
佐賀競馬場でのJBCが無事に終了しまして、今週の「南関道中」は佐賀県内で作成しております。
しかしまあ、ここに来るまでが久々に大変だったんですよ。
先週の「南関道中」は秋田県内で作成しましたが、それは高知競馬場から盛岡競馬場に移動する途中。
先々週の木曜日に笠松競馬場に日帰りしたあとは、1週間で2回も空港夜明かしをした疲れが噴出。
カゼぎみだったのは治ったのに、こういうときに限って仕事が大盛りなのよね~。
脳みそが酸欠状態のまま日曜日は高知競馬場に行って、取材をして最終レースまでアタック。
高知の最終レースはみんな大好き「一発逆転ファイナルレース」で、この日はインコースがわりと使える馬場コンディション。
(高知では競馬研究を買っています)
「だったら内枠が有利でしょ」と言えないのが高知ファイナルのコワいところなんですよ。
最終レースは1,300mなので、先行争いが激しくなるのが通例。その影響で、外枠が有利になることが多いんですよ!
という基本にのっとって、予想なんざしないで3連複の外から7頭ボックス35点を買えばよかったのに、
専門紙を読み解きながら予想をしたのが間違いの元。
結果的に外から7頭で当たっとったやないかい、6千円くらい損した!
(ファイナルは運試しと割り切るべし)
という結果で疲れが倍増ですよ(涙)。
おまけに高知駅行きの無料ジャンボタクシーの助手席に座ったら、信号無視で直進してくるクルマがいてビックリするし。
そんな状況ではありますが、この日のお宿は夜行バス……
3列シートのバスに座った瞬間に気絶したようで、気がついたら神戸三ノ宮駅前に到着する直前でした。よく寝た~~~
そこから大阪空港に移動して、お昼の秋田行きの飛行機で飛びます飛びます♪
飛行機のなかでもガッツリと寝て、秋田空港に着いたところで積み残した宿題を片付けましょう。
そしたらビックリ、空港から秋田駅に行くバスがしばらくない!
うーむ、どうしよう。
(秋田犬)
そこで思い出したのが、友人のヨンちゃん(韓国人)が留学していた「国際教養大学」。
秋田空港の近くにあるその大学に行けば、奥羽本線の駅に行けるバスがあるハズ……
と思って調べてみたら大正解。
1時間後に和田駅(秋田から2駅盛岡寄り)行きのバスがある!
じつは以前から、国際教養大学には興味があったのです。
秋田市の中心部から離れたところにある、すべての講義が英語という大学。
しかも日本でのランキングも上のほう……。
空港から大学までは、グーグル先生によると3.8km。
でも大半が下り坂だから、40分もあれば着くでしょ!
と思って歩き始めたら、10月下旬の秋田県だからちと寒かった。
でも早歩きで歩いていくと、汗が出てきましたよ。こういうのがカゼの元だっつーの。
するとあっさり35分で到着。そのおかげで、大学内をゆっくりと散策することができました。
(国際教養大学)
自分も高校生のとき、こういうハイレベルな場所で自分を磨くという考えがあればなあ……(遠い目)
大学からのバスは乗客が4人。
私のほかは全員が留学生でした。
和田駅から大曲駅までは各駅停車で、そこから盛岡駅までは「こまち号」に乗車。
駅前のお宿でゆっくり寝るぞ~!
(バスのシートは秋田県っぽいデザイン)
というのは願望だけで終わりました(涙)。
翌日の先週火曜日は、睡眠不足のまま盛岡競馬場にレッツゴー。
こんどはヤングジョッキーズシリーズ・トライアルラウンドの取材です。
じつはわたくし、今年になって盛岡競馬場に来るのが初めて。
というわけでジャンボ焼き鳥のお店に行って、年始のごあいさつ~☆
したらば猛烈に血糖値が下がってきた気配。
とりあえずカウンターに出ている炊き込みご飯も買いますわ(500円)。
(とりあえず昼食)
これを食べて調子を戻したところで、出場騎手紹介のセレモニー。
JRA代表としてマイクを持った原優介騎手がエピソードトークで笑いを取ったあと、
マイクのバトンを受けたのが岩手所属の坂井瑛音騎手。
するといきなり、「レディースアンドジェントルメン」と声を張り上げてダダスベリ……。
おいおい、客も出場騎手も笑いをかみ殺してキツそうにしとるやないかい!!!
(笑ってはいけない)
でもまあ、観客の前でサムいトークをした度胸は認めなければ(汗)。
この経験はきっと、今後の騎手人生に生きるはず?
しかし今回はそんなスーパートークの甲斐もなく、坂井騎手は2戦目の4着が最高着順。また来年ですな……
その後は気温が一気に下がって、競馬場は完全に夜の景色。
そしてヤングジョッキーズの表彰式は最終レースの後なので、その取材に加わると無料バスに乗れないのよ(涙)。
(盛岡では2戦ともJRAの騎手が勝利)
だから帰りは、専門紙「ケイシュウ」の峯村正利横綱に頼んで駅まで送ってもらうことに。
ちなみに横綱の現在の体重は140kgらしいです(ヒミツ)。
盛岡でのおみやげは、お持ち帰りで買ったジャンボ焼き鳥3本。
これがメチャメチャいい匂いをまき散らすのよ。
ビニール袋を二重にしてもカバンから焼き鳥の香りが漏れるので、
盛岡駅ビルのお店でもらった厚手のビニール袋でくるみ、さらにエコバッグでガード。
匂い対策を無事に完了させて、最終のやまびこ号で仕事をしながら帰ります……
(間食でジャンボ焼き鳥)
その翌々日の木曜日もヤングジョッキーズの取材で船橋競馬場にレッツゴー。
しかしさすがにヘロヘロで、11番と12番を押し間違えて5万馬券を取り逃す大惨事が発生してしまいましたよ(涙)。
(ちゃんと11番を押せていれば5万円)
という日々を経て、日曜日の昼の飛行機で福岡空港に到着したのです。
そして月曜日は競馬場で朝11時から5時間ほど、売店の手伝いを頑張りました!
それはともかく佐賀のJBCは無事に終わって江戸に戻るわけですが、こんな状況なもので水曜日の大井に行くのは絶対にムリ……。
ハイセイコー記念は今後に備えて、リラックスモードで自宅観戦いたします。
◎11.スマイルマンボ
○8.ニホンダイラ
▲4.スキャロップ
△13.ムサシエクスプレス
△1.パルヴェニュー
△7.シビックドリーム
△2.ユウユウスキー
逃げ先行で勝った馬がメッチャたくさんいるムズカシイ顔ぶれ。
それなら、差して上位に入ったことがある馬のボックスでいいんでないかい?
一応の中心は、母が活躍馬のハルサンサンというスマイルマンボ。
初戦が好位差しで圧勝したニホンダイラを対抗に置いて、前走が差し切り勝ちのスキャロップが単穴。
でも馬券はボックスで。みなさん、押し間違いには気をつけて!!!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。