コラム”

「行程をヒネってバス旅行」
2024年4月22日

先週日曜日に京都府亀岡市で「ももクロ・春の一大事」という野外コンサートに行きまして、
久しぶりに“これが本当のヘトヘト”という感じで京都市内の宿に入って速攻で寝たわけですよ。
先週も記しましたが、コンサートの翌日は韓国または水沢競馬場に寄ってから帰ることを考えていました。
でも今の疲労度ではどちらも無理。

亀岡駅にまた来るZ!

(亀岡駅にまた来るZ!)

というわけで月曜日は帰宅する方向にしました。航空券を買っておかなくてよかったよ……
でも、ですよ。普通に江戸に戻るのはツマラナイじゃないですか!
しかし京の都から江戸に向かう選択肢は少なくて、

Aコース:新幹線こだま号のグリーン車(のぞみ号より若干安い)
Bコース:岐阜までJR→豊橋まで名鉄→あとは新幹線

が思い当たるところで、個人的にはAコースかなあという気分でした。

しかしそこで気づいてしまったのです。
「そういえば、京都から名古屋までのバスってあったよなあ」
すかさず調べてみると、超ビックリ。京都から名古屋まで1,400円???
おいおい、JRの各駅停車どころか、近鉄の株優より安いやんけ!

この時点で心はバスにハートマーク。
さらに名古屋駅から東京までのバスを調べてみると、3,300円ってマジですか?
それを知ってしまったが百年目、これは乗るしかないでしょう。
京都駅を12時に出るバスで名古屋に14時20分着。で、名古屋を16時半に出るバスで新宿駅に着くのが21時50分。
車内では昼寝したり仕事したり、優雅な時間を過ごしましょ♪

JRバス

(JRバス)

翌朝はのんびり始動で10時に出発。
ダラダラと歩く途中で関西土産の「それにつけてもおやつはカール♪」を買って、京都駅に到着。
バスの乗客は20人くらいで、コンサート組は私を入れて2名いました。

さて、名古屋まではお昼寝しましょ。
名古屋に着いたら乗り継ぎ時間で浦和の予想を終わらせて、名古屋からのバスでは「南関道中」を作ろう。
という予定でバスは東に進んで新宿駅に到着。昼間のバス旅って、けっこういいもんですよ。オススメします!

というわけで、新幹線の半額以下で江戸に帰還することができました。
これで「2歳馬の取材」と「ももクロ」という、上半期におけるビッグイベントが無事に終了~~~
しかしその後にやってくるのは「反動」。以前はこの時期に“大風邪”をひくのが年中行事。
それが最近は“疲労感”に代わりまして、それが今年もきやがりました(苦)。

きやがるんだな!

(きやがるんだな!)

だったら京都から江戸までバスに乗るなよ~というツッコミは甘んじてお受けいたします。
でも普通に新幹線に乗ると、なんとなく“敗北感”がある気がするんですよ……

その疲労感が残ったまま、木曜日は浦和競馬場にレッツゴー。
快楽亭ブラック師匠から「浅野トラベルは浦和に来るの?」と問い合わせがあったので「ハイ、行きます」と答えた次第。
師匠には数万円の立替金があるので、それを回収するのが主目的です(汗)
でも到着したのは第10レース。さっそくお買い物……

南関東の競馬場は1か月半ぶり

(南関東の競馬場は1か月半ぶり)

すると、1頭軸にしてしまって大ハズレ。ボックスなら当たっていたのに(涙)。
長年にわたって「流すな・ボックス」を提唱しているのにお恥ずかしい限り。
最後の2レースはボックスしか買わん!

しかしメインのしらさぎ賞は、人気薄のサダムスキャットを押さえていなくてハズレ。
ジゼルの12連勝も見られず……
すると、横にいたWKさんが「小澤さん、やったねえ」と喜んでいるではないですか。

おおお、勝ったツーシャドーは小澤厩舎だ!
小澤調教師とはその直前の土曜日、中山グランドジャンプが行われた日に中山競馬場で遭遇して、しばらく雑談していたのです。
そのあとすぐ、こんな吉報があるなんて!

小澤厩舎は重賞2勝目。重賞初勝利は岩手で、南関東では初めてです。
本当にメチャメチャうれしそうで、表彰台の上でも満面の笑顔。トロフィーを手にしてバンザイ!
客エリアからも「小澤センセ、おめでとう」という声がたくさんかかっていました。
愛されキャラなんですね。めでたいめでたい♪

小澤調教師おめでとうございます

(小澤調教師おめでとうございます)

それを見終わったところで帰宅して、金曜日は早朝から深夜まで労働。
続く土曜日は始発電車で出発して、鉄道仲間と能登半島の付け根あたりで合宿。
そして日曜日は金沢競馬場に突撃!

で、またまたなんですが、金沢から素直に帰宅しないのです。
金沢の帰りは水沢競馬場に寄り道します。大型連休前に行かねばならぬ用事がありまして……
そんなわけで、もうしばらくハードなスケジュールが続くみたいです。余裕が出るのはいつのことやら?
ちなみに今週水曜日の羽田盃は名古屋から参加します。

◎4.アマンテビアンコ
○3.ハビレ
▲8.ブルーサン
△6.ティントレット

「3歳ダートクラシック」を設計した皆さんは、羽田盃が8頭立てになるなんて考えもしなかったと思いますよ。
理想は地方競馬とJRAの真っ向勝負。でも今年は改革1年目ということで、今後に期待していきましょう。

で、本命にしたのは白毛のアマンテビアンコ。雲取賞は休み明けの分が出た形での2着と考えていいと思います。
ハビレは京浜盃が差のある3着でしたが、今回の顔ぶれなら好位からの流れ込みが狙えそう。
ブルーサンは雲取賞で逃げ切りましたが、また同じことができるのかという点を危惧して3番手にしておきます。
4番手には大井のティントレットを推しますが、この馬は社台ファーム産なのよね……。
でも地元代表として頑張ってほしいという願いで名前を挙げます。

続く木曜日は東京プリンセス賞!

◎4.ミスカッレーラ
○5.シトラルテミニ
▲9.プリンセスアリー
△1.ローリエフレイバー

こちらも例年より手薄な感じが……
それなら前走の桜花賞が不完全燃焼っぽかったミスカッレーラの巻き返しに期待。
シトラルテミニは5走前の金沢シンデレラカップを現地で見ていまして、広いコースが合うだろうなという印象が残りました。
だから桜花賞の4着は度外視可能。桜花賞馬のプリンセスアリーは3番手にします。転厩初戦でもありますからね。
ローリエフレイバーは雲取賞の惨敗が度外視できると判断。

今週のメインは両方とも4頭ボックスで勝負します!


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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