる感じの顔ぶれで、第1戦は2→3→1番人気の順、第2戦は1→4→3番人気の順となりました。
各騎手が乗る馬は、最近の成績を参考にして、極端な不公平が出ないように振り分けられています。
そのため2戦とも堅い決着。私は第1戦も第2戦も、1着と3着のワイド一本勝負で的中しました。
160円と210円の配当でしたが、ハズレ馬券を1枚も買っていないのだから優秀よね(喜)。
(第2戦を勝ったのは宮下瞳騎手)
そしてレース後の取材が終わったところで始まるメインレースは「日吉オープン」。
狙うは最内枠に入ったキャッスルトップですよ!
ジャパンダートダービーを勝ったのが2021年の7月14日。
その年の秋は戸塚記念6着、ダービーグランプリ5着とまあまあ頑張っていましたが、2021年末の東京大賞典からは大敗の連続。
陣営も“どげんかせんといかん”という思いがあったのでしょう。
“喝”を入れるために、今年の1月には1,000mの船橋記念に出走させました。
そんな紆余曲折がありましたが、今回は昨年1月のJRA中山でのアメリカジョッキークラブカップ以来の2,000m以上のレース。
これは期待しないとイカンでしょう!
(馬に隠れていますが、キャッスルトップの応援幕が出ていました)
というわけでキャッスルトップと1番人気のキーピリオッドの馬複とワイドをガッツリ購入。
するとキャッスルトップは久しぶりの長距離戦がよかったのか、いいペースで逃げているではないですか!
3コーナーあたりでは脚が前に出ていかないようにも見えましたが、それでも最後まで頑張って2着を確保。
勝ったキーピリオッドからは5馬身差でしたが、おじちゃんは感動してしまいました(涙)。
渋谷信博調教師は「いろいろと試した効果が出たかな」と納得の表情。
仲野光馬騎手は「すこし前から調教方法を変えてみたんです。それを続けてみようと思います」と手ごたえを感じた様子でした。
そして「ダイオライトに出るかも」とレース後にポツリと話した渋谷調教師の言葉どおり、今週のダイオライト記念にエントリー。
もちろん応援はしますけれど、馬券はちと買いにくいなあ(汗)
さらにミューチャリーも休み明けで出走。
今年のダイオライト記念は、出走馬のなかでJpn1を制している2頭が両方とも地方競馬所属という、
最近ではあまり見られないメンバー構成になりました。
◎8.アナザートゥルース
○5.メイショウフンジン
▲9.ペイシャエス
△3.セイカメテオポリス
△1.グロリアムンディ
△10.エルデュクラージュ
△13.ミューチャリー
アナザートゥルースはJRA所属時の2020年にダイオライト記念を勝利して、21年が3着。
最近は暖かい日が続いていますが、まだ大丈夫なはず……と信じて主軸視します。
強敵はオープンを連勝しているメイショウフンジン。
ペイシャエスは川崎記念がパドックの雰囲気的にいまひとつだった点が気になりますが、それでも無視できない存在。
この3頭を1列目と2列目に置いて、△を含めた7頭を3列目に配置するという作戦でいこうかな?
続く木曜日は京成盃グランドマイラーズ。あらら、なんと8頭立てですか(驚)。
◎7.スマイルウィ
○2.ティーズダンク
▲1.ゴールドホイヤー
ならばキッチリと絞りましょう。
推奨するのはスマイルウィとティーズダンクのワイド1点。
3月に入ってから「絞ってワイド」の戦法がお気に入り♪
3連勝式のもう1頭には、羽田盃を制したゴールドホイヤーに期待してみます。
ところで私の3月といえば、2歳馬を取材する季節。
さっそく、宇都宮駅からクルマで25分ほどのところにある「トゥモローファーム」に行ってきました。
そこでは川崎からデビューする予定の母ボムガールの子(父コパノリッキー・牝)が鍛えられていました。
馬名は「ミスマルゴー」になる予定で、春のうちに能試を受ける予定とのこと。
(ボムガールの2021)
「すぱっと!POG!」の2022年度はまさに佳境というところですが、私は成績的にイマイチなので、もう来年度に備えようと思います。
門別競馬場の能力検査もスタートしますよ!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。