
先週は例年の3月3週目よりハードでございまして、これを来年もこなせる自信は限りなくゼロ。
そのスケジュールを具体的に書くと、
●月曜日の夜に新千歳空港に到着
●火曜日は午後に牧場を取材して翌日以降の予想原稿を深夜まで
●水曜日は朝6時に宿を出て、夕方5時まで牧場取材。その後は翌日以降の予想原稿を深夜まで
●木曜日は朝8時半に宿を出て牧場に行き、午後は門別競馬場を経由して宿に戻って夜中まで原稿
●金曜日は朝8時半に宿を出て牧場2か所を巡り19時にレンタカーを返し、午前2時まで原稿
●土曜日は朝6時から原稿と戦い、午後はノーザンファームで写真を撮って新千歳空港でまた原稿
頭痛薬は1日1回。
これが上限の1日3回になったらダメですな。
それでもいちおうは対策を打っていて、若手(といっても30代後半)のライターさんを連れて行って、取材原稿を書いてもらっているのです。
私はバックアップ要員。
すると、ある現場でカメラマンさんが不在。
私が写真を撮る係になる案件が発生しました。
バックアップは必要ですね~。
(取材風景)
来年以降はさらに取材スタッフを増やすべく、スカウト活動を続けていく所存です!
そんな状況なので、先週に行われた3つのダートグレード競走で参加できたのは、ダイオライト記念だけ……
静内のホテルに着いて、鬼の勢いで週末までの長短合わせて37本の締め切り原稿と戦っていたところ、
翌日に訪問する牧場への差し入れを買っていなかったことに気がついたので買い物へと出発。
ついでに場外馬券売場でレースを見ようと考えたのでした。
差し入れ品の購入に使用したのは「地域振興クーポン」。
有効期限がホテルにチェックインした翌日までなので、早いところ使わないと!
さっそくお店のレジに行ったところ「アプリに登録してください」とのこと。
そういえばそんなシステムだったっけ。
するとパスワードがわからなくて再設定。
やっと登録できて会計を済ませたら、もうダイオライト記念の発走時刻ではないですか!
(地域振興クーポン)
急いでクルマで20秒ほどの場所にある「Aiba静内」に突撃。
すると、2週目の4コーナーで1番の馬がインコースから先頭に立っている!
馬券は夕方のうちにSPAT4で買っていましたが、2番手のテリオスベルは3着じゃないと困るのよ!
しかしテリオスベルは2着に粘って、メイショウフンジンが3着を死守。
今年のダイオライト記念は、3連複(10.9倍)と1着&3着のワイド1点(2.4倍)だけが的中。
利益率はマイナス50%でした。
うーむ、なんかちょっと消化不良。
そんな気分になったので、最終レースのレアリゼシチーの単勝と複勝を買い、
さらに高知競馬の「一発逆転ファイナルレース」を買ってから帰ることにしました。
しかし夜の「Aiba静内」はガラガラでビックリ。
一昨年の3月に船橋ナイターを買いに来たときは20人くらいいたと思うんですけど。
しかしこの日は私を入れてたったの5人(哀)。
(Aiba静内)
私が帰るときにクルマが3台来て、4人か5人が建物に入っていきましたが、それでも客の数は1ケタ。
人口2万人程度の町で平日の夜なら、これでも健闘の部類かしら?
私はサクサクと宿に戻って、パソコンの画面で高知の最終レースを拝見。
すると8→11→3番人気の順で入って大波乱でした。
なんと、7頭ボックスの3連複を持っているのに、買っていない馬が2頭も3着以内に来るという大惨事!
続いて船橋の最終レースを見ると、アレレ、この開催はインコースをこんなにガッツリと開けるんかい?
こんな砂がマシマシの馬場では、パワー的に微妙なレアリゼシチーが勝てるわけないやん。
せめて単勝の3倍の金額で持っている複勝くらいは……という願いもかないませんでした(4着)。
その敗因を自分なりに分析すると、
高知:マジメにパドック診断をしたため
船橋:馬場状態を確認しなかったため
改めて、高知の最終レースでは戦いかたを変えないとダメですね。
この日の正解は「余計なことは考えず、黙って外枠から7頭ボックス」でした。
それでもゼッケン1番(これもパドック診断でペケを付けた馬)がクビ差4着に来たので、成功と失敗は紙一重といえますが。
しかし3連複が39,750円と表示された画面を見てしまったため、しばらく立ち直れませんでした……
その翌日は昼すぎから雨が降ってきたので、午後の牧場取材は延期。
そのおかげで多少の時間ができたので、今年最初の能力検査が行われている門別競馬場に寄ってみました。
するとオヨヨ、本馬場が白くなっていて、能検では内側の調教コースを使っている!
(馬場が白い)
本馬場に近づいてみると、表面に白い砂が乗っかっている感じ。
シーズンが始まったらどんな感じになるのか、期待して待ちたいと思います。
それを含めて、最近になって多くの競馬場でいろいろと変化が見られますね。
浦和の桜花賞も昨年までの1,600mが1,500mに変わり、そして発走時刻が17時45分と遅くなりました。
1,500mになったことで出走可能頭数が11→12頭に拡大。
浦和マイルでは外枠を大幅に割り引くことができたので、今年からの予想の難易度は以前の倍以上という気がします。
◎2.アトカラツイテクル
○12.サーフズアップ
▲6.メイドイットマム
△9.フジコチャン
△3.ボルドーグリフォン
△4.フークエンジェル
ユングフラウ賞がけっこう激しい流れ。
それより距離が100m長くてもやっぱり流れは激しくなりそう。
そのなかでアトカラツイテクルは、2番枠で周囲に逃げ先行タイプがいない点が有利になりそう。
というわけで今回も逃げ粘りに期待します。
前走で猛烈な差し脚を見せたサーフズアップ、初の浦和でも素質上位のメイドイットマムが逆転候補。
フジコチャンは浦和適性がどうかなあという気はしますが、スタートが決まれば残り目があるとみて押さえます。
穴は差し脚を長く使えるボルドーグリフォンとフークエンジェル。
ところで私は土曜日の夜に北海道から帰ってきましたが、そこでトラブル発生。
飛行機が1時間半ほど遅れて、自宅まで電車で帰れなくなってしまったのです。
なんとかモノレールの終電に間に合って南浦和まで行けたので、そこからはタクシー。
自宅到着は午前3時ちょっと前でした。
(50分ほどタクシーを待つ)
タクシー代(約1万円)は航空会社が負担してくれるので、私の被害は疲労感だけ。
でもモノレールの終電を逃していたら、京浜急行経由で上野までしか行けませんでした。
しかしタクシー代の上限は1万5千円……。
どこか泊まれる場所を見つけられたかどうか?
自宅に帰れたのは不幸中の幸いだったと考えましょう!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。