
最近になって、気温が下がったり上がったりしたことが影響したのか、先々週の土曜日あたりからどうもカゼっぽい感じ。
でも用事があったのでちょっと外出したらヘンな汗が出てくる状況で、「これはもしや……」
という可能性があるなと思って体温計を使ってみたら、なんとたったの「36.6℃」。
まじすか、PCR検査キットを買うレベルじゃないんかい!
と、すこしガッカリ。でもなんか調子は悪いんだよなあ。
そんな状況だったので、先週の予定は流動的。でも火曜日の夜になって、
「明日は北海道に行こう!」と決心しました。
目的地は静内の北海道市場で開催される「オータムセール・2日目」。
帰りの飛行機は2か月くらい前に激安で予約していたので、行きの分だけ日付が変わる直前に買いました。
ちなみに春秋航空で1万2,800円。春秋航空にしてはお高いのね……
(LCCのおかげです)
でも鉄道で行くより安くて速いんだから、ありがたいと思わなければイカンですね。
で、新千歳空港から静内までは、北海道市場がチャーターしたバスで移動です。
セリ市場に到着したのは12時半。
今回の目的はお買い物ではなくて(汗)、市場の様子見とあいさつ回りと打ち合わせが3件。
結果としては、頑張って行ってよかった~
ちなみに市況は「オータムセールにしてはお値段が高い」という感じでした。
最終日のこの日は9月までのセリ市場に出て買い手がつかなかったor欠場した馬だけが出るのに、平均価格は例年より上。
かつての「売れ残り市」という雰囲気はありませんでした。
(オータムセールの最終日)
この要因は、中学や高校の時にスーパーファミコンのダービースタリオンで遊んで競馬ファンになった人たちが、
30年くらいたって社長や役員になって余裕資金ができて「リアル・ダビスタ」をやっていることが大きいのではないかと……
そのため、ここまでに行き先が決まった馬が多いから上場頭数が少なくて、セリ市場が終わったのが午後4時すぎ。
昨年は場内が暗くなっていましたから、1時間くらい早かったのでは?
そのため帰りのバスもサクサクと出発。
千歳空港に着いたのは午後6時前でした。しかし私が乗る飛行機は午後9時……。
(千歳空港でスープカレー)
その時間を利用して、週末の原稿仕事を前倒しでやっておかねば。
北海道から帰った翌日は、大井競馬場でヤングジョッキーズシリーズの取材なのです。
そもそも体調がイマイチなので、悪化する前にやっておかないと(苦)。
でも現場に行けばテンションが上がるもので、取材は無事に終了。
しかし業務が終わるとスイッチが切れるので、大井町駅まで歩いたらヘンな汗が出てきた……
(ヤングジョッキーズ)
それはともかく、ヤングジョッキーズシリーズは集中的に開催するスケジュールになったことで
「今の順位」を気にしてもしょうがないという状況になっております。
東日本地区は10月下旬が過密で、
★10月17日(木)=大井競馬場
★10月22日(火)=浦和競馬場
☆10月29日(火)=盛岡競馬場
☆10月31日(木)=船橋競馬場
ついでに私のスケジュールも過密でして、29日の盛岡と31日の船橋は現地取材が入っております。
どひゃー。
ところで17日の大井では、第2戦で落馬がありました。
3コーナーで田中洸多騎手の前がふさがったことで、馬がつまづいてしまったのが原因です。
田中騎手は大きなケガはなかったようで、レース後に検量室でパトロールビデオを見ていたのでひと安心。
その数分後、浦和の千野稜真騎手が4日間の騎乗停止となったという情報が入りました。
となると、千野騎手は22日の浦和ヤングは出場不可?
と思ったら、今回は「もともと決まっていた予定は除外される」のだそうで、
騎乗停止は18日(金)と21日、23日、24日。なるほど、そういう形になることもあるのね。
という大井取材から寄り道しないで自宅に戻り、
翌日は早朝からリポート原稿を含めて夜中まで鬼のようにお仕事。
また体調が悪くなってきた……
そんな状況なので、土曜日からの予定をそのまま実行するか、ちょっと悩んだわけですよ。
ちなみにその予定とは、
☆19日(土)=夕方の飛行機で韓国の釜山へ
☆20日(日)=釜山慶南競馬場に突撃
☆21日(月)=韓国内で取材をしてからソウルに移動
☆22日(火)=ソウルから北海道に移動
大丈夫かなあ……。
いちおう、風邪薬と胃薬を多めに持っていこう。
と決断して韓国にレッツゴー。そしたらまあまあ寒いじゃないの!
(釜山の繁華街を散歩)
日曜日もそれなりに寒いなか、しかし行ってよかったという結果になりました。
第4レースの慶尚南道知事杯(3歳以上・ダート2,000m)と、第6レースの金海市長杯(2歳・ダート1,200m)で、
私がもう15年くらいお世話になっている牧場で誕生した馬が勝利したのです!
じつは第6レースは2着だったのに、勝った馬が進路妨害で失格になっての繰り上がりだから、完全に「棚からボタモチ」状態ですよ。
ドサクサにまぎれて、優勝の記念写真の列に加わってしまいました(その写真がネット上にないか捜索中)。
(タナボタ勝利はテスタマッタ産駒)
逆に同行の友人は、落馬した騎手の応援馬券を買っていたのでガックリくん。
ホント、人生いろいろですよねえ。
今回は私がラッキーだったということで、その勢いのまま水曜日の埼玉新聞栄冠賞のシルシをつけてみます。
なお、体調は引き続き低いレベルで安定しております(涙)。
◎2.ナニハサテオキ
○8.アイブランコ
▲6.ユアヒストリー
△3.パワーブローキング
△4.ヒーローコール
ナニハサテオキは日本テレビ盃で南関東での連対率100%が途切れましたが、4着だったら上等。
負担重量が他馬と同じなら、今回も差し脚が届くハズ!
軸は不動でも相手は混戦。
筆頭にはJRAの浦河育成牧場で誕生したアイブランコを指名します。
ユアヒストリーは前走の姫山菊花賞で澤田龍哉騎手が「前の馬がフラフラしていて競馬になりませんでした」とレース直後にコメント。
改めて実力発揮に期待します。
姫山菊花賞を勝ったパワーブローキングも「小回り向き」という佐藤裕太調教師のジャッジを信頼。
大マクリが狙えるヒーローコールも押さえます。
ところで私の現在地は北海道。ソウル仁川空港から新千歳空港行きの飛行機に乗りました。そのお値段は約7,800円。
体調は引き続きビミョーですが、私の座右の銘のひとつは
「ケガは試合をしながら治す」
というプロレス選手の言葉(誰の言葉なのかは不明……)。
これからJBCに向けて調子を上げてまいります!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。