
私の知り合いに「明日できることは今日やらない」を座右の銘にしている人がいるのですが、私の場合はその真逆。
ときどき例外はありますが「ナルハヤ」にすることを心掛けております。
そんなわけで園田競馬場から帰ってきた翌日(26日)からは、ひたすら遅寝早起きの日々。
そして28日は「ほとんど24時間営業」を敢行!
過去の経験から「キツイ日を1日作るとあとが楽」という件を実感しておりまして、
それが本年の下半期に襲来したのが28日の土曜日。
そのおかげで金沢競馬の重賞「ファンセレクトカップ」も高知競馬の重賞「金の鞍賞」も、
締め切りに間に合わなくて助かりました(汗)。
明けて29日も、朝6時頃から粛々と業務を開始。このペースなら12時に終わって13時に出発できるかな?
という目論見から若干遅れて、14時40分に大井町駅に到着しました!
東京大賞典は15時40分スタート。これならパドックに間に合うな。
駅からは競歩選手チックな歩き。大井の正門までの所要時間は22分でした!
いやしかし、入口の外なのに混んでますな。スピーカーからは
「場内の発売所はたいへん混雑していますので、勝ち馬投票券はこちらであらかじめお買い求めください」
という放送が果てしなく流されていました。そんなん初めて聞いたぞ。
(外向け発売所が混雑中)
いちおう自宅を出発する前に、現地にいる人から「メチャ混んでる」とは聞いていました。
でも場内に入ってみると、そこまでではないような気が……
(そういえば6年前までステージ営業をやっていました)
と思いながらパドックに行くと、こちらはまあまあな混雑。それでも視界はそんなに悪くなかったのはなによりでした。
そこからスタンド側をみると、顔が白い人がいっぱい。インフルエンザが流行っている最近のご時世ですかねえ。
(マスク姿の人がたくさん)
パドックのなかで目立っていたのは、やはりフォーエバーヤング。
とくに目を引いたのは、厩務員さんの堂々とした歩きかた。自信に満ちあふれているんだろうなあ。
だから素直にフォーエバーヤングの単勝。1.4倍つけば上々でしょ。
と思っていたら、結果は1.3倍でした。
相手もラムジェットとウィルソンテソーロに集約したので、馬券としては上々の結果。
しかし払い戻しが発表されたときのどよめきは、なかなかのものがありましたね。
4ケタの数字がひとつもないから「やっす~」という声があちこちから。
しかしですよ。そこでドカンと行けるかどうかが人生の分かれ道。
フォーエバーヤングの単勝にすべてを注ぎ込んだ快楽亭ブラック師匠のような人が、収支をクロにできるのだと思います。
見習わねば(汗)。
ちなみに今年の観戦場所は、左回りのゴール地点の近く。
ここまで来たのはコパノリッキーの引退レース(17年)以来だわ~
(観戦場所は残り250m地点あたり)
それはサテオキ、今年は数年ぶりに取材業務がない東京大賞典なのでチョー楽チン。
ほんじゃ、暴年会の会場に行く前に、11レースの馬券を買いましょうかね♪
11レースは、もともと買おうと思っていた一戦。これを紙で買うと抽選会に参加できるんですな。
ここで再び、本日の混雑度がなかなかのものであることを実感。
まず、馬券発売機の大半が発売&払い戻しの兼用なのが困るのことヨ。
カチカチ山だった東京大賞典の的中券を持っている人が鬼のようにいるから、お買い物ができんのよ!
G-FRONTの1階は完全に午前8時の地下鉄日比谷線状態で、2階に上がっても券売機の前がスシヅメで動きが取れん。
この日の入場者数は3万7,259名。
去年のおよそ1.3倍で、東京大賞典の馬券発売額は95億円弱で昨年より14.5%増!
そんな「ダメだこりゃ」状態で思い出したのが、到着したときの放送。
そこなら今の時間はガラガラでは?
(イスとして利用されていました)
と思って行ってみると大正解。2名待ちで楽に馬券を買えました。
そしてすぐさま場内に戻って(この時点で入場ゲートはフリーパス)、抽選会の列につくとお見事、豪華賞品のフェイスタオルをゲット。
この時点で気分は完全勝利。素晴らしい東京大賞典になりました(喜)。
(ハズレの損失補填に成功)
これで今年の競馬場参戦は終了。年末年始は再びセルフブラック労働に戻ります。
年明けは1月2日と3日に川崎競馬場。
スタンド1階で開催される「ばんえい競馬の予想イベント」に参加して、3日は新年会の予定となっております。
その前に、大晦日の重賞はしっかり当てないと!
◎3.ウィルシャイン
○13.エイシンマジョリカ
▲1.ゼロアワー
△15.オリコウデレガンス
△5.エスカティア
△10.エイシンナデシコ
△11.ランベリー
ウィルシャインは船橋のトレーニングセールで購買されて、船橋デビューで3連勝。
右回りでも差し脚を長く使えるとみて中心に取ります。
エーデルワイス賞でミリアッドラヴに迫ったエイシンマジョリカが強敵。
ゼロアワーは川崎所属での初戦となりますが、重賞3勝の実力と、ステッペンウルフ産駒というプロフィルを応援するべく、単勝を含めて注目します。
基本的には三つ巴。
白サンカクの4頭は、3連勝式の3列目にする「先のほうだけ投網」作戦で、手持ちの「カード」を使い尽くします!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。