コラム”

「今年4回目のコンサート」
2024年3月5日

よく考えたら、あたしゃコンサートに行きすぎかなあ。
去年の12月は中旬に韓国でDAVICHI(女性2人組の歌うまグループ)のコンサートに行き、
月末はももいろクローバーZのクリスマスコンサート。
今年は1月に沖縄でのイベントに行き、2月は韓国でユンナさんのコンサートと、ももクロのバレンタインイベント。

しかーし、それ以外の日々は自分で言うのもナンですが、けっこう労働しているんですよ。
その影響で2月中旬に終わらせるつもりだった確定申告の作成が、3月3日現在で進捗率30%となっております(汗)。

2月22日に佐賀競馬場に行った翌日も業務だらけで、宿を出たのが13時半。
移動中もパソコンを開き続けて帰ってきました。

ローカル線のなかでもテレワーク

(ローカル線のなかでもテレワーク)

そして先週からは2歳馬の取材がスタート。
今年もスケジュールがギッシリで、病気や大ケガなどをしてはならぬという状況になっております。

ちなみに私が携わっている「POGの達人」(いわゆる“赤本”)は基本的に6名で制作しているので、
誰か欠けるとダメージがビッグ。昔から気合と根性だけを頼りにして頑張っていますが、その6人は徐々に老化しとるんですよ。

だから新しい力を導入したいのですが、なかなかいい人材がみつからない……
競馬業界にも同じ悩みがある模様ですが、ちょっと差がある様子です。

あまり悩んでいないところの代表例が、北海道では札幌に近い牧場&育成場。
本州だと東京や京都に近い育成場は、おおむね人が足りている様子です。
南関東の競馬場も各種情報を総合すると大丈夫な感じ。

困っているのは北海道だと空港から遠い牧場&育成場ですね。
昨年の秋、昔から知っている某牧場の社長に「ウチは後継者がいないんですよ。
あさのくん、よかったらウチを使ってもらっていいよ」と言われました(驚)。

一説によると、北海道の牧場の3割くらいが「後継者不在」なのだそうな。
確かに私が知っているだけでも「住んでいるのは老夫婦だけで馬はゼロ」という牧場が何軒かありますねえ。

先週の取材前のラーメン

(先週の取材前のラーメン)

そのあたりの育成場も人手不足で、外国から来た乗り役さんがいないとシャレにならんところがたくさん。
しかし先週に取材させていただいた「トゥモローファーム」は、宇都宮駅からクルマで25分くらいという場所。
それもあって人手不足で悩むことがあまりない代わりに、馬房を常に満員に近くすることを念頭に置いているそうです。

そのために必要なのは、管理と調教のレベルアップ。
周回コースと坂路を使いつつ、競走馬たちがレースで持って帰ってきたストレスや体の痛みを除去できるように、目と気を配っています。

トゥモローファーム

(トゥモローファーム)

そこで体を癒しているのがセイカメテオポリス。
ダイオライト記念に登録をしていましたが「出走できないことはないけれど……」という状況だそうで、
次の目標に向けてより万全にという方針になったとのこと。
夏に弱いタイプなので、帝王賞を目標にして状態を上げていくことになるのかな?

いちばん手前がセイカメテオポリス

(いちばん手前がセイカメテオポリス)

トゥモローファームでの目的は2歳馬の取材。
そして来週から2歳馬の取材が本格的に始まります。いまのところ、例年以上のブラック労働になる予定。
それが終わったら温泉旅館で3日間くらい放牧したいなあ……

そのハードスケジュールに立ち向かうため、元気をもらいにコンサートに行ってきました。
ももいろクローバーZの玉井詩織さんのソロコンサートです(歓喜)。

いやあ、もう素晴らしすぎて酸欠ぎみ。
東京国際フォーラムでいちばん大きいホールAが土曜も日曜もチケット完売ですよ。
5千人も入れる大箱なのに!

玉井詩織さんのコンサート

(玉井詩織さんのコンサート)

玉井さんは高いセンスの持ち主だと思いますが、それでも「いっぱい練習したんだろうなあ」と感じられる質の高い時間でした。
来てよかった。これで3月末まで頑張れる!

その満足感を栄養にして、今週火曜日は笠松競馬場に日帰り。
そして水曜日以降は自宅で確定申告作業と通常業務を遂行する所存です。

だから今週の水曜日と木曜日の重賞は在宅投票。
水曜日のダイオライト記念は11頭立てなのね。

◎9.ディクテオン
○1.セラフィックコール
▲10.ハギノアレグリアス
△11.アナザートゥルース
穴6.テリオスベル

ディクテオンは浦和記念で完全に覚醒した感じがありますね。
母のメーデイアと同じく、いきなり強くなる成長曲線を持っているのかも。

その相手ですが、ダイオライト記念には謎な傾向がありまして。
それは、「連対馬2頭は、内枠&外枠、内枠&内枠、外枠&外枠の組み合わせになることが大半」というもの。
それを根拠に出目だけで勝負して、高配当をゲットしたことがありました。
(2012年のランフォルセ(10番)→ピイラニハイウェイ(2番)。

この年は内枠&外枠の組み合わせだけを買って馬複60.8倍が的中)
そういうわけでシルシを付けたのは内枠と外枠。

ただ、テリオスベルだけは個人的に引退まで買い目に入れることにしているので、中枠でも押さえます。
しかしマークするのは3列目だけ……

続く木曜日は京成盃グランドマイラーズで、こちらは10頭立て。

◎5.ナニハサテオキ
○8.アランバローズ
▲2.ヒーローコール
△1.フォーヴィスム
△9.ギガキング

先月の報知オールスターカップでお世話になったナニハサテオキにまた期待。
なんてったって、南関東でまだ連対率100%をキープしているんですからね。

相手筆頭には、川崎マイラーズで抜群の行き脚にビビったアランバローズを指名。
ヒーローコールは古馬相手だと善戦止まりでも、タイプ的に広い船橋コースが合うとみて単穴に取ります。

相手なりに差を詰めてきそうなフォーヴィスム、地力上位のギガキングも押さえます。
ほかにもチャンスがありそうな馬はいますが、こういうときはあえて絞ってボックスでしょう!

プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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