コラム”

「ハードスケジュール」
2023年8月7日

当初の予定では、8月1日に盛岡競馬場まで新幹線&無料バスで行き、
専門紙「ケイシュウ」の峯村正利横綱(体重が約170kg)と焼肉食べ放題に行って店員を震え上がらせ、
翌日は青春18きっぷで11時間かけて大井競馬場に行ってからサイタマに帰る……
だったのですが、8月2日に札幌で業務が入ったことで予定変更。

盛岡競馬場から新幹線&バスで八戸港に向かい、船に揺られて苫小牧港に着き、そこからバスで札幌……
という行程になりました。

さあ、まずは盛岡競馬場から誕生日のご祝儀をいただいたるど!
と意気込んで13時30分発の無料バスに乗って、競馬場には14時に到着。
いやしかし、盛岡もけっこう暑いのよ。
気温は32度らしいのでサイタマより低いけれど、頭のなかの前提条件が「東北地方に行く」になっているから、そのギャップで調子が悪くなりそう。

駅前でさんさ踊りを拝見

(駅前でさんさ踊りを拝見)

それでもご祝儀のためにがんばるぞ~。
まずは荒れそうな第6レースで勝ちを確定させますか。
と考えて、毎度おなじみ網打ち3連複で7頭ボックス35点。
ついでに7年前、2016年の平和賞でお世話になったスカイサーベルは単勝と複勝も買ってみました。
7番人気で勝利して、2着が4番人気のキャッスルクラウン、3着が1番人気のマルヒロナッツオー。
この3連単16万馬券をゲットしたんですよね。
そのご恩は忘れていないことを、この応援馬券で証明した次第です。

お礼馬券

(お礼馬券)

さてレースは岩手のC1クラスにありがちなスローペースで進んで、逃げた8番がそのまま押し切り。うーむ、その馬は持っていない……
5→4→6番人気だった2~4着馬はあるんだけどなあ。
やっぱり仕事で競馬場に来たときは当たらんの法則が今日も適用されるのかしら。

でもヤングジョッキーズシリーズは荒れるはず。
第1戦の第10レースまで気力と財力を温存しておきましょう。
もう13年の付き合いになる、元祖ジャンボ焼き鳥の「鳥喜」(トリッキーと読むらしい)でカロリーを補給して、パドック診断にレッツゴー!

焼き鳥

(焼き鳥)

ジックリと吟味して7頭を選択して、3連複と馬複で大勝負。これは間違いなく当たるはず!
と思ったらオイオイ、ヤングジョッキーじゃない騎手が来ちゃったよ……
2着に入ったのは、大井の木澤奨騎手が直前になって欠場したことで、最近まで見習い騎手だった塚本涼人騎手が乗った馬(4番人気)。
塚本騎手が勘弁してくれていたら、2→10→7番人気の3連複で万馬券のご祝儀をいただけたのに~(泣)

ヤングジョッキーズ

(ヤングジョッキーズ)

こりゃ今日はダメっぽいな、と観念したので続く第2戦は6人ボックスの3連複20点で可愛く勝負。
結果は2着に入った大井の大木天翔騎手(7番人気)を持っていたのに、勝った馬がありませんでした。まあしょうがないね……。

ところで本題のヤングジョッキーズ。
連勝した永野猛蔵騎手(JRA)がもっとも目立ちましたが、
2戦とも5着以内に入った大木騎手と原優介騎手(JRA)もセンスがあるところを見せたと思います。

その原騎手のご両親と競馬場内で遭遇したので、いろいろと雑談しておりました。
しかし第2戦の終了後、4着に入った原騎手を検量エリアで発見できなかったのです。
ありゃー。でも取材原稿的にはなんとかなるかなあ。
と判断してスタンドに戻ると、原騎手の母の友人に遭遇。そこで
「ご両親は原くんをクルマで盛岡駅に送っていくみたいですよ」
という情報をゲットしたのです。おお、だったら追いかけますかね!

急いで業務エリアの駐車場に行くと、テクテク歩く原騎手を発見。
めでたくレース後の談話を聞けて、ついでにクルマに乗った原さん家族をお見送り。
するとスタンドから重賞のファンファーレが聞こえてきた……
まあいいや、レースだけでも見ますかね。
すると最後の直線で、聞き覚えがない馬名が実況席から降ってきた!
その名前はユウユウププリエ。8頭立てで単勝126倍という、ぶっちぎりの最低人気ですよ。
その3連複は485.4倍で、3連単は58万馬券。
こんなん絶対に当たりませんよ。ということは、難を逃れたのは原騎手のおかげ?

大波乱

(大波乱)

勝った菅原辰徳騎手の表彰式を見てから盛岡駅に戻り、そこからは予定通りに移動して翌朝6時に北海道に上陸。
札幌でのおしごとを終わらせて、17時発の飛行機で羽田空港に戻り、大井競馬場にレッツゴー!
しかしサンタアニタトロフィーは勝ったシュアゲイトを持っていなかった(涙)

わざわざ寄ったのにハズレ

(わざわざ寄ったのにハズレ)

さらに最終レースでは、パドックで9番人気だったナンセイラピッドをピックアップしたのに、
直前で買い目を変えてハズレてしまうというテイタラク。
これは精神的なダメージが相当……

その翌日も大井競馬場に行ったのよ。
しかしまったく当たらないのよ。
でもこのままでは帰れないのよ!

そんな状況にピリオドを打ったのは門別競馬場の最終レース。
たしか日本で唯一の沖縄県出身、宮平鷹志騎手の単勝(と複勝)が大的中!

連敗ストップ

(連敗ストップ)

いやあ、力が入ったわ~。なにしろあまり勝たない騎手だから(失礼)。
ホッとしたところで大井の最終レースを買って、枠複の5.6倍が大ヒット(おおげさ)。
いやあ、よかったよかったありがたや~。これで次の週も頑張れるぞ。
するとオヨヨ、今週の水曜日は「第1回」のフリオーソレジェンドカップですか。
船橋競馬場の1,800mで、過去のデータが使えないけれど頑張りますか!

◎6.スワーヴアラミス
○7.キーピリオッド
▲10.カジノフォンテン
△9.リッカルド
△3.ロードレガリス
△2.ロードゴラッソ
△5.ノーブルシルエット

スワーヴアラミスは3戦連続2着。
しかし堅実に差を詰めてくる差し脚と、7月から9月の成績が7戦4勝という点を重視。
そして千葉県印西市にある厩舎から船橋までは大井に行くよりも距離が短いところもプラスに取ります。

相手筆頭には上昇の勢いがあるキーピリオッドを選択。
カジノフォンテンは地元コースで負担重量の56kgが魅力的。
さらに夏場に好成績を残す傾向があるリッカルドも押さえます。

今回のチャレンジは、船橋で10戦8勝のギガキングを無印にしたところ。
夏はあまり得意じゃないんじゃないかなあ……
という判断で勝負してみます!


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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