コラム”

「競馬場であいさつ回り」
2023年5月8日

春の大型連休は今年も通常営業で、埼玉県から外に出たのは29~1日の大阪と、2日と4日と5日に東京都の計4回。
アレレ、まあまあ外出しているなあ……

その前の4月27日は笠松競馬場にオグリキャップ記念の取材で行きました。今回は日帰り。
まずは金券屋さんで豊橋までの新幹線回数券を買うべ~♪
と思って新橋に行ったら、新幹線回数券って4月27日から5月6日まで使用不可なのね!
というわけでやむなく(?)きっぷを定価で買って、お昼過ぎに笠松競馬場に到着。

アレレ、なんだか人が多いぞ?
昨年2月、小雨で寒い日とはいえ、重賞があるのに入場者数が311人という、
おっそろしくさみしい笠松競馬場を知る身としては「どうなってんの?」という感覚。
同じ木曜日なのに……

その大きい要因は晴れていたことと、いわゆる「新コロ」を気にする人が減ったの2つでしょうな。
元騎手の安藤勝己さんのトークイベントも大盛況でした。

トークイベント

(トークイベント)

その近くで、岐阜新聞の林さんが本を売っていたのでごあいさつ。
笠松競馬での取材記事やコラムを一冊にまとめたそうで、こりゃ通過するわけにはいきませんな(汗)。
というわけで1冊を購入しました(1,300円)。

著書「オグリの里」を販売中

(著書「オグリの里」を販売中)

続いていつもの通り、予想屋の大黒社さんから今日の予想を購入。
前半戦が終わっていたので、定価の700円から500円に割り引いてくださる良心的な予想屋さんです。

それを参考にして馬券を買うと、プラスになったか微妙な感じの的中。
それを払い戻し機に入れると10円玉が出てきたので、120円のから揚げ串を買いました。
昨年の秋、もう買わないかも……と書いたような気がしますが(汗)。

から揚げ串

(から揚げ串)

さらに場内をウロウロすると、某広告代理店の社員さんに遭遇。
なにやってんすか?と聞くと「ウマ娘なんですよ」とのこと。
本当だ。場内の立て看板に「ウマ娘の声優さんのトークショー」の案内がある!

トークショーは翌日でしたが「ポップアップストア」は営業しているそうで、ちょっとだけ視察。
うーむ、まったくよくわからない……(悲)

コラボイベント

(コラボイベント)

マンガくらい買ってみようかな、と思いましたが手が出ませんでした。スミマセン。
しかし、店に入るための待機レーンがすごくグネグネしているんですけど、こんなに客が来るんですか?
「これが来るんですよ」
本当?

じつは笠松競馬場で「ウマ娘」とのコラボイベントは昨年の同じ時期にも実施されていて、
さきほどの林さんの著書「オグリの里」によると、昨年は開門前に500人が並んだ模様。
うーむ、確かに今年の2月、佐賀競馬場でのイベントもなかなかのものだったからなあ。
もういいかげんに「ウマ娘」をダウンロードするべきか。

そんなことを考えながら正門の外を見ると、おお、軽トラックが停まっている!
これは、以前は場内にあった「愛馬会」のお店。今は軽トラックの荷台に商品を並べて競馬場の外で営業しています。

軽トラ市

(軽トラ市)

運営グループのリーダーに挨拶をした手前、なにか買わんといかんなあ。
と考えた結果が300円の「お楽しみクジ」。
すると、深澤杏花騎手の勝負服模様の小さいキンチャク袋が手に入りました。
その景品は神奈川県からセイカメテオポリスの応援に来ていた人に笠松土産として贈呈。

そんな感じで場内を歩いていたら、着いてから3時間くらい経つのに馬券を1レース分しか買っていない!
そのときはすでに第10レースで、次はメインレースのオグリキャップ記念。
結果はセイカメテオポリス(大井)、グリードパルフェ(高知)、カイル(浦和)の順で、
ゴール前は3頭が横一線で並ぶ好勝負でした。

しかし私の馬券はビミョーな抜け……。
でも不幸中の幸いがありまして、3枚目のマークカードが締め切りに間に合わなかったのです。
買えなかったのは、たくさんの数字に印をつけたフォーメーション。
しかもそれがまた絶妙に当たりをよけている!
というわけで、私としては良かったんだか悪かったんだか、よくわからない結果になりました。

セイカメテオポリス

(セイカメテオポリス)

レース終了後は取材……ですが、笠松競馬場は最終レース後に検量エリアに行けるというルール。
というわけで、行っても2着以下の馬の関係者はすでに帰ったあと、ということがよくあります。

それでもとりあえず行ってみると、やはり大半の騎手が不在。
念のため……と思って出張馬房に行ってみても、馬の気配がほとんどなし。
仕方がないから検量エリアに戻ろうとしたら、尿検査を終えたグリードパルフェが歩いてきました。

その引き手を持っているのは、アレ?元騎手の山頭信義さんじゃないの!
「この馬は僕が担当しているんです。今日は(赤岡)修次さんがうまく乗ってくれましたけど、吉原さんにもうまく乗られました」
とのことで、次は園田競馬場の六甲盃。

山頭さんは船橋デビューから高知に移籍して、騎手を引退してからは田中守厩舎の調教厩務員として重要な役割を担っています。
いやしかし、偶然とはいえ山頭さんの顔を久しぶりに見られてよかったよかった。
6月1日の六甲盃は応援せねば。

勝ったセイカメテオポリスは5月24日の大井記念に進む予定。
5月8日からは南関東の重賞日に他地区の騎手が乗れるので、吉原寛人騎手とのコンビが継続される予定です。
その前に、今週の羽田盃にも東京プリンセス賞にも吉原騎手の名前がありますね。
こりゃ両方とも押さえないとイカンかなあ?

☆水曜日の羽田盃

◎8.ヒーローコール
○6.ミックファイア
▲10.タイガーチャージ
△9.サベージ
△5.トノパー
△3.リベイクフルシティ
△1.オーマイグッネス

昨年は9番人気のミヤギザオウで「すぱっと!WIN!」を当てましたが、今年はそういう穴馬の出番はなさそう……。
ただ、2番手以降は混戦模様なので、瞬発力がある馬を並べてみました。

☆木曜日の東京プリンセス賞

◎1.メイドイットマム
○9.サーフズアップ
▲8.フークエンジェル
穴3.スギノプリンセス
穴11.エオリエンヌ

こちらは桜花賞の上位3頭が強力なのでは?
いちおう、休み明けの桜花賞で5着に入ったスギノプリンセス、休み明けでも吉原騎手騎乗のエオリエンヌを入れますが、
2冠馬の誕生が濃厚かなと思いますです。


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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