
毎年5月20日あたりに実施されるのが「HBAトレーニングセール」
2年前に、たぶん15年ぶり?に行きまして、そのときはお世話になっている馬主さまに好アシスト。
我ながら「いい仕事をしたなあ」という満足感を持ちつつエスコンフィールドに行って野球観戦。
昨年は事情がありまして、やや関係者寄りの立場で行きました。
そして昨年も満足感がある結果を得てからエスコンフィールドに行って、ホークス戦。
続く今年はフリーダムな立場ですが、現地に行くことにしました。
でも行けば行ったでいろいろあるもの。自宅で仕事しているよりは何倍もマシでしょう。
ところで北海道のトレーニングセールは、ここのところ順調に上場頭数が減って、
「これは数年後には成り立たなくなるのでは?」
という予感がするくらい。でも今年は昨年より頭数が増えました。
ただ、セリ名簿上は3ケタでも欠場馬が多くて、登場したのは100頭弱でした。
10年くらい前は200頭を超えていたのにねえ。
(トレーニングセール)
といっても、これは1歳馬の売却率が上がった影響が大きいので、悪い話ではないという一面も。
しばらくは、このくらいの頭数で推移する気がします。
さて、火曜日の午前9時に北海道に着いた私は徹夜明け同然(悲)。
迎えに来てくれた地元民のクルマに乗ってウトウトして、札幌市内にある「白い恋人パーク」に向かいます。完全に観光客……
ここに来るのは20年ぶり。ここってこんな感じだったっけ?
(ザ・観光客)
という第一印象だったので、800円の入場料を払って展示物を見て回ることにしました。
2時間ほど見学してから札幌競馬場にレッツゴー。
午前中の騎乗供覧(お客様に上場馬が走る姿を披露する)は終わって、午後1時半のセリ開始まで待機します。
場内をウロウロすると知っている人にメチャメチャ遭遇するので、移動は最小限に……(汗)
(札幌競馬場のパドック)
セリ前半での注目はテオレーマの2023(父コントレイル)。
母は21年のマリーンカップ、金沢のJBCレディスクラシック、22年のTCK女王盃を制覇して、父は注目の新種牡馬。
しかし、昨夏のセレクションセールで高額にて落札されたあと、事情があって馬主さんが手放すことになった模様です。
結果は税別6,200万円。黒鹿毛寄りの鹿毛で、大きめの馬格で良い雰囲気がありました。
この後の動向次第で「すぱっと!POG!」で指名する手があるかも?
このあとは、ちょっと目を離したスキに昔からの知り合いが落札していたり、別の知り合いの馬が無事に売れたりするなど、
短い時間でもいろいろな出来事が発生。そういったところを見届けて途中退出。
今年もエスコンフィールドで野球観戦でござる☆
(ホークスが勝ちました)
翌日は、今年の秋で閉園する動物園「ノースサファリサッポロ」を訪問。
なかなかスゴイ施設で、予想より面白かったので滞在時間は長め。
個人的にはフクロウとワニ、カピバラあたりがツボでした。
(ヘビと一緒に記念写真)
ノースサファリのあとは小樽の市街地のハズレのほうで昼食をいただいて、そのあとにしん御殿を見学。
明治の中期に作られたという木造の豪邸では、最盛期は漁師や港の作業員などが120人ほど寝泊まりしていたとのこと。
建物のなかに3段の棚が作られて、そこでワラのムシロを3枚使って寝ていたそうな。
そういう説明文を読むと、またまた「昔の人って本当にスゴイ」と感じさせられてしまいますね。
漁船は人力だけが頼りの時代。稼いだお金は親方が預かっていたのかなあ。
自分の寝場所に貴重品入れなんてないだろうからなあ。
(にしん御殿で考える)
そんな想像をしながら展示物を見ていくと、今の私はなんて弱っちいのかと思ってしまうのです。
守りに入ったら得るものも得られんバイ。挑戦し続けないといかんぜよ!
手始めにと言ってはナンですが、身近なところでチャレンジしましょ。
小樽のイオンモールにある「Aiba小樽」に寄っているヒマはなくなったので、SPAT4で大井記念にアタックだー!
先週の「南関道中」で記したとおり、キングストンボーイを本命にしての3連単&3連複。
それを買ったはいいけれど、羽田空港行きの飛行機の出発時刻は20時10分……
離陸前は通信機器を使えないから、リアルタイムで観戦できないやんけ~
さらに、深夜に寝て朝5時台に起きる日々が続いていたおかげで、離陸前に気絶。
結果を知ったのは羽田空港のバス乗り場でした。
しかも、ついうっかり開いてしまったインスタで、勝ったのがライトウォーリア(=3連単のハズレ)と知るという(涙)。
続く金曜日は大井競馬場に行ったので「こんどは当てたるどー」と思ったものの、
家電量販店に急いで行かねばならぬ用事ができたので馬券を買わずに退散……
(大井競馬場北門の近くで大盛り完食)
そんな状況なので、競馬に関しては不完全燃焼という感覚がございます。
そしたら赤見千尋親分(高崎競馬の元ジョッキー)から「水曜日は浦和競馬場に出頭せよ」というお達しが。
というわけでプラチナカップは現場で見る予定です。
◎12.ギガース
○1.ツーシャドー
▲4.シーサーペント
△11.ロードグラディオ
△5.イグザルト
△6.ワンダーランド
△7.サヨノグローリー
ギガースは人気薄だと思いますが、前走のオグリキャップ記念のときに佐藤裕太調教師が
「調子は悪くないのにコレだから、なにか変えてみようと思います」と話していました。
さて、どんな装備でパドックに登場するのでしょうか。その効果で、本来の実力を発揮する可能性に警戒します。
しかしながら相手はメチャ強力なので、3連複のボックスが基本かな。
でも夢馬券でギガースの1頭軸も追加しようと思います。なにごともチャレンジですからね!!!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。