
日本テレビ盃で大勝利をおさめた翌日(9月28日)は笠松競馬場に行くスケジュール。
さすがに園田(空港泊)ソウル(夜行バス)マサン→金沢競馬場→船橋競馬場という日々では肉体的な疲労が取れないのは当たり前でして、
笠松へは新幹線&名鉄で行くという、楽なプランのお世話になりました。
ただし、行程はちょっとヒネッていまして、
2時間おきに走っている「豊橋停車のひかり号」に乗って、豊橋からは名鉄電車で笠松に行くという形。
多くの人は名古屋から名鉄に乗り換えますが、豊橋経由だと2,000円くらい安くて、
所要時間も30分くらいしか変わらないのでオススメです!
(新幹線は自由席)
というケチケチコースで笠松競馬場に到着して、さっそく場立ち予想の一岡浩司さんから予想を購入。
最初のレースは締め切り間際だったので一岡さんに“まるノリ”したら、レース番号を間違えていた……
だから記入台に戻って塗り直し。そしたら締め切られましたよマジですか。
その結果はなんとビックリ、1→2→4番人気の組み合わせなのに3連単が万馬券。
塗ったマークカードは馬複の13.6倍が当たっていた感じです。
この大惨事を招いた原因は「次は第何レースなのか」を把握していなかったこと。
まさに自業自得ですが、次の次のレース番号を塗らなかっただけマシと考えることにするか(汗)。
(秋晴れの笠松競馬場)
さて、本日のメインイベントは第10レースの重賞「オータムカップ」。
9頭立てのうち、兵庫所属が3頭、金沢所属が1頭、愛知所属が3頭なので、笠松所属馬は2頭だけ。
しかも単勝8番人気と9番人気……。これが笠松競馬の現状を端的に表している感じがします。
在籍馬は多くてもレベル的にビミョー。脚が速いと評価されると賞金が高い競馬場に移籍してしまうという。
9か月に及ぶ開催自粛から2年が経過しましたが、その影響がまだ残っていると言わざるをえません。
さて、私はレース取材をしつつ馬券も買うわけで、選択したのは笠松所属馬を除く3連複7頭ボックス!
9頭のうち7頭を買うという節操ない勝負に対して異論ありという方は多いと思いますが、
結果は5→3→6番人気の順で134.3倍だったんだから、勝てば官軍、OK牧場!
ついでに締め切り間際、金沢のトランスナショナルの単勝を紙で買っておきました。
これは単なる応援馬券ですね。
(単勝は紙で買う)
すると最後の直線でトランスナショナルが大外から猛烈な勢いで差を詰めてくるではないですか!
その姿を見た瞬間、私も気合が入りましたね。
「行け!届け!」
競馬を見て声が出るなんて久しぶりだわ~。
そしてお見事、単勝5番人気で差し切り勝ち。よく間に合ったよ、おめでとう!
松戸騎手と話をした回数は少ないけれど、11年ぶり2回目の重賞勝利ですからね。
あたしゃ本当にうれしいよ(涙)。
(松戸騎手おめでとう)
と気分よく最終レースの馬券を買ったら豪快にハズレるの巻。
これで船橋からの連勝記録が終了となりました。まあしょうがないな。
パドックも新聞も見ないでアドリブで買ったのだから(汗)。
(祝勝会)
笠松からの帰りも名鉄電車で豊橋まで行ってから新幹線。
そしたらビックリ。豊橋駅で東京まで行ける最終のこだま号との接続時間がたったの7分ですよ。チョーあぶない!
このルートを使うときには、列車の時刻をちゃんと調べておかないとダメですな。気をつけよう。
そんな日帰り出張を終えたあとは、通常業務と文字数が多い原稿仕事で自宅軟禁。
そして週明けの10月3日(火)は、兵庫県三木市にある「三木ホースランドパーク」に出張です。
ここで再び大チョンボ。自分が乗る飛行機の出発時刻がわからない!
なんとなく、神戸空港に10時20分着という記憶だけはあるのですが、
品川駅から乗った京浜急行の羽田空港駅の到着予定時刻が8時20分。
つまり8時40分発だったら手続き締め切りで乗れないのよね……
じつはこれが私の悪いクセ。出発時刻や予約した宿をメモしておかないという。
過去イチでひどかったのが、6年くらい前に中国の広州に行ったとき。
予約した宿はこの辺だろうと感覚だけで歩いたら、まったく到着できないんですよ(当たり前)。
街中はネットにつながらないし、中国語はしゃべれないし、こりゃヤヴァイと思ったところで見つけたのが「サッカーくじ」の販売店。
その店頭にパソコンがあったので、こりゃありがてぇと勝手に拝借。
中国だからグーグルマップが使えないことにビビりましたが、ヤフー地図は閲覧できたのでラッキー。
現在地はなんと、地下鉄1駅分も違うところでした。
そんな脂汗が出る経験をしているのに直らないのよね。
場所によっては死につながるからシャレにならんでホンマ。
そんなことを思い出しつつ羽田空港に着いて飛行機の出発時刻の一覧を見たら、神戸行きは9時5分発でした。
よかった~。
(内国産乗用馬市場の鑑定人でした)
ここまで読んで「検索すりゃ一発でしょ」と思ったかた。
それがもっとも簡単な解決策でございます。でも私は「通信契約があるスマホ」を持っていないのですよ!
スマホは持っているけどwifi専用。「なるべく便利なものは遠ざける」ことが、
脳の衰えを食い止める&感性を鋭くする方法だと考えているのです(正解かどうかは不明)。
ちなみに私の通信費は、月に1,300~1,500円程度のガラケー代だけ。
格安SIMを買ってもいいかな~とは思っているんですけどね~(本当か?)
でも南関東の競馬場にはフリーwifiがあるから不自由なし。
川崎競馬場でもカツマルくんwifiを利用して、SPAT4経由で馬券を買っております。
さて今週は鎌倉記念。
去年のこのレースは左海誠二騎手がヒーローコールで勝ったんですよね。
「もしかしたらこれが最後の重賞勝利になるかも」という言葉どおり、
11月11日に調教師試験に合格して、11月末で騎手引退(11月16日のハイセイコー記念でクビ差2着は惜しかった)。
しかしこの夏に届いたのは悲しい知らせ。
それからというもの、競馬&飲み仲間のWKさん(59)は「悔いが残らないように日々を過ごさないとなあ」と、よく言っています。
私も同じように考えなければ!
◎5.アムクラージュ
○2.サントノーレ
▲11.モンゲースパイ
△1.パンセ
△6.スノーシュー
アムクラージュは初戦4着でも距離延長後が3戦とも圧勝で、初のナイター競馬をこなせばなんとかなりそう。
門別で2勝しているサントノーレはブリーダーズゴールドジュニアカップで粘れずの3着でしたが、ヘンなペースに惑わされた印象。
こちらは初の左回りをこなせばチャンスありです。
距離延長がプラスになりそうなモンゲースパイ、善戦続くパンセ、
そして休み明けでの遠征競馬という挑戦をしてきたスノーシューを押さえます。
合言葉は、流すな☆ボックス!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。