
小倉競馬場から無事に帰ってきたあとの1週間は、なんだかよく覚えていない状態。
千葉県民になって1週間しか経っていないのに小倉遠征に行ったものだから、
身辺整理がまったくできていない状態なのは間違いないです。
思い出した。
小倉から帰ってきた翌日は、早朝からサイタマの家の片づけをしていたんだった……。
それが意外と重労働で、粗大ごみを中心に清掃工場に持っていくこと3回。
「老後に読む予定」で保存していた書籍は一気にポイッチョしました。
ついでに10年ほど聴かなかったCD類もポイッチョ。
残したのは、ももクログッズと「これは捨てられん」という古い競馬資料。
それと、たくさん集めた廃競馬場の資料。
それでもまだ「これはイランだろ」というものが、引っ越し荷物のなかに入っていました。
それより前、引っ越しの荷造りをしているときに
「これからはモノを増やさないようにしよう……」と心に誓ったので、
小倉でも山口宇部空港でもおみやげを買いませんでした。
(小倉競馬場で営業中のパッカル君とさがのうまこ)
そのあとは水曜日が「オールスターゲーム」で、神宮球場にレッツゴー。
築100年近くの神宮球場で行われるオールスターは今回がおそらく最後。
そういう意味でも行く価値はあったのですが、これがなかなかの長丁場。
17時半にホームラン競争が始まって、試合は16対10でパシフィックリーグの勝ち。
球場を出たのは22時20分で、17時前の入場から5時間半もプラスチックのイスに座っていたのでした。
そりゃケツが痛くなりますわ……
(神宮球場のオールスター)
そんな週の前半だった影響は後半に波及。
木曜日以降は朝から晩まで労働して帳尻を合わせましょ♪
しかしまだ、新しい自宅には未開封の段ボールがたくさん。
改めて、モノが多かったんだなあと思います。
引っ越し作業中に必要なモノ、不要なモノを分類しているときには、
まったく記憶になかった物件がたくさんありました。
そのなかでの第1位は
☆長野オリンピック記念の5千円硬貨
買った記憶がまったくない……
さらに「まるごと捨ててもいいかな」と思った未開封の段ボール。
これを念のためチェックしてみたら、優勝記念のクオカードがザックザク。
危なかった(汗)。
中高年のみなさん、自分が持っているものには何があるのか、精査しておくことをオススメします!
(“ホースニュース”の最終号もお宝?)
世の中には「この人にとっては価値があっても、別の人にとってはガラクタ」というものがたくさん。
今回の引っ越しで選抜された「昭和20年代の松本競輪(長野県)のハズレ車券」は
おそらく、元の持ち主がお亡くなりになったとき、遺族がネットオークションに出したものと思われます。
(私は友人から譲り受けました)
これから先、こういうケースが多発すると思うんですよね。
競馬ブームを経験した人たちの年齢がどんどん増えていくわけで……
そう思ったので3年前くらいに、馬産地に住んでいる友人に
「町長になって、競馬関係の図書館を作ってくれ」
と提案。
しかし乗ってくれませんでした(涙)。
ならばということで、こんどは大牧場の社長に提案。すると
「いいねえ。それは必要だわ」
という返事をもらったものの、単なる居酒屋トークで終わった模様です……
東京競馬場には「JRA競馬博物館」、横浜競馬場跡地には「馬の博物館」がありますが、調べ物には不向き。
私が「廃競馬場巡礼」という本を制作したときに利用したのは、各地域の図書館のほか、
マスコミ関係者だけが利用できる「JRA図書室」と、国会図書館でした。
今回、迷って捨てなかったものに「昭和10年の競馬雑誌」がありますが、
もし競馬図書館(仮称)があるんだったら、元払いで送って寄付しますよ!
そういえば、引っ越し荷物には、古い競馬資料を販売している「蓑虫屋」さんの本と販売資料も入れました。
競馬の資料もスキモノにとって“沼”の要素がありますな。
ちなみに私が断捨離したもので、記念に写真を撮っておいたものがこちら。
(個人的歴史資料)
「POGの達人」(いわゆる赤本)ですね。
制作に関わってからおよそ20年。いろいろなことが思い出されますわ(汗)。
こちらは捨てなかったもの。
(地方競馬の情報誌・月刊ハロン)
たくさんあるなかで、ネタ的に重要と思われたものを何冊か厳選しました。
さらにこれも。
(船橋の名馬)
アブクマポーロのぬいぐるみって、どこで手に入れたのか記憶にないけど、24年前にテレビで使った記憶はある……
こういった資料、とくに地方競馬(草競馬を含む)の資料は行方不明になりがち。
1か所に集積できる場所ができたらいいなあ。
今週水曜日の重賞はサンタアニタトロフィー。
アメリカですねえ。個人的に行きたい場所は、チャーチルダウンズ競馬場にある「ケンタッキーダービー博物館」。
もちろんサンタアニタ競馬場も訪問したい場所ですが、はたしていつ行けるのやら?
◎1.マースインディ
○2.デュードヴァン
▲12.ハデスキーパー
△9.ラストストーリー
△14.ボイラーハウス
△4.エスポワールガイ
△7.イグザルト
この重賞はハンデ戦。
過去10年で負担重量が「.5」の馬が出たのは7回で、そのうち6回で「.5」の馬が3着以内に入っているのです。
(出走15頭のうち14頭が「.5」だった2015年も含みますが……)
今年の該当馬は2頭で、マースインディとプリンスリターン。
その2択から、9歳馬のマースインディを3連勝式の軸として抜擢します!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。