
8月の個人的恒例行事は、JRA宮崎育成牧場の「馬に親しむ日」というイベント内で行われる、ジョッキーベイビーズ九州地区予選のレース実況。
今年もお盆まっさかりの8月12日(月祝)に実施されました。
昨年はデカい台風が来るということで、台風が海の上にいる間に宮崎入り。
そのおかげで業務に穴をあけずに済みました。
東横インの同じ部屋に5連泊するという、珍しい経験もできました。リゾートワーケーション☆
すると今年もデカい台風が来たではあーりませんか!
ただ、通過したのは東北地方。
その影響で月曜日のクラスターカップが水曜日に延期となってしまいました。
一方の宮崎県はメチャ猛暑。
日曜日の最終便で宮崎空港に到着したら、湿度が高いという、私がもっとも苦手とするコンディションでした。
空港ターミナルから外に出るとメガネが曇り、宮崎駅で電車から降りたらまたメガネが曇り、
ドンキに寄ってお店を出たらまたメガネが……
気温が高いのは気にならないんですが、湿度が高いのはイヤなのよね。
でも翌日は気温が高くても南国らしいカラカラ天気で、熱中症にならずに計4レースを実況できました。
(優勝した永谷愛琉さん)
イベント終了後は宮崎駅前からバスに乗って福岡県方面へ。
そこで再び高温多湿にさらされてしまいました。
福岡天神行きの高速バスに乗って、福岡県と佐賀県の境目近くにある「基山バス停」で下車。
そこから10分ちょっと歩くとJRの「けやき台」駅があります。本日のお宿はそこから3駅。
バス停からプラプラと歩いて駅に着き、時刻表を見ると次の電車は6分後。
おお、1時間に1~2本なのにメッチャラッキーやんけ。
すると電車が来た気配。反対側のホームかな、と思ったら逆でした。
なんとその電車は16分遅れで走っていた模様。しまった、油断していたわ~。
てことは、6分後の電車も遅れているんだろうなあ。
と、夜10時すぎの無人駅でボケーとしていたわけですよ。
しかし電車が来る気配がまったくないのよ、どーゆーこと?
(無人駅)
駅の周囲で開いている店は、徒歩5分くらいの場所にあるコンビニだけ。
駅の改札口には運行状況のモニターがあるものの、次の電車がどこにいるのか不明……
でも、どこにいるのかが分かっても、私には待つ以外の選択肢がないのよね。
駅構内をウロウロすること1時間。やっと来た電車は59分遅れでした(涙)
(やっと来た)
その翌日は佐賀競馬場で取材の準備を整えて帰宅して、日曜日に再び福岡空港にレッツゴー☆
16時ちょっと前に鳥栖駅に到着すると、これは40℃くらいあるんじゃない?
でも湿度が低いから、そんなにキツくはないなあ。と思いながらバスで競馬場に向かいました。
(今週2度目の佐賀競馬場)
競馬場に着いて場内各所をウロウロして、食堂街の奥にある「FUJI」でフロートドリンク(300円)を注文してちょっと休憩……。
そこで11月4日に開催されるJBCに向けての作戦会議をした結果、私も少しだけ店の手伝いをすることになりました。
(これはブルーハワイフロート)
そのあとは佐賀競馬場に来たメインの取材。
知り合いの厩務員さんのファインプレーのおかげで、無事に完了できました。
佐賀競馬場の厩舎エリアをスーパーカブで走り回るという珍しい経験もできて面白かった~☆
スーパーカブを返却して検量エリアに行くと、騎手候補生の長谷川蓮くんを発見。
彼は宮崎県の出身で、ジョッキーベイビーズ九州地区予選の出場経験者なのです。
おお、月曜日にお父さんと宮崎で会って話してきたばかりだよ!
あと4か月ほど佐賀競馬場で実習して、順調にいけば来年4月にプロデビューとなる予定だそうです。
ぜひぜひ競馬関係者のみなさんにファンになってもらって、たくさん乗れるように。
しまった、写真を撮り忘れた!
(検量エリアから見たパドック)
ちなみに蓮くんのお父さんは育成牧場の経営者で、南九州で開催される草競馬では絶対王者レベルのトップジョッキー。
こんな感じで知り合いがあちこちにいるのは「競馬ワンダラー」で各地をウロウロしているおかげです。
そんな感じでのんびり雑談できたのは、佐賀競馬場から鳥栖駅に行く路線バスが午後7時くらいで終わってしまうから。
私にはもう、最終レース後に出発する「友の会」の送迎バス(運賃300円)しか選択肢がないのです
(いちおう、肥前旭駅まで45分歩くという最終手段はある)。
(西鉄久留米駅行きとJR新鳥栖駅行きがあります)
なので最終レースは、佐賀競馬の専門紙の記者さんと雑談&情報交換で有意義な時間つぶし。
おお、今回は馬券を1回も買わなかったぞ。ちゅーとはんぱに勝負しなかったのは個人的な収穫だ(笑)。
その佐賀競馬は、ここ数年で若手騎手がずいぶん増えました。
しかし今年のリーディングは“ミスター・ほとんどパーフェクト”でおなじみの大ベテラン、山口勲騎手が独走状態。
来年以降、長谷川蓮くんがその牙城を崩してくれることを、私は親戚のおじさん気分で楽しみにしております。
という流れで予想するのは水曜日の若馬の戦い「ルーキーズサマーカップ」。
各馬の素質はもちろんですが、暑さへの耐性も予想のポイントになるのでは?
◎5.ヤギリケハヤ
○3.ファイアトーチ
▲8.クマノコ
△6.ライトスリー
スミマセン、ヤギリケハヤを「すぱっと!POG!」で指名しているもので……(照)
問題は過去2戦が51kgだった斤量が54kgに増える点。
でも今回の組み合わせなら先手を取れると思うので、逃げ切りに期待して単勝を買います。
ファイアトーチは前走がギリギリの勝利でも、まだ伸びしろがありそう。
クマノコは新潟遠征から2週間ちょっとですが、基礎体力の高さで頑張れる可能性に期待します。
ライトスリーは2か月ぶりがプラスに出るとみて、3連単はヤギリケハヤの1頭軸マルチ相手3頭で18点とするのが現時点での予定です!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。