
4月1日から「2025年度」となるのが日本の慣例でして、例年以上に鬼のようなスケジュールだった私の3月がなんとか終わりました。
その影響で、サラブレッドが走っている競馬場に行ったのは2月23日の高知から1か月もごぶさたでございます……
ちなみにサラブレッドじゃない帯広競馬場とサラブレッドが走っていない日の門別競馬場には行きました。
ホント、1か月がメチャメチャ長いですよ(涙)。
現状は完全に残業手当が基本給を超えた20代前半のアサノ君。
そのおかげでスミマセン、SPAT4プレミアムポイントのランクが「S2」から「G3」に下がってしまいました……
そりゃ早朝から労働して日が暮れたころにやっとひと息、
という状況では「気がついたらメインレースが終わっていた」の連続になるのは仕方ないですよ(自己擁護)。
そんなわけで3月末まで有効の「カード」も大量に余らせてしまうことに。
(浦和の桜花賞も買い忘れ)
これでは「健康で文化的な生活」なんて夢のまた夢。
これはどげんかせんとイカンぜよ。そんな思いも込めて、3月31日は船橋競馬場に突撃するどー!
しかし積み重なった業務量はそれを許してくれなくて、オープニングセレモニーの時間は自宅軟禁。
そのあと3月末が期限の消費税を税務署に持っていって(しかし行く必要がなかったと判明)、
やり残していた原稿を終わらせたところで無罪放免。「最低でも後半2レースは参戦する」という目標はクリアできました。
船橋競馬場は2月に「なかなかスゴイ入場門ができとるな~」という風景を見ていました。
そしてこの日がグランドオープン。競馬場から道路をはさんで反対側の商業施設から競馬場を見ると、
(新しいビジョン)
まぶしい!!!
競馬場の外に向けたビジョンはパドックもレースも映るから、わき見運転が多発するんじゃないかしら?
という風景に衝撃を受けつつ、場内に行きましょう。
以前からの入場門を通り抜けると、いきなりパドックがメッチャ見える風景が衝撃的!
(入場したらパドックが丸見え)
入って左側にあった案内所は、海上コンテナ的な造りからウエスタンチックに変わっていました。
そして案内所ではなく売店に変身。
しかしパドックの解放感というか、障壁のない感じはヨーロッパの競馬場みたい。
「馬かぶり席」の近くで周回中の出走馬を見ていたら、メチャメチャよそ見をしている姿がチラホラありました。
そりゃ気になるよねえ。でもこれが図太さにつながって、精神的に鍛えられることになるのかも。
(いわゆる“物見”)
続いて新しい「キャロッタ門」方面に行ってみましょう。
京葉線を利用する人や、レース終わりにファミレスに寄る人は近道になりますね。
ここでビックリしたのが、1コーナーがよく見える広場。柵が低い!!!
(1コーナー)
なんかちょっと不安になるくらい。といっても、川崎競馬場のパドックの柵と同じくらいかな。
かしわ記念やJBCのときは、このエリアが混雑を緩和する役割になるのでしょう。
なるほど、そういうときに道路向きのビジョンが役に立つのね。
では、新しいエスカレーターでスタンド2階に行きましょう。
(スタンドへGO)
今日は石崎駿騎手のラストデー。縁起モノだし、単勝を買っておきましょうかね。
本当は
●石の上にも三年記念(9レース)
●崎の向こうに広がる未来記念(10レース)
●駿馬に鞭を加える記念(11レース)
の馬券を縦に並べたかったけれど……
しかし寒いでございますよ。「成田漬物本舗」の篠塚社長も寒そう。
「新しい門ができましたけど、この場所のほうがいいのかなあ」と言いつつ思案中。
漬物屋さんはメインレース後と最終レース後が稼ぎどき。
だから帰宅ルートが2つに分散するのは不利ですよねえ。
でも屋根があるほうが絶対にいいし。
(営業中)
ところで第11レースの石崎騎手は大敗でした。
押さえで買った枠複も2着&3着でノーマネー(涙)。
続く第12レースは、船橋ジョッキーズフェスティバル!
するとオヨヨ、石崎騎手の単勝がひとケタのオッズ(最終的には10倍ちょうど)。
この数字は応援馬券の影響かも?と邪推したので、最終レースは複勝にしておきました。
その他の馬券はSPAT4で「カード」を使って買いましょう。
その結果は1→3→4番人気の順。でも3連複は20倍ですよ。
それだけ網を打っている人が多いってことね(私もですが)。
石崎騎手は11着。引き揚げてきたとき、ヘルメットを取ってスタンドに向かって頭を下げました。
そして鞍を外して検量室の前で馬場に向かって一礼。その後は本馬場のゴール地点の前で集合写真。
続いて胴上げ。すると
「危ない!!!」
(勢い良すぎ)
そうなんです。腕力がある騎手たちにとって、50kgそこそこの人は軽すぎるのです。
だから勢いよくワッショイしたら、バックドロップ的な態勢に。
そこから石崎騎手を地面に下ろして、仕切り直しで3回ほどワッショイ。
スタンドからは拍手が送られました。
石崎駿騎手は翌日から調教師に免許が変更。
帰り道では文字どおり、勝負服を脱いで帰宅の途につきました。
(おつかれさまでした)
石崎騎手の引退セレモニーは4月4日の金曜日。
20時10分発走の第11レースが確定したあとに実施される予定です。
その前日、つまり4月3日の木曜日のメインレースは「柏の葉オープン」。
船橋競馬場の前身、柏競馬場にちなんだレース名となっております。
◎5.テンカハル
○9.ブリッグオドーン
▲7.ギガキング
△8.ハイエストエンド
△2.カイル
この組み合わせなら、ブリッグオドーンが逃げられそう。
ハイエストエンドが2番手となりそうですが、競る形にはならないのでは。
そうなると後続勢はどこから仕掛けるかが最大のカギ。
という推測で、テンカハルが向正面でスパートして差し切る結果を想定します。
ブリッグオドーンは逃げ切りに警戒しつつの対抗評価。
好位から流れ込んできそうなギガキングを3番手に推します。
ハイエストエンドは相手関係的に微妙でも、後ろが不発なら善戦十分。
あとはカイルの一発に警戒しておきます。
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。