
青森から帰ってきた翌週は九州にレッツゴー☆
7月9日は九州の競馬業界における「お盆」である
「霧島賞」(九州産馬限定。JRAは2勝クラス以下、地方所属馬はオープン)が佐賀競馬場で実施されるのです。
例年はそれこそ“お盆時期”に行われることが多かったのですが、今年は1か月ほど前倒し。
その理由は、JRAの小倉開催が6月末に始まって7月下旬に終わることになったからと思われます。
その影響で“お盆”におけるもうひとつのイベント、2歳限定の「ひまわり賞」も例年より1か月ほど前倒し。
そんなわけで私は7月に2回も九州に行く予定になっております。
まずはその1回目。
朝8時の飛行機で福岡空港へ出発して、電車に乗り換えて鳥栖駅に着き、そこから地元民のクルマで競馬場に着いたのは13時半。
場内に着いたら速攻で昼メシだ!という流れで向かったのは「はがくれ」というお店。
ここは今年の2月に佐賀競馬場に来たときに「九州産馬を応援する会」のメンバーのひとりが注文した
「からあげ」のテイクアウトを見て、そのデカさに驚愕したのです!
これは次回の来訪時に挑戦しなくては!!!
その戦いの記録は、地方競馬全国協会の「ウェブハロン」に掲載しております☆
しかし気合と根性で完食したので腹パンパン。
これは明らかに食いすぎ……
(デカ盛り襲来)
霧島賞のあとに別の店で夜食を、というプランはこの時点で完全に消失となりました。
いやマジで。水かお茶しか入らんバイ。という太目残りの状態でパドック診断。
今年はJRA所属馬が5頭、佐賀が5頭で、高知から2頭が遠征してきたというのが例年とは違うところです。
そのうちの1頭、アイアンムスメを管理する田中守調教師が「いやあ、九州の関係者って熱いねえ」と驚いた様子。
「前に来たときと空気感が違うよ。九州産馬は面白いかも」と。
そうなんです。九州産馬限定戦の日には、九州の牧場関係者の多くが競馬場に集結するのです。
(霧島賞のパドック)
興味を持っていただいたのはありがたい限り。
鹿児島の1歳市場にもご来場いただけると幸いです!
しかし勝ったのは、高知所属のもう1頭であるルピナステソーロ。
宮川真衣厩舎の管理馬で、表彰式が終わった後にその場でサイン会が開催されておりました。
(調教師のサイン会)
いやしかし、霧島賞で高知のワンツーが発生するとは!
ちなみに私は節操なく3連複8頭ボックスの56点勝負で網を打ちました。
我ながらよくやるよね~。その結果は2→5→4番人気の順で41.9倍だったので、たいしたマイナスではありませんでした(汗)。
しかしまったくハラが減らん……
霧島賞が終わって30分後くらいに「打ち上げしますよー」と連絡を受けて、
食堂街の奥にある「FUJI」に入ってメニューを開いても注文する意欲が湧かず……(苦)
さらに、こんなときに限って某牧場の社長に「アイスがあるぞ」と持たされてしまうという(苦)
というわけでアイスは「FUJI」の店主に贈呈。そして私はアイスコーヒーを注文。
この店はソフトドリンクを注文するとフロートがオマケでついてきますが、コーヒーだけでヨカですタイ。
(この店もわりとデカ盛り系)
恐るべし、デカ盛りの威力。
風景がナイターになっても「メシいらね~」の状況は変わりませんで、21時半頃に宿に着いてもハラいっぱい。
やっぱりジジイになって消化力が弱くなってきたのね(涙)
でも朝になったら食欲がある!
お宿の朝食をガッツリ食べて電車に乗って、目指すは福岡空港。
帰りがけに韓国に寄るのです。
(また食いすぎ)
今回の福岡→ソウル仁川までの航空券は総額で8,010円。
こういう値段でゲットできるのは、長年の経験による技術力ですなあ(自画自賛)。
ちなみに今回の目的はコンサートでございます。う~ん、感無量。
(大満足の図)
コンサートの翌日は2つめの目的にトライ。それは☆当たり馬券と現金券の払い戻し
5月の韓国ダービーの日に買ったソウル最終レースの当たり馬券(レースは見ていません)と馬券購入券(いわゆるバウチャー)。
9月の韓国国際競走での軍資金にする目論見でしたが、
出発前にそれをちょっと見てみたら、買ったときより色が薄くなっている!
(ちょっとカスレ気味)
馬券を保管していたのは自宅の本棚。
これはおそらく、6月後半からの猛暑の影響だな……これが感熱紙の限界なのね。
その点、日本の馬券は優秀ですなあ。
ちなみに韓国の馬券の有効期間は1年間。しかし2か月でこの薄さだと、来年になったら白くなっちゃうのでは。
というか、9月までもつかもアヤシイ!
というわけで、事故物件になる前にセルフガードすることにしたのです。
場外の場所を検索すると、お宿から徒歩10分のところにあるとわかってマンモスラッキー。
あとは開催日以外でも払い戻してくれるかどうか?
とりあえず行ってみよう。
ということで木曜日の午後3時に突撃すると、人の気配が乏しい……
(永登浦場外)
すると中から人が出てきたので、閉館しているわけではなさげ。
その人と入れ替わりでビルのなかに入ってみると、いかついオジサンが受付にいました。
そのオジサンに「馬券を払い戻したいんですが」と申し出ると「9階に行って」とのこと。
さっそくエレベーターホールに向かうと、急に現れたおねえさんが「払い戻しの人ですか?」
と聞いてきたのでハイと答えて一緒に9階に上がり、おねえさんは特別払い戻しの窓口のなかへ。
そして券面表示が薄い馬券を機械に入れてもらうと、読み取り成功!
無事に現金をゲットできたのでミッションコンプリート。
喜び勇んで3つめの目的である野球観戦に向かったのでした(喜)
(今年最初の韓国野球)
そして帰国したら引っ越し準備。
わたくし、長年のサイタマ在住から翔んで千葉県民になりました。
というわけで、私の最寄り競馬場は浦和から船橋に変わります。
するとさっそく船橋開催がありまして、その初日の木曜日は「習志野きらっとスプリント」。
今年はS2ですが、レースの条件は以前と同じです。
◎14.プライルード
○5.リュウノユキナ
▲11.エンテレケイア
△2.スワーヴシャルル
△9.オールスマート
△1.イモータルスモーク
問題はリュウノユキナの位置をどこにするか。実力&実績では最上位といえますが……。
そこが未知数なので、今回もやっぱりボックスですね。
佐賀と高知からの遠征馬ももちろん押さえます!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。