コラム”

「行ってよかった」
2024年9月9日

もともと考えていた私の9月第1週の予定は、

・9月1日(日)北海道の静内から昼頃に新千歳空港→札幌競馬場→夜行バス
・9月2日(月)青春18きっぷで、釧路(釧網本線)網走(石北本線)旭川→新千歳空港→羽田空港に23時頃到着
・9月3日(火)20時頃に飛行機でソウル仁川空港へ

しかし突発的な事象によって9月1日は新千歳空港13時発の飛行機で江戸に戻ることに。

それで夜10時頃に自宅に戻ったら、かなりの疲労感があったのですよ。
さすがに8月の最終週に火水で門別往復→金曜日から馬産地見学ツアー、という日程は今の私には厳しかった模様。

静内のエクリプスホテルで朝食ガッツリ

(静内のエクリプスホテルで朝食ガッツリ)


そう考えると、夜行バスからの鉄道旅行は少々厳しかったかも。
さらに翌日から韓国ってのもなかなかハード。予定の組みかたが学生のままですわ(汗)
でも「イケイケドンドンはムチャ」と理解しているので、韓国行きの航空券は買わないでおきました。

そして9月2日。午前中は重たい疲労感……。
9月6日の金曜日に福岡市で業務があるので、韓国には福岡経由で行く手もあるよなあ。
でも午後になったら、回復してきた手ごたえがある!

そして23時30分、翌日の成田→ソウル仁川の航空券を買うことを決断したのです!

行きはエアソウル

(行きはエアソウル)


ソウルに着いた翌日は、競馬場で韓国国際競走の枠順抽選会!

各陣営には知っている顔が多いので、いろいろと雑談。
そしてコリアカップに出走するライトウォーリアは、吉原寛人騎手のゴッドハンドで4番枠をツモりました!

コリアカップが行われるソウル競馬場の1,800mは、内回りコースのスタンド前から発走して、2コーナーで外回りコースに合流する形。
韓国競馬は「スタート後の100mはまっすぐに走らなければならない」という規則があり、
100mを過ぎたところでゴチャゴチャするケースが多いので、内枠希望でも1番と2番はビミョーかなと思っていました。

その点からも4番枠は好材料。 抽選会の終了後、吉原騎手にウィルソンテソーロの小手川準調教師を紹介して、
ライトウォーリアが逃げるのでヨロシク、と宣言してもらいました。

4番枠をゲット

(4番枠をゲット)


そんな感じでテンションは上がって、すっかり疲れは忘却の彼方。
続いて野球場に移動して、今年2度目の韓国野球でーす♪

その翌日も夕方までお仕事をして、夜は野球観戦。
入場する前に球場の横の広場で友人とキャッチボールをしていたら、
見知らぬ青年が「キャッチャーミットを持っているなら、僕たちの球を受けてくれませんか」と言ってくるではあーりませんか。
よおし、かかってこいやー!

韓国でキャッチャー

(韓国でキャッチャー)


という展開で、韓国人の若者の全力投球を10分ほどキャッチ。
そしたらですよ、恐ろしいほどの汗が噴出してきたのです。
マジ大変。今日はタオルを持ってきていないのに!
仕方がないから8千ウォン(860円くらい)の応援タオルを買うことに。

しかし大量の汗が出るのは尋常じゃないわよね。この原因はたぶん、ここ最近の体重増。
カロリーを減らして運動をして、最低でも5kgは体を絞らねば(苦)。

さらに金曜日も蒸し暑い福岡市で、Tシャツを絞ると水滴が落ちるレベルの滝汗が発生。
これはマジでヤヴァイな……ということを実感して、1泊2日の日本出張から韓国に帰ってきました。
そして土曜日はまたまた野球観戦にレッツゴー♪

水原=スウォンの野球場

(水原=スウォンの野球場)


そんなスケジュールを経て、日曜日はソウル競馬場に突撃です!

コリアカップは単勝1番人気がウィルソンテソーロで1.5倍、2番人気はクラウンプライドが3.1倍で、一騎打ちムードの評価(馬複は1.5倍)。
ライトウォーリアと昨年の韓国ダービーを制したグローバルヒットが11倍くらいでした。
(最終的には、ライトウォーリアが11.5倍、グローバルヒットが13.2倍)

さて、ライトウォーリアは逃げてくれるかな?

ファイティン!!!

(ファイティン!!!)


と思ったらスタートで跳び上がって7番手あたり。逃げるのはクラウンプライドですか、マジですか。
それでもライトウォーリアはコーナーワークで位置取りを上げて、向正面で外に出して4番手に上昇。
このあたりのインサイドワークはさすが吉原寛人騎手!と唸ったものの、逃げるクラウンプライドの勢いは衰えず、
後方からはウィルソンテソーロが伸びてきて、グローバルヒットは先行粘り込みを狙う形。
それでもライトウォーリアは頑張って、3着から3馬身差の4着に残りました。

「出遅れたのは、ゲートボーイを気にして上を見ていた影響。でも、今までとは違う形なのに3コーナーで上がっていく脚を見せてくれました。
こういう競馬もできるんだなと感じましたね」と、吉原騎手。
内田勝義調教師も「ゲートの中の雰囲気的に、ちょっとヤバいな、出遅れなければいいな、と思ったんですよ」とのことで、
スタートに悔いが残る結果になってしまいました。

でもレース映像を改めて見ると、スタート五分でもクラウンプライドを制して逃げられたのかどうか?
それを考えると、出遅れたから4着に残れたのかも?
しかしながら私は残念、ライトウォーリアの単勝&複勝、および3連複の1点勝負は、1→3→4着でノーマネー(泣)

ライトウォーリアの単勝と複勝

(ライトウォーリアの単勝と複勝)


このマイナスは次のレースで取り返しちゃる、と気合を入れるもハズレ。
あとで聞いたら、私が狙った馬に乗ったベテラン騎手が、深刻な腰痛持ちなんだって。
そんなん知らんよ……

気を取り直して最終レース。ここは1番人気の10番と、今年のダービーを制したソ・インソク厩舎の2頭で鉄板じゃろ!
と、残り少ないウォン紙幣で馬複&ワイドと3連複で勝負。
すると、ソ・インソク厩舎の馬が勝って、2着は10番で大的中~~~(馬複6.4倍、ワイド3.2倍、3連複14.3倍)

この一撃で本日の損失を見事に回収。その勢いで火曜日の重賞・ゴールドジュニアを予想します!

◎6.ラブミーメアリー
○10.プリムスパールス
▲1.アレゴウドウレモン
△7.オーシンレーベン
△4.ランベリー

先週、ラブミーチャンがお亡くなりになりまして、血のつながりはないけれど、冠号が同じのラブミーメアリーに期待します。
半兄は一昨年の東海ダービー馬、タニノタビトという点も魅力です☆

続いて水曜日の重賞、1,200mのアフター5スター賞です。

◎3.エンテレケイア
○12.ジゼル
▲2.ラヴケリー
△9.ローウェル
△4.マックス
△6.カセノダンサー

吉原寛人騎手のエンテレケイアでイケるでしょう。
吉原騎手は月曜日にソウル→中部国際空港経由で金沢競馬場の調整ルームに入り、水曜日と木曜日は大井。
世界のヒロト・ヨシハラを応援!

しかし木曜日の東京記念は世界のヨシハラは2番手まで……

◎2.ラッキードリーム
○5.デスティネ
▲1.ナッジ
△6.ミヤギザオウ
△7.ウラノメトリア

移籍初戦でも実績上位で長距離も大歓迎のラッキードリームには逆らえなかったとです……(汗)


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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