コラム”

「連敗街道」
2024年12月16日

唐突ですが、旅行業界で「閑散期」といえば
●12月のクリスマス前
●1月中旬から2月下旬
●6月から7月の海の日まで
が主なところで、この時期は航空券の価格が安くなりがち。
私も業種のククリでいえば“サービス業”なので、いわゆる普通の勤め人のみなさんが休むときが繁忙期。
というわけで、今の時期はわりとスケジュールに余裕があります。

今年はまさに当たり年。9月から関東の外に出ない週がなかったのに、12月は3週連続で週末は自宅!
だから7日の土曜日は、高校時代からの仲間&先輩たちとの忘年会に出席しました。
すると「おまえが来るのは珍しいな」というお言葉が。
6年ぶりの出席だからしょうがないんですけど……。

ちなみに会場の市川駅前には何度も夜明けを見た雀荘がありまして、そこで二次会をしたかったんですけど、
店を出たときにまっすぐ歩ける人がゼロで断念。
来年は忘年会の前に0次会をやりましょう……

わが青春のメトロ

(わが青春のメトロ)


幸いなことに私は酒の影響があまりなく、水曜日は川崎競馬場に出撃です。

第8レースまでは屋外席でテレワーク

(第8レースまでは屋外席でテレワーク)


「南関道中」で私が記した全日本2歳優駿の本命はウィルオレオール。
ダートグレードでも通用すると見込んだわけですが、もうひとつ意味がありまして、
それは☆ウィルオレオールの父、レッドベルジュールが来年から鹿児島県民になるから。
全日本2歳優駿の勝ち馬の父が九州に来たら、大変なことになるんじゃないかしら?
というワクワクドキドキのなかレースを見守りましたが、今回は残念ながら6着。
来年のダートグレード戦線で改めて期待です。

すぱっと!WIN!もウィルオレオールに投票

(すぱっと!WIN!もウィルオレオールに投票)


しかしまあ、全日本2歳優駿には新コロ期間を除けば15年連続くらい現地で見たと思うんですが、今年は場内がメチャ混みでしたよ。
パドックの大型ビジョンの向かい側は人垣が堅くて厳しかったので、人をかきわけながら道路側に移動しました。

そこで見たミリアッドラヴは「これは体が締まりすぎでは?」という印象。
ビジョンを見上げたら、やっぱり前走からマイナス14kgでした。
こりゃキビシイだろうと思って馬券はヌケにしましたが、アタシの見る目がイマイチでした(反省)。

しかしまあ、ですよ。
ひとつ言えることは「持っている人は持っている」ってこと。
こういうのは天からの授かりものなのだろうなあ……

トナカイとサンタさんが誘導

(トナカイとサンタさんが誘導)


と、感心してばかりではダメなのよ。
昔、有名な人が言いました。
「金がないやつぁアタマを使え!!!」
よおし、アタマを使ったろうやないかい。と気合を入れて最終レースに挑んだら、まさかの最低人気馬が1着で悶絶地獄。
荒れる前提で本命にしたノーブルウィスパーから薄いところに流したのに~~~

ほとんど最後方から直線一気で勝ったのは本田紀忠騎手。
聞くところによると、2年8か月ぶりの勝利なのだとか。
そりゃキビシイわ~と思ったら「単勝とりました!」とTK橋さんが言うからオドロキ。
単勝4点買いで当たったんだとさ。
持っている人は持っているなあ(涙)。

すると1コーナー方向がメチャにぎやか。
本田紀忠騎手の勝利をみんなで祝っているようでした。

勢揃いで記念撮影

(勢揃いで記念撮影)


しかし私は本格的に不的中。
馬券が当たったのは12月2日の金沢競馬が最後では?

その翌日はヤングジョッキーズシリーズ・ファイナルラウンドが実施される園田競馬場に行きましたが、そこでもすべて不的中。
ヤングでは2回とも、3連複の的中を鷹見陸騎手に阻まれました……

ヤングジョッキーズシリーズは鷹見騎手が総合優勝

(ヤングジョッキーズシリーズは鷹見騎手が総合優勝)


しかしその翌日の金曜日。ついに連敗記録にピリオドが!

グリーンチャンネルで「アタック!地方競馬」を収録して、そのあとに向かったのは江東区にあるイタリアンレストラン。
SPAT4プレミアムポイントと交換した専門紙を印刷して、いざ出陣!
印刷したのは後半4レース。
スタートの第9レースは12番のトリプルアクセルを軸にした枠複とワイドで、ワイドだけ的中。
1点勝負の均等買いだから、2.4倍ならプラス決算。

続く第10レースは手広く買ったからマイナスでもいちおう連勝。
そして11レースも「カチカチ山」との予測が当たって、最初に拠出した4,000円をまあまあキープ。
その予算を最終レースのホワイトクリスマス賞に投入だ~

このお皿の下は専門紙

(このお皿の下は専門紙)


いやしかしムズイ……。
このクラスにしては賞金が高いので、ここを目標にしてきた陣営が多いという点も考慮しなくては。
まして2日前の最終レースで大波乱を目の当たりにしたわけで。

という観点から追加出資を決断しての度胸一発、3連複8頭ボックス56点買い。
しかし結果は1着と2着がヌケました……(涙)
結果的にはマイナスでしたが、これを年末年始に向けての“厄落とし”として考えればいいか。

今週は船橋競馬で頑張りましょう。
まずは月曜日が森泰斗騎手の引退式で、水曜日と木曜日のメインレースが準重賞。
水曜日のハートビートカップは、平地の競馬では今年最後の3歳限定のオープンかも?

◎3.マコトロクサノホコ
○1.フロインフォッサル
▲4.シシュフォス

6頭立てでもメンバーが濃いので、ここは絞ってマコトロクサノホコ。
東京ダービーで単勝を買ったのだから、まだまだ追いかけないと。
2番手と3番手には戸塚記念で2着のフロインフォッサル、4着のシシュフォスとしましたが、
今回は単勝のほうがいいかも?

続く木曜日は「B1以下」という珍しい条件での準重賞、クイーンズオーディション。

◎5.シルバービスケッツ
○7.シンメルーブス
▲9.ラブリアージェ
△12.カレンチャンキー

8戦連続連対中のシルバービスケッツが中心で、関東オークス4着のシンメルーブスが相手筆頭。
移籍初戦から5戦連続連対中のラブリアージェが3番手。
穴はカレンチャンキー。
右回りで1回も5着以内に入ったことがないので、前走の大井は度外視可能。
血統表にマルゼンスキーの4×3がある点も不気味です。

ついでに金曜日の第2レースの新馬戦も。
「すぱっと!POG!」で船橋の指名枠が残っているかたには福があるかも?

☆アベリアフェイス

能試ではスタートが速くて最後まで独走。
この馬は馬主さんが母のマランを現役時代に譲り受けて、その後は牧場に預けてからの最初の産駒です。
「アベリア」は“強運の花言葉を持つ花の名前”だそうです!


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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