
というわけで2月4日は韓国のソウルでコンサートを観てきましたが、その前日に行ったのは競輪場。
韓国の競輪場は昨年6月に行った昌原(チャンウォン)のほかに、
釜山とソウル(場所はソウルのとなりのクァンミョン=光明市)にあります。
そのうち釜山は屋外なので、冬の間はお休み。ドーム競輪の昌原と光明がメインになります。
ただ、同時並行で開催しないのが韓国流。
2月3日は第1~4レースまで昌原で、第5レースから最終第16レースまでは光明。
この日は昌原の競輪ファンが競走をナマで見られたのは昼過ぎまででした(日によってパターンは違います)。
私が韓国に入国したのは12時頃。残っていた宿題を終わらせたところで、
「このまま宿に行ってもつまらんな」
と思ったので、なんとなく競輪のスマホサイトを開いてみると、最終レースが18時42分と出ているではないですか!
おお、これなら余裕で行けるやん。光明の競輪場には5年くらい行っていないからなあ。
と気づいてしまったので、宿に荷物を置いてから競輪場にレッツゴー。
最後の4レースは参加できるので、それなら全敗してもダメージは少ないはず☆
という目論見で地下鉄に乗って光明サゴリ駅で降り、バスに乗り換えて5分。競輪場(KSPOドーム)に到着しました!
(競馬場)
いや~、人がいなさすぎて開催しているのか怪しい……という雰囲気なのは知っているので、さっそく中に入ります。
入場料は1,000ウォン(約110円)。専門紙の売店は閉まっていたので、アプリの出走表だけが頼り。
最初のレースは締め切り5分前くらいだったので回避して、続く第14レースからスタートです。
ちなみに韓国の競輪は基本的に7車立て。買える券種はというと、
(マークカード)
左から「単勝」「複勝」「2車複」「2車単」「3連複」「1着固定の3連単」の6種類。
日本と同じ形の3連単は、マークカード使用の現金投票では買えません(スマホ投票とキャッシュレス投票だけ)。
いやしかし、土曜日なのにガラガラったらありゃしない。
7年前くらいにトンカツ定食を食べた4階の食堂は閉店撤退しているし、3階の食堂も営業をやめてしまった模様。
場内の人数も300人いるかどうか?
しかしですよ。第13レースの締め切り後に大型モニターに表示された「合計発売金額」はなんと約6億ウォン。
つまり1レースあたり、日本円でおよそ6,500万円も売れているのです。ホンマかいな?
(ガラガラ)
そんな事実に驚いて、では第14レースを予想しましょかね~。
しかしスマホだけで戦うのはメンドクサー。やっぱり紙のほうがいいなあ。
それでも頑張って各選手の成績をチェックすると、おや、2番の選手の名前が「キム・ボムス」じゃないですか。
あの有名な歌手と同じ名前で、200mの持ちタイムも2番目。なら2番が本命でいいかな。
相手も持ちタイムが良い6番にして、3着は総流し。
昨年6月の昌原競輪で1点ケチって高配当を逃した経験をムダにはしませんよ!
しかしここで痛恨のミス。2車単のところに3連単の買い目を記入してしまった……
それを修正するも締め切りには間に合わず。そしたらアナタ、2番→6番→3番の順でズバリ的中ではないですか(汗)
逃した魚はわりとデカくて、2車複が5.2倍、1着固定の3連単が43.9倍。
28.3倍の3連複を買えたのは不幸中の幸いでしたが、全部あったら余裕のよっちゃんで勝利確定でしたよ(涙)。
(3連複だけ的中)
それでも一応はプラス。でも儲けそこなった分をリカバリーしなくては。
という意気込みで臨んだ第15レースは3連複が万車券の大波乱。続く最終第16レースは3連複が1.8倍のカチカチ山……
トータルでは900円くらいのマイナスでした。コンチクショー。今日はこのくらいで勘弁しといたるわ。
(名前不明のキャラ)
という戦いを経て、ソウルからは広島行きの飛行機で帰国。
帰りがけに姫路競馬場に寄ろうという計画です。しかも飛行機代は8,800円でチョー激安。
そしてその日のお宿は岡山にある親戚の家と、経費節約を実戦しております。
という道のりを経て、2年ぶりの姫路競馬場に到着。
姫路はカーブがきつくて直線が長くて、内ラチ沿いの砂が大盛りマシマシだからゴール前は観客エリアの近くでの攻防になるケースが多発。
個人的に日本でいちばん迫力がある競馬が行われる舞台だと思っています。
(大井の高野誠毅騎手が期間限定騎乗中)
しかし寒い……
姫路競馬場での用事を終わらせて、メインレースでスタンド前の外に出ると、実況席から降ってきた「気温6℃」の声で寒気がしてきましたわ。
韓国より寒いわ~。今日は油断してズボン下を履いていないし。
(寒くて大変)
そんな状況だから戦闘意欲は上がらず、少額勝負で退散するの巻。
帰る前に船橋のクイーン賞のキャリックアリードの単勝をお土産馬券として買っておくかな(ハズレ)。
という遠征から埼玉に戻ったら、その後のスケジュールが満タン状態で困っちゃう。
全体的に進行が遅れながらもなんとかこなして、水曜日は大井の雲取賞を目指して突撃します!
◎13.イーグルノワール
○16.サントノーレ
▲9.アマンテビアンコ
△5.ブルーサン
△8.ウルトラノホシ
△2.ローリエフレイバー
△11.ピコニ
16頭も出走すると知ってビックリ。
前回の16頭立ては5年前。ヒカリオーソ→ミューチャリー→カジノフォンテンって、レベルがめっちゃ高かったのね!
今年はJRA所属馬も出走できるようになったから、さらにハードな戦いになりそう。
中心には全日本2歳優駿で2着に入ったイーグルノワール、対抗には3着のサントノーレを指名します。
アマンテビアンコは実力としては互角以上だと思いますが、コーナー4回ってどうかしら。
主導権を取れそうなブルーサンにも警戒します。
ウルトラノホシは再度の長距離輸送が心配も地力に期待。
先行力があるローリエフレイバーにも警戒して、乱ペースになったときに出番がありそうなピコニが穴。
という顔ぶれなら絶対にボックスにするべしですな。3連複7頭ボックス35点!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。