コラム”

「デトックス?」
2023年8月28日

現在地は(8月27日の午後9時)瀬戸内海の上空。
で「南関道中」を制作するにあたって「先週ってなにやってたっけかなあ」と思い出すと、すぐに出てこなくてやんなっちゃう。

……そういえば水曜日は川崎競馬場に行ってましたわ。
その前の土日がわりと集中力を要する業務で疲弊しまして、週明けも雑用系も含めていろいろあって、水曜日も朝から労働賛歌。
そんな日々を過ごしたおかげで、だんだんと体内の空気がにごってきたど!

というわけでデトックスしよう。もう夕方だけど川崎競馬場に突撃しよう。
で、電車の時刻を調べてみたら川崎駅に着くのは19時頃。でもそんなの関係ねぇ!
駅からはネオンきらめく街を歩いて、誘惑の声を5回ほど受けて川崎競馬場に到着。

さっそくパドックに行くと、第10レースの出走馬が本馬場に出るところでした。
では赤岡修次騎手の馬からワイドにしましょかね~

川崎に来ました

(川崎に来ました)

と馬券を買ったら赤岡騎手は4着でした……
ハイ、次いってみよ~!
と元気を出してみたものの、やっぱりあたしゃ疲れてるわ。
だって声の出がイマイチなんだもの。
でもせっかく現場に来たからにはパドック診断をせにゃならぬ。
するとスマイルウィの動きと体が超合金ロボみたいで迫力満点。こりゃ逆らえんなあ。

ちなみに個人的に期待していたのは高知からの遠征馬2頭でした。
5年前くらいまでは高知競馬の賞金が安すぎたので遠征する(大敗しても輸送費の補助と出走手当を合わせるとメリットが十分)形でしたが、
今や高知の賞金額は地方競馬では上のほう。
それでも遠征してくるのだから、賞金ゲットをもくろんでいるに相違ない!

畑中信司騎手も応援

(畑中信司騎手も応援)

という見立て。ついでに高知の赤岡騎手も押さえましょ。
という組み合わせで買ったら、大井の馬に乗った赤岡騎手のダノンスプレンダーが4着……
馬券道としては、スマイルウィの単勝に集約するのが正解でした(苦)。
というかですよ。この敗因は疲れの影響で頭が回らなかったためだと思うのよね。
だから考える力を必要とする最終レースの「川崎ジョッキーズカップ」は回避させていただきました(汗)。

というわけで最終レースを前に競馬場から徒歩10分の中華料理屋に移動して、
そして夜9時頃にレース結果を確認したら1→4→2番人気の順で、3連複がたったの12.3倍ですか。
いつもの買いかただったら当たっても間違いなくマイナスでしたよ!
しかし改めて「健全な馬券は健全な肉体と精神に宿る」を実感した日になりました。

飲み物は酸辣湯麺

(飲み物は酸辣湯麺)

ただ、競馬場に行ったこと自体はよかったと思いますね。
いい気分転換になったようで、木曜日と金曜日の調子が良好でしたから。

そして金曜日は午後6時半の飛行機で山口宇部空港に飛びます飛びます。
8月最後の土曜日は、JRA小倉競馬場で九州産馬限定の2歳戦、ひまわり賞が行われる日なのです。
九州の競走馬業界でお世話になっている者としては、
お盆といえば佐賀の「霧島賞」と小倉の「ひまわり賞」で、正月は佐賀の「たんぽぽ賞」。

昨年は九州三冠すべてを現地で見ましたが、今年は霧島賞がガチお盆の時期だったので回避。
だったらひまわり賞は行かなくちゃね。

しかしですよ。今年の5月中旬以降、全体的に旅行代金が高くなっているのよ!
小倉に行くなら北九州空港行きに乗るのがラクチン。
でもわざわざ山口宇部空港経由にしたのは、北九州行きより6千円も安かったからなのです。
で、空港からはJR西日本の電車で九州に移動。

山口宇部空港に到着

(山口宇部空港に到着)

ひまわり賞の日の夜は恒例の宴会に出席して二次会まで行ったところ、
翌日の小倉競馬場でグリーンチャンネルの「競馬場の達人」に出演なさる乗峯栄一先生が、近くで飲んでいるという情報が来たバイ!
となればあいさつするのがタテ社会のしきたり(大げさ)。
そんなわけで久々にアルコールを大量に摂取した影響で、夜半過ぎにあっさり気絶となりました。
さて、日曜日も小倉競馬場に行きますかね~

ひまわり賞の記念写真

(ひまわり賞の記念写真)

いやしかし、JRAはなかなか当たらんですね。
小倉にいるんだから小倉のレースで戦いましたが、関西エリアで知らん馬ばかりだし。
だから的中しても小当たりまで。キビシー。
よおし、最終レースくらいはキッチリとパドック診断をして、ビシッと当てたろやないかい!

小倉競馬場のマスコット

(小倉競馬場のマスコット)

舞台はダート1,000m。前日は同じ距離で3連単100万馬券が出たのだから、ここも波乱必至でしょ?
ただ、1番人気の1番は脚が速そう。ならば相手は負担重量が軽い若手騎手だな。
その考えは正解でした。でも的中は枠連だけ……
1番を1頭軸にした3連複の相手は、女性騎手以外の減量騎手にしたのです。
そのなかで「さすがにこの馬は厳しかろう」と思った1頭を除外したら、その馬が勝っちゃったんですよ。
なんと14頭立て13番人気で、単勝オッズは89.6倍!
パドックで「山口勲騎手がいる」と一瞬だけ気になったんだけどなあ。
やっぱりイサオ・ヤマグチは押さえないとダメね(違う)。

川端海翼騎手です

(川端海翼騎手です)

そんなこともありつつ、激しく動いた小倉での2日間はなんとか終了。
小倉駅で乗峯センセと軽く打ち上げして、私もサイタマに戻ってまいりました。

おつかれさまでした

(おつかれさまでした)

さて今週は浦和開催。
火曜日がヤングジョッキーズシリーズで、水曜日が第1回ルーキーズサマーカップ。
火曜日のヤングはホームラン狙いでOKですが、水曜日の重賞は堅いかな。

◎12.アムクラージュ
○6.ポッドマーフィー
▲5.ライゾマティクス
△2.ビッグショータイム
△8.スターサルファー

暑い時期ではありますが、大型馬のアムクラージュに期待。
過去の2勝がどちらも楽勝で、時計もまだまだ詰まりそう。
大外枠もレースがしやすいという点で歓迎材料だと思います。

強敵は好位から差し脚を長く使えるポッドマーフィー。
3戦3勝のライゾマティクスがスピードで押し切る可能性も十分にありそうで、この三つ巴を本線とします。

食い込んでくる可能性がありそうという点で、船橋所属のビッグショータイムをマーク。
あと、3連勝式の候補として、未勝利馬でも2着1回、3着3回のスターサルファーを挙げておきます。


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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