コラム”

「枠複サイコー」
2025年6月2日

先週の「南関道中」は北陸新幹線のなかで作成しまして、金沢駅からは無料バスに乗って競馬場に突撃!
この日のメインイベントは「2025地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップ」。

8月23~24日に札幌競馬場で開催される「ワールドオールスタージョッキーズ」への出場権をかけた、12名による戦いです。
各騎手が3戦して、その着順に対応した得点がもっとも多かった騎手が大舞台に進めます。
さらにこの日は「百万石かがやきナイター」の初日。その様子も見ましょう♪

金沢競馬場

(金沢競馬場)

金沢競馬場に着いたのは、16時25分発走の第5レースのスタート直前。
その後は場内をウロウロして、新しくできた飲食店をチェックしていたら、もう第7レースの「第1戦」の時間です。

C2クラスの一戦は、出走馬の力量にちょっと差があるような気が……
結果は2→1→7番人気。本田正重騎手(船橋)→山本聡哉騎手(岩手)→渡邊竜也騎手(笠松)の順でした。

勝利後の本田正重騎手

(勝利後の本田正重騎手)

こういうレースでは「大きい着順を取らない」のが最大のポイント。
2023年以前は2か所の競馬場で計4レースのポイント制だったのが、今年は1か所での計3レースとなったので、
1レースあたりの重みがより大きくなっています。

というわけで第1戦でのファインプレーは、7番人気馬で3着に逃げ粘った渡邊騎手ですね。
その第1戦は馬券を買えなかったので、続く第8レースの一般戦は気合を入れて予想しましょう。

すると北陸民のWT辺さんが「このグリグリ人気は怪しいと思うんですよね……」とつぶやくではないですか。
単勝1倍台前半の人気馬は、名古屋で2勝して、金沢では移籍初戦と2戦目を圧勝してるけど?
「でも時計的に微妙な気がするんですよね」
そうなの?

夕方の金沢競馬場

(夕方の金沢競馬場)

じゃあ、ここは金沢競馬のマイスターに従おう。まずは3連複の7頭ボックスだー!
でもちょっと心もとなかったので、馬複の6頭ボックスを追加。あっ、しまった。馬複と3連複の買い目が違う!

すると、逃げた1番人気馬が4コーナー付近でキツそうな感じ。代わって台頭してきたのは差し馬3頭。それは全部持っている!
結果は4番、6番、7番の順。よっしゃ~。……アレレ、微妙にズレているような。これはやっちまったかも?
と、ビビりながら馬券を見ると、馬複だけ当たっている!

その配当は136.4倍。3連複の165.5倍を獲れなかったのは遺憾ですが、両方ともハズレじゃなくてよかったですよ。
この万馬券は拾ったようなものですな☆

馬複だけ的中

(馬複だけ的中)

続く第9レースの第2戦は取材に入ったため馬券は買わず。
その後もいろいろあったために第11レースの第3戦も見るだけに。

そして表彰式を見て、追加の取材などをしていたら、あっという間に最終レース。
優勝した本田正重騎手は、翌日の浦和開催に備えて速攻で撤収していきました。
そんな状況だったので、本日のワタクシは1戦1勝。つまり勝ち逃げ~。ごっつぁんです♪

優勝おめでとう

(優勝おめでとう)

ちなみに最終レース後の無料バスは1台だけ。
ナイターの日に場内がけっこう混んでいるなと感じたら、最終レース後に素早くバス乗り場に向かうことをオススメします。
ちなみに私はWT辺さんのクルマに乗せてもらって、ありがたき幸せ。

そして今回も今夜のお宿を確保しないで、最終レースを迎えておりました。
今回は金沢駅前で泊るつもりだったんですけどね。

でもこの時点でけっこうな満足感。「だったら夜行バスで帰ってしまおう!」
と思ったので、富山駅を24時すぎに出発するバスを予約したのでした。

メロンソーダで打ち上げ

(メロンソーダで打ち上げ)

そしたらビックリ。バスの運転手さんに乗車票の画面を見せたら
「この予約は明日ですね」ってマジですか?

どうやら途中から乗るときは(24時10分発)、自分が乗る日の日付じゃなくて、
バスが始発を出る日で予約しないとダメなんだって。マジですか。
でも空きがあるなら乗りますわ。

すると運転手さんが料金表を確認してくれて、7,500円だそうな。うーむ、絶妙な値段設定。
これで1万円とか提示されたら、じゃあ乗らないですと言うつもりだったんだけどなあ。その数字だったら乗るか。

残念ながら使えなかったバスの乗車券は払い戻しとなりました。
手数料は50%。今度からは日付を慎重にチェックしましょうね……
という凡ミスを経て自宅に帰り、その翌日は浦和競馬場に突撃!
先週の「南関道中」でプラチナカップの本命にしたギガースは、おお、ブリンカーとクロス鼻革を付けてきた!

ギガースが装備を変更

(ギガースが装備を変更)

これはモシカシテ、ですよ。しかし結果は最下位。強いギガースに戻るのはいつかしら……
逆に、パドックでギガースに追突する勢いで歩いていたのがギャルダル。
その姿を見てボックスに入れたのは好判断でしたが、勝ったティントレットがヌケでした(涙)。

ティントレットが4角先頭

(ティントレットが4角先頭)

ならば最終レースで巻き返したろやないかい。
2番のメイショウクラークと5番のロットゥーラ、11番のカネトシシュキンで枠複だー!
すると2番→11番→5番の順で入ってカンペキじゃないの。でもコレ、堅いんだよなあ。

そしたらビックリ。馬複が6倍で、枠複が9.4倍って本当???
いや~、枠にして大正解。プラチナカップの損失補填ができてウレピー!

枠連のほうがメチャ高い

(枠複のほうがメチャ高い)

みなさんも枠複をもっと活用しましょう。水曜日の船橋メインの若潮スプリントも枠複を併用するのがいいですよ♪

◎11.ベアバッキューン
○12.フィエレッツァ
▲6.ハセノブライアン
△10.カンノンミカヅキ
△3.エイシンマジョリカ
△1.パンクビート

鎌倉記念の日に川崎競馬場まで見に行った、ベアバッキューンの復帰戦ですよ。
これはいきなりから狙うのがスジでしょう。なんてったって、4戦とも2着に7馬身差以上をつけるワンサイドゲーム。
能試の内容も良好ですが、問題は58kgという負担重量。それを乗り越えて、次の舞台に向かってくれることを期待します。

逆転候補は大外枠のフィエレッツァ。
前走のネクストスター東日本で左回りをクリアした点を含めて期待します。

そして3番手は、古馬B2クラスの前走を逃げ切ったハセノブライアン。

押さえにも3頭を記しましたが、今回はベアバッキューンのアタマ固定。
本線は単勝と枠複8-8で!


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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