コラム”

「ランク陥落」
2023年7月3日

今年の帝王賞は、マクドナルド京急川崎駅前店で観戦……

オフト川崎駅前

(オフト川崎駅前)

馬券は川崎競馬場で買って、さらにマクドの店内でSPAT4にて2連系を追加。
そしてなんと、買った4種類の馬券がすべて当たるというすばらしい結果になりました!

いや~、メイショウハリオが届かなかったら3連単がノーマネーでしたよ。
だから残り200mくらいからは「届け届け」と、力が入りました。
しかしマクドの店内なので「届け届け」は心の声。しかもイヤホンを持っていなかったので実況音声もナシ。
でも記憶に残る帝王賞になりましたね。

そうです。当たればそのシチュエーションが記憶に残りやすいのです!

的中記念

(的中記念)

ハズレの記憶は消し去りたいのが人情ってもの。
それなりにハズレの記憶はありますが、その多くは誰かとメシ食ったとか、そういう思い出とワンセット。
ジジイ化が進んでいる昨今だからなおさらで、都合よく記憶喪失になるようにできております。

そうか。だからグリーンチャンネルの「全日本はずれ馬券委員会」で制作サイドから
「なんかネタ持ってないっすか?」と聞かれたとき、思い当たるエピソードがマジでマジで出てこなかったんだな(汗)。

ところで私が帝王賞を現地で見なかったのは何年ぶり?
いわゆる新コロの初年度は無観客開催だったからノーカウントとして、その後の2年は抽選をクリアして大井競馬場に行きましたからね。
しかも今年は帝王賞を見た場所が、大井まで電車と徒歩で30分もあれば着ける京急川崎駅前というのが泣ける話。
そんな状況なので、マクドに3時間20分も居座ったあと、立会川駅前で宴会をしている悪者軍団の集いに参加しないで帰宅しました。

わりと快適でした

(わりと快適でした)

こうなっている原因は、春から続く過密スケジュール。その影響は多方面に及んでいまして、
なんと「SPAT4プレミアムポイント」のランクが「S2」から「G3」に陥落してしまいました(涙)。

だってさあ、4月1日から6月30日までの間に開催中の南関東の競馬場に行ったのって、羽田盃の日ぐらいじゃない?
レース予想の業務をしているのに馬券を買う心の余裕がないというのは本末転倒。
南関東のネット中継を見ると、パドック画面によく友人知人の姿が写っているのよね。
嗚呼、私も画面の向こう側に行きたい……。

でも現在はむしろ「うらやましい」より「オレの分も楽しんでくれ……」という感情のほうが大きくなっておりますです。
だいたい、金沢競馬場に行ったのがたったの2週間前だなんて、まったくそんな気がしなくてビックラコンですよ。
しかしながらこういう日々は続くわけですが、7月初旬はちょっとだけ余裕があります。

というわけで今週の「南関道中」は前半を東北新幹線の車内で作成しております。
なぜかというと、7月4日(火)に行われる1歳馬の「八戸市場」に向けて、
JR東日本の列車ならなんでも乗れる4日間有効の「大人の休日倶楽部パス」を持っているからなんですね。
それを使って新幹線に乗って、テレワークにしているのです。結局のところ仕事かい!

八戸市場

(八戸市場)

本来の目論見としては、仙台在住の友人のクルマで「オフト大郷」(宮城県)に行ければいいなあと考えていました。
今週は残念ながら自宅に帰っているとのこと(単身赴任中)。
いやあ、新幹線のなかは涼しいから仕事がはかどるわ……(寂)

仙台ではJRAの広報施設を見学

(仙台ではJRAの広報施設を見学)

ところで私は日本にある場外馬券売場の完訪を目論んでいるわけですが、これがなかなか厳しい道のり。
「オフト」で行っていないのは「大郷」と「京王閣」で、オープスは「中郷」と「磐梯」の両方とも未訪問。
福島と山形に合計3つある「ニュートラック」にも行ったことがありません。

船橋の場外は2か所とも行きましたが、川崎の「ジョイホース横浜」は入口を見たことがあるだけ(山梨県の双葉も未訪)。
前記以外にも行ったことがない場外が日本各地に20個くらいあります。
そしてその大半が、公共交通機関で行きにくい場所にあるんですよね。
それでもコンプリートを目指して、ひとつひとつクリアしていこうと考えております!

まずはホッカイドウ競馬の場外を鉄道旅行しながら訪問したいなあ。
北海道は駅からどえらく離れているAiba中標津とミントスポット北見が訪問済みなので、レンタカーがなくても大丈夫。
目的があると旅行の計画も立てやすいですからね。そのためにも健康第一で過ごしていきましょう。

と書いたのは、現在の私が過密スケジュールの影響で体調が激悪くん状態だから。
というわけで水曜日は川崎競馬場に行かず、自宅で静養することにします。
1か月ほど前は、こんどの木曜日に園田競馬場で行われる「ジョッキーズチャンピオンシップ」に行こうと考えていましたが、
今の状況ではとてもムリ。そのときに安売りの航空券を買わなくてよかった……

☆スパーキングレディーカップ

◎9.スピーディキック
○4.タガノクリステル
▲7.レディバグ
△1.グランブリッジ
△5.ノーブルシルエット

古馬牝馬の一線級が手薄になりがちな時期ですが、これで4年連続の10頭立て以下。
適性と力量を考えると、こんどこそスピーディキックが差し切れると思います。

タガノクリステルは6戦連続で1,400mに出走していますが、コーナー4つの競馬でも実績を残している点を考えると勝機十分。
昨年2着のレディバグにも注目です。

そして1番人気になるであろうグランブリッジは、休み明け、すべての勝ち星が1,700m以上、斤量が58㎏という点が割引材料。
これは「2着以内に来たらスパットあきらめる」という位置づけでよいのではないかと。

ノーブルシルエットはオープンでの3戦がイマイチですが、川崎コースなら逃げ粘りがあるかもと思います。
もう1頭のJRA所属馬エナハツホはたぶん、夏がビミョー。そう判断して無印にします!


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

コラム一覧