コラム”

「東京ダービー」
2025年6月16日

日本の競馬界で3歳馬が目指す最大のタイトルといえば「東京優駿(日本ダービー)」と「東京ダービー」。
ではありますが、私が日本ダービーを見に行ったのはロジャーバローズが勝った2019年が最後。
コントレイルが勝った2020年は無観客開催だったから仕方ないですが、その翌年以降も足が遠のいております。

これには理由がありまして、ロジャーバローズの前の年(勝ったのはワグネリアン)にダービーのパドックに行ったら、
帰り道がメチャ人だらけで一般席に確保していた自分の席(留守番の友人あり)に戻れなかったという件から。
この瞬間に大地震が起こったらヤバいよどころじゃない人口密度の群衆に、砕氷船のごとく突っ込んでいくのはとてもムリ。
せっかくの現地観戦なのに、レースを見たのがパドックの大型ビジョンというのが切なかったです……

一方の「東京ダービー」はけっこう現場で見ていますねえ。

東京ダービー

(東京ダービー)

といっても初観戦はオリオンザサンクスが勝った1999年。
ベテランの競馬ファンには「チッ」ってな感じであしらわれるかも(汗)
ちなみに「東京ダービー」を初めて意識したのは21歳のとき。
アルバイトしていた居酒屋の板前さんに聞かされた「アポロピンクを本命にして7-8(当時は枠複しかなかった)でよお」という自慢話です(笑)。
しかし東京ダービーの勝ち馬一覧を見ていると、現場に行かなかった年もけっこうあるなあ。

ちなみに無観客開催だった2020年は、大井町駅から徒歩1分の焼肉屋さんでエメリミット&山口達弥騎手の勝利を見ました。
その後の2年は現場で見た記憶がありませんが、ミックファイア、ラムジェットの勝利は現地。
となれば今年も行かなきゃイカンじゃろ!というわけで現地に突撃してまいりました。

しかし大井競馬場に着いたのは第10レースの締め切り数分前。
さらにレース後は都内で用事があるので、最終レースの前に撤収します。
そんなピンポイント攻撃でも現地に行ったのは、私が「すぱっと!POG!」で指名しているクレーキングさまが東京ダービーに出走するから。
その姿と雰囲気は確認しておかねば!

というわけで北門に向かうと、これから入場する人ってけっこういるんですね。やっぱりダービーはナマで見ないとね♪
でもパドックに着いたら人口密度に余裕あり。ダービーなのに~~~(悲)

クレーキングがんばって

(クレーキングがんばって)

といってもド平日だから仕方がないか。
たとえば、千葉県民の私が仮に東京都千代田区勤務だったとしたら、会社帰りに行くかというとビミョーだもんなあ。
ただ、社内の誰かに誘われたら話は別。会社員時代(霞ヶ関駅付近で勤務)にはそのパターンが何回かありました。
そういう意味でも競馬ファン同士の横のつながりって重要だと思うのよね。
この日のパドックにも友人知人がいたので、北海道のお土産をバラマキました。
しかしですよ。知り合いが簡単に見つかるってのは、なんか悲しい感がある……

北海道みやげ

(北海道みやげ)

でもさすがに東京ダービー。L-WINGを通り抜けた先に人間の壁がありました。
これを突破するのはムリなので残り200m付近に移動。そしてレースを見ると、断然人気のナチュラルライズが行きたがっている!
「これは最後に失速するでしょ???」(ドキドキワクワク=不謹慎)と期待していたらなんと、そのまま押し切るとはビックリ。
さっきは疑ってスミマセンでした(陳謝)。

一方、私のクレーキングは2着。今回はどう乗っても逆転できない感じがありました。
「すぱっと!POG!」のランキングが急上昇する夢も幻に……

今回の観戦場所

(今回の観戦場所)

と夜空を見上げたところ、斜め後ろにいたNK倉さんが「ところで3着は誰?ミカモト?」と言うではないですか。ナヌ~~~?
それ、パドックで買い足したヤツに入っているはず。
すぐさま投票内容を確認すると、3列目にあるぞ13番!
でも1着と2着が人気馬だからなあ。と思ったら、3連単が70.5倍、3連複が32.5倍もつくなんてクリビツテンギョウ。ありがたや~

8→16→13番で当たりました

(8→16→13番で当たりました)

こんなキレイに的中したのは、もしかしたらかしわ記念以来かも。
その勢いのまま翌日の門別競馬の北海優駿でソルジャーフィルドの単勝にドカンと(自分比)行ったら、単勝100円ですかそうですか。

その後は週末、そして翌週に備えてお仕事に没頭でございます。
土曜日は「ももいろクローバーZ」のあーりんこと、佐々木彩夏さんのソロコンサートに突撃。
そして今週の「南関道中」は韓国にて作成しております。

ピンク色の世界

(ピンク色の世界)

ちなみに今回の滞在時間は24時間。速攻で日本に戻りますが、火曜日の短距離重賞はSPAT4経由での参加となりますm(__)m

◎8.プライルード
○6.パレスレガシー
▲10.エンテレケイア
△11.ティアラフォーカス
△12.ボヌールバローズ

プライルードは川崎の900mで2戦2勝。
昨年の覇者で、昨年と同じ負担重量なら逆らうわけにはいきません。
パレスレガシーは川崎の900mで8戦7勝、3着1回。
こちらにも逆らわないほうがいいでしょう。
そして“世界のヨシハラ”が騎乗するエンテレケイアにも要注目。
この三つ巴が本線です。

続く水曜日の関東オークスは、元気があったら現地に行くぞー!

◎12.プラウドフレール
○1.メモリアカフェ
▲8.ベルグラシアス
△4.クリノメイ
△10.クリノスワロー
△6.ツキノアカリ

スミマセン、プラウドフレールも「すぱっと!POG!」で指名しておりまして(照)。
こちらは100名ちょっとのクレーキングと違って指名者数が1,662名と多いのですが、勝ってくれれば「総合」のランキングが3ケタになるかも?
は余談として、前走の5着は度外視してもいいと思うのよね。左回りで積極的に動いて押し切るシーンを想像します。
相手は連勝中のメモリアカフェとベルグラシアスが本線。
「クリノ」の2頭も押さえます。
穴は笹川翼騎手を起用したツキノアカリ。
プラウドフレールを軸にしての「流し」で勝負したいと思います!


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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