コラム”

「再び失敗するの巻」
2023年6月19日

先週は直前に失敗した経験をしっかりといかして、万馬券をゲットできました。お見事!
チャンウォン(昌原)競輪場で1点だけケチって大魚を逃した、その轍を踏まないようにと、
川崎スパーキングスプリントは◎=〇→総流しの3連単にしたら、○→◎→人気薄で決まって、3連単も3連複も大当たり~~~

関東オークスは豪快にハズレても余りある大勝利。
おかげで残高もプレミアムポイントも増えました。
ありがとうございます(喜)。

その前に、競輪→闘牛と転戦して向かった先は、ソウル競馬公園。
6月11日(日)に行われた韓国ダービー(現地の名称はコリアンダービー)を見に行くのが、今回の主な目的のひとつでした。

コリアンダービーに突撃

(コリアンダービーに突撃)

というわけで、いちおうドレスコードに合わせた服装で競馬場にレッツゴー。

今回は事前に取材申請を出していましたが、どうやら違うメールアドレスに送っていたらしく返信なし……
でも20回くらい行っているソウル競馬場なので、シレっと記者席に潜入して荷物を置いて行動を開始しました。

ただ、前日までの疲れがドッと出た感じで、勝負を始めたのはダービーの2つ前のレースから。
ちなみに韓国の馬券は南関東と比較すると、枠複と枠単以外はあるという形です。

ただし、3連単は競馬場内でスマホアプリに会員登録して、お金をチャージしないと買えない方式。
外国人にはなかなかハードルが高いシステムとなっております。

しかしヘタに3連単が買えると大敗する可能性も高くなるので、買えないのはむしろ好材料。
ちなみに場内にはたくさんの銀行ATMが設置されていて、利用する人がとても多いという状況です。

でも発売額は、1枚の馬券につき10万ウォン(現在は1万800円くらい)が上限。
それ以上を買いたいときは、マークカードを2枚以上にする必要があります。

しかも現金代わりの紙チケットの額面上限も10万ウォン。
だからたくさん買ってメチャ儲かったときには、大量の現金券を手にすることになります。

現金券

(現金券)

という不自由さはありますが、これも慣れればわりと快適。
まずは窓口で現金を「現金券」に取り替えて、あとは自動発売機で購入です。

さて、メインレースのコリアンダービーは16頭立て。
なんと、3歳三冠のひとつめを勝った大本命の馬が休養に入ったため、単勝オッズがメチャメチャ割れている大混戦。

そのなかで1番人気と2番人気に推された馬が成績的にビミョーなんですよ。
さらに1,800mという距離も長いんでないかい?

ダービーのパドック

(ダービーのパドック)

という感じだったので、ここは毎度おなじみ「流すな、ボックス」だな、こりゃ!
一応、人気の2頭は押さえておいて、1,800mの経験がある馬とパドックの雰囲気がよさげな馬をピックアップして臨むゾ!

ちなみに韓国は馬券が100ウォン(つまり11円)単位で買えるので、
ちょっと網を広げるために7頭ボックスを500ウォン単位で2種類という形で組んでみました。
うまくハマれば高配当……

そしてダービーはゴールの直後で観戦。
おおお、インコースから白い帽子が先頭に立って押し切った!

オヨヨ、これは女性騎手のキム・ヘソンさんじゃないですか。
2017年に釜山慶南競馬場で行われた韓国オークスを勝ったときも現地で見たから、個人的にヘソン騎手の重賞勝利は2回とも見たことになるぞ!

ダービージョッキー

(ダービージョッキー)

そして勝った1番の馬はパドックの雰囲気が良かったので買い目に入れた馬!

でもちょっと待てよ。
なんか悪い予感がする……

3連複は1-9-10が的中の目

(3連複は1-9-10が的中の目)

ありゃりゃ、やっぱりそうだったか。
当たりの1番9番10番の組み合わせが抜けている……(涙)。

たしかに一瞬、3連複8頭ボックスにしようかなと思ったのよね。
くっそー、メッチャ大失敗。
8頭ボックスにしていれば110倍の3連複が獲れたのに~~~!

ただし、韓国は万馬券を獲ると払い戻しの際に所得税と住民税などが2割ほど天引きされるので、実際には90倍弱の配当になるんですけどね。
でもハズレよりは的中のほうが全然マシ。
せっかく韓国政府に税金を納めるチャンスだったのに、グヤジー!

この悔しさは次のレースで晴らすべし。
狙うは単勝1番人気のテスタマッタ産駒。
その単勝と6番人気のサダムパテック産駒のワイドで熱く勝負だあ!

テスタマッタ産駒

(テスタマッタ産駒)

と気合を入れたら、序盤はスローペースだったのが、まくる馬の登場でいきなり流れが速くなって、テスタマッタ産駒は早々に失速。
ならば一応、複勝を買っているサダムパテック産駒よ、ガンバって!

しかし残念。
サダムパテック産駒は3着にクビ差、届きませんでした。

くっそー。
まったくもって不完全燃焼。
次の機会は前日にきちんと睡眠を取って、当日も用事を少なくして馬券と戦う態勢を作って臨むぞ。

というわけで、今回の公営競技3連闘は収支的にイマイチという結果になりました。
でも今回はいいでしょう。
久々の海外旅打ちだったから、次回は休養明け2戦目の前進が見込めるはず!

そんな韓国遠征から帰り、その1週間後の水曜日はメインレース(6/21(水)船橋第11R「短夜賞」)をピックアップ。
キーワードは休み明け2戦目???

◎1.スワーヴアラミス
○12.ジョエル
▲10.ギガキング
△11.キタノインディ
△4.ユアヒストリー
△6.リッカルド

準重賞という条件でも重賞実績がある馬が多く参戦。
中心には南関東所属馬限定の重賞で3戦連続2着のスワーヴアラミスで大丈夫でしょう。

ジョエルは庄司大輔騎手の今年初勝利に期待(6/19時点)。
ギガキングは船橋の1,700mで2戦2勝という実績を大いに買って単穴とします。
この三つ巴が本線で、先行力があるキタノインディとユアヒストリー、そして夏場に強いリッカルドまで押さえます。

ところでわたくし、韓国からの帰りの飛行機と、成田に着いてからの京成電車で計2回も熱中症になってしまいました。
みなさまはそんなことにならぬよう、水分をたっぷりとって、しっかりと夜は眠ってくださいね!!!


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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