コラム”

「ずっと埼玉」
2024年4月8日

3月27日の終電近くで自宅に帰りまして、それからまともに外出したのは3月31日だけ。
4月1日から6日までは自宅の半径500mから外に出ていないという、新コロ時代の緊急事態宣言中かという状況でした。

3月31日の東京タワー

(3月31日の東京タワー)

そうなった理由は1年でもっとも原稿系のスケジュールが厳しい時期だから。
その影響で、土曜日になって失敗があったことに気づいたのです。
今週の予定は、月曜日から北海道に行って、火曜日がJRAブリーズアップセールに上場される馬たちの展示会で司会進行役。
で、水曜日はローカル線の旅を楽しんでから飛行機に乗って、木曜日に名古屋競馬場に行く、でした。

しかしですよ。激しいブラック労働のおかげで曜日感覚がナッシング。
その影響で「ローカル線の旅」が実行不可能になってしまったのです。

ローカル線の旅

(ローカル線の旅)

3月初旬に青春18きっぷ(全国のJRの各駅停車が乗り放題)を買ったのですが、しかし5日分を1人で使い切るのは無理。
だから30年来の鉄道仲間とシェアすることにしたのです。

彼が使うのは3日分。4月4日に使用して、すぐに郵送したとのこと。
しかし4日は木曜日。ポストからの集荷は金曜日。私が北海道に出発するのは月曜日の朝。
つまり、郵便屋さんが配達してくれる前に私は出発してしまう……
使う日付といっしょに曜日も書いてくれれば気が付いたかもしれないのに~(責任転嫁)。
気づいていれば、送り先を静内の友人宅にしてもらったのに~(泣)

しかし今の状況では郵便物を受け取るのは完全にムリ。
仕方がないから水曜日は新千歳空港で、飛行機の時間まで労働します……
ちなみに考えていたルートは、

火曜日:札幌から稚内行きの夜行バスに乗る
水曜日:稚内から名寄・旭川・岩見沢・札幌で乗り換える10時間の旅→飛行機

というもの。ルートとしてはカンペキだから、今年の9月初旬に北海道に行くときに実現しちゃる!

札幌競馬場の近くでジンギスカン

(札幌競馬場の近くでジンギスカン)

とは言うものの「災い転じて福」みたいなところもありまして、今週は木曜日と金曜日が大井&船橋のダブル開催。
さらに土日も船橋ナイターがあるので予想系の原稿が満載なのよ。
来週末のコンサートに備えて、宿題をどんどん終わらせて身軽にする必要があるんですよね。
だからいっぱい仕事する時間ができて、よかったんでないかい?
一応、鉄道旅行中でも仕事はできるんですけど……

それはともかく、今週は座っている時間が長かったので運動不足。
火曜日のクラウンカップも水曜日の川崎記念も在宅投票でした。で、川崎記念が大ハズレ。
でも吉原寛人騎手とライトウォーリアの逃げ切りをリアルタイムで見られたのは思い出に残ると思うなあ。

しかし吉原騎手は、今さらですがスゴイの一言。
今年の高知競馬場だけで52勝も挙げていて、4月5日時点でも第1位。
そしてもうすぐ地方通算3,000勝となります。(JRAでの勝ち星を追加すると3,000勝をクリア)。
昨年11月の道営記念で落馬して、骨折したとは思えない近況ですよ。

そんな吉原騎手は、川崎記念の前日に金沢競馬場で2勝をマーク。
その日の第1レースで、騎手デビューが同期だった藤田弘治調教師が初勝利を挙げまして、
藤田調教師のとなりでポーズを決めておりました。

藤田弘治厩舎初勝利

(藤田弘治厩舎初勝利)

ところで今年の金沢競馬は、昨年までの「日曜日&火曜日」開催“じゃない”ことが多くなっていて、
これはおそらく売り上げが見込める日を選んだ結果。そして7月最終週と8月第1週にはナイター開催が予定されていてビックリ!
金沢競馬場は周囲に民家がまったくないので、ナイターもミッドナイトもできそうですよね。
予定を合わせて7月28日の「金沢ナイター」の初日に行ってみようかしら?

その週末はJRAの新潟競馬で“暑熱対策”として、およそ3時間の昼休みが設定される開催。
これもどんな感じなのか現地で経験してみたいところです。
ただ、この2か所を同じ日にハシゴするのは厳しそう。新潟から金沢は意外に遠くて、300kmくらいあるんですよ。
だから現実的なプランとしては、土曜日が新潟日帰りで、日曜日は金沢に行って宿泊でしょう。
JR東日本の「土日きっぷ」を利用すれば、わりとお安く行けると思います。

そんな計画を考えられるのは、春のブラック労働期間の終わりが見えてきたから。
気持ちも新たに、今週の重賞は北海道から参戦します!

火曜日のブリリアントカップは、たぶん千歳市内のホテルから。

◎10.サヨノネイチヤ
○8.マンダリンヒーロー
▲4.ミヤギザオウ
△2.ブリッグオドーン
△6.ヒーローコール

サヨノネイチャは休み明けですが、デビューから12戦連続で連対している点が魅力。
父がダノンレジェンド、母の父がオレハマッテルゼという短距離っぽい血統でもスタミナ十分で粘りがある走りに期待します。

マンダリンヒーローは昨年から果てしなく2着が続いていますが、地元の重賞ならなんとかならんかという願いで対抗に。
しぶとく差を詰めてくるミヤギザオウを3番手に推します。こちらも羽田盃以来、2年近くぶりの勝利に期待。
ブリッグオドーンは休み休みという感じですが、力量的には互角以上という印象。
ヒーローコールは直線が長い大井コースが合う気がするので押さえます。
ランリョウオーは59kg……が心配なのでノーマーク。

そして水曜日は東京スプリントですよ!

◎12.アームズレイン
○8.クロジシジョー
▲2.ギャルダル
△6.ギシギシ
△3.プライルード
△10.テイエムトッキュウ
△9.ジャスティン

JRA所属馬が5頭出ていますが、マルモリスペシャルとヘリオスは前走の黒船賞からの間隔が短い点と、
大井でどうよという気がする点を考えて無印に。
一応の中心には休み明けでもダート短距離で安定しているアームズレインを指名します。

ただ、南関所属馬にも食い込む余地がありそう。なかでも初の1,200mに挑むギャルダルに期待です!

プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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