
「南関道中」でときどき“羽田空港で夜明かし”という件を紹介してきましたが、先週は久しぶりに成田空港で夜明かしを敢行してまいりました!
月曜日に上野で4年ぶりの集まりがありまして、翌日は成田を朝7時に出発する飛行機に乗るという行程。
それなら成田空港に前ノリするのが合理的でしょ!
というわけで、京成上野駅を22時ちょうどに出発するイブニングライナー(通勤通学用の特急)に乗って、ガラガラの車内で1時間ほど気絶。
空港第2ビル駅で降りて、歩いて第3ターミナルに向かいます。
LCC専用の第3ターミナルは、開設当初は簡易建築っぽさがありましたが、最近になって増築されて、全体的にキレイになりました。
さあ、はたして寝る場所はあるかしら?
と緊張しながら到着したら、人の少なさに逆にビックリ。
国内線が中心の第3ターミナルだからかな?
(ガラガラ)
でも第2ターミナルもガラガラだったのよね。
混雑している羽田との違いは、成田は深夜早朝発の国際便がほとんどないのが理由だろうと思います。
というわけで、快適に眠って快適に目覚めて飛行機に搭乗。
すると、およそ200人が乗れる飛行機は9割くらいの搭乗率でした。
どこから湧いてきたのやら?
そんなスケジュールで飛んだ先は北海道。
JRA札幌競馬場で開催される「トレーニングセール」(調教済みの2歳馬のセリ市場)の見学です。
(セリ市場)
なにぶん、北海道のトレーニングセールに来るのは、たぶん15年ぶり。
だから浦島太郎状態なわけでして……。
今回は現在の様子とかシキタリとか、そのへんを確認するのが主目的です。
さらに競馬関係者が集まる場所なので、たくさんの人にあいさつできる点も副産物。
というわけで有益な情報交換もできました。
ついでに数名のかたに「どれを買うんですか?」と冷やかされましたが……(汗)
(これから上場)
さらに縁をつなぐ役目を担うことができたのも、行ってよかったと思えたできごと。
やっぱり現場に行くのがいちばんですな!
という満足感があるセリ市場が終わり、続いて移動する先はエスコンフィールド。
北海道日本ハムファイターズ対福岡ソフトバンクホークスの観戦です。
しかし現地に着いたら開場前……
(エスコンフィールド)
30分ほど周辺をウロウロと散歩しましたが、なかなか気分が高揚する場所ですな。
場内に入っても見どころがたくさんあって、飲食物は持ち込み禁止でも、各種メニューの値段は良心的。
試合前と試合中に球場内を3周してしまいました。
それもあって、ファイターズの事務所で働いている友人のことをすっかり忘れてしまって、あいさつできなかったのはドーモスミマセン。
(また行きたい)
ところで「トレーニングセール」ですが、売上高と平均価格は下がったものの、売却率は78.4%で過去最高。
昨年の取引馬(=現3歳)の成績がけっこうキビシイ状況なので、個人的には大丈夫なのかと心配していましたが、まだ需要は旺盛っぽいです。
今年はマレーシアの人が買っていたのがビックリ(父ヴィクトワールピサ・母ピアグラス・牡)。
どこでデビューさせるんだろ?
このあとは1歳馬のセリ市場が本格化していきます。
私は6月20日(火)の九州1歳市場と7月4日(火)の青森県・八戸市場にスタッフとして参加します。
九州は30頭、八戸は44頭がエントリー。
どうかみなさま、ご検討とご購買を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます!
さて、野球を観おわったあとは、千歳空港の近くにある民泊っぽいマンションで寝て、翌日はちょっとだけ観光。
いや~、旅先で観光するなんて久しぶりですよ~(涙)
向かった先は夕張市にある「夕張市石炭博物館」と「幸福の黄色いハンカチ・想い出広場」。
夕張市は「財政破綻」をしたことで有名ですが、その一方で「夕張メロン」という全国的に有名な特産物があるのも特色。
しかし人口は減っていて、最盛期の昭和40年頃は10万人以上いたのに、今年4月末の時点では6,686人とのこと。
私の記憶では9千人だったのに……。
(幸福の黄色いハンカチ)
さらに4,059世帯だから、一人暮らしが多いという点も厳しいところ。
夕張に行くのは5年ぶりですが、そのときより人の気配が減ったという印象が残りました。
だから「昔は栄えていた」という痕跡がたくさん。
放置されている昭和な物件が興味深かったので、このあたりを整備すれば面白そうだけどなあ?
夕張での観光を終えて千歳空港に向かう途中は、野球の日本代表の栗山英樹監督の家の前に寄り道(現在は非公開でした)。
そして夕方の飛行機で羽田空港に到着したあとは、先々週に続いて大井競馬場に寄り道です。
んでは大井記念を買いましょうかね~♪
というところで思い出したのが、今年2月の金盃の件。
2着に入った12番人気のトーセンブルの複勝1点という鋭い買いかたをしていたIS川さんに推奨馬を聞かなくては!
大井記念のオススメは?と聞いて返ってきた答えは、「澤田です」マジすか。
カジノフォンテンですか。
あたしゃ完全にノーマークでしたよ。
そしたらIS川さん、カジノフォンテンが2着に粘りましたよ、スゴイじゃないですか!
「単勝しか買ってなかったんです……」
えええ、そりゃ狙いすぎでしょ。単勝9番人気ですよ?
(セイカメテオポリスが優勝)
やっぱりIS川さんは馬券がアレでも、穴馬を見つける名人なのね。
おかげで63倍の3連複が当たったので、打ち上げでは多めに払っておきました(うろ覚え)。
しかし今週のさきたま杯はナイターではないので、会社員のIS川さんのアドバイスは受けられません。
だったら自力で当てますよ!
◎4.スマイルウィ
○3.イグナイター
▲1.シャマル
△5.コンシリエーレ
△8.テイエムサウスダン
コンシリエーレが人気を集めるでしょうが、超大型馬で過去の勝利が東京か新潟。
1周の距離がわりと長いコースが向いている感じがするんですよね。
と判断して、上位に置くのは小回りコースが合うタイプ。
スマイルウィはかしわ記念で競走除外となりましたが、影響は軽微とみて本命にします!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。