コラム”

「レコード連発」
2025年6月30日

気象条件にはいろいろな種類がありますが、私がもっとも苦手にしているのが「湿度」。
気温が高くても低くてもそんなに気にならないのですが、湿度が高いとモーダメ。それだけで疲れてしまいます。
つまり、私にとってはこの時期が鬼門。10年くらい前までは、この時期にスゴイ風邪をひくのも恒例でした。
だから今年の“雨が少ない梅雨”は個人的にはありがたい状況。夏に水不足が発生しないようにと願うのみです……。

でも先週水曜日は湿度が高くても外出レッツゴー。最初の目的地はコチラです。

高級ホテル

(高級ホテル)

ぶっちぎりで最下位を独走するヤクルトの株主総会。いや、ヤクルト本社の業績は好調なんですけど。
そんなわけで、出席した株主からの質問は、8割以上が低迷するヤクルトスワローズに対してのものでした。

それに対する司会進行役(ヤクルトの取締役と思われます)のひとことコメントが
「過去10年でスワローズは優勝3回、日本一が1回。ほかの球団に比べると、いい成績といえると思います」
そうなんですよ。ちょいちょい優勝しているから、ちょっと成績が低迷すると文句が出るわけで。
この点において「ファンはガマンが足りない」と私は思います。
いい時もあれば、そうでない時もある。
ちなみにヤクルトスワローズは過去10年で、優勝3回、2位1回、4位以下が6回となっております。
つまり勝率3割で、連対率と3着内率が4割(苦)。

先々週は神宮球場に行きました

(先々週は神宮球場に行きました)

10時開始の株主総会は11時20分頃に終わりまして、次はさきたま杯が行われる浦和競馬場に突撃です。
その前に新橋に寄って、お買い物と昼食を。
そのときは雨があまり降っていなくて、ときどき太陽も見えたんですよ。
しかし南浦和駅に着いたら雨。無料バスに乗って浦和競馬場に着いたら大豪雨。
もう少し入口寄りに停めてくれるとありがいんですけど……

滝雨

(滝雨)

しかも降りたところに水たまりができとるやないかい。
それでも屋根があるところまで気合のダッシュを敢行したら、オヨヨ、今日は入場無料ですか!
自動改札をスルーして場内に入ると、大雨なので屋根の下が大混雑。
そもそも雨だから、観客動員数がイマイチな感じがします。

とりあえず奥のほうに進んでみると、特設ステージではトークイベントを実施中。
しかし雨がテントの屋根を激しく叩いているので、何をしゃべっているのかサッパリ分かりませんでした……

厳しい環境

(厳しい環境)

そそくさと4コーナー寄りの3号スタンドに移動して3階に上がり、外を見たらオドロキの景色!

砂が絶賛流出中

(砂が絶賛流出中)

これはヤヴァイんでないかい?
新型コロナで入場者数を制限していたときに、大雨で打ち切られたことがあったよなあ。
しかしこれで終わったら、ユーは何しに来たのやら状態じゃないのよ。
すると悪い予感が大的中。第7レースと第8レースを取り止めるだって。
でも雨は止みましたよ。また降るかもしれんけど……

曇り空でもレースは取り止め

(曇り空でもレースは取り止め)

再び特設ステージの前に行ったら、昔からの仕事仲間がテレビ埼玉の中継を担当していたので作戦会議にちょっとだけ参加。
続いて馬場方面に行ってみると、整備のかたが砂に溝を作って、たまった水を外に流している……

馬場整備中

(馬場整備中)

そしてスタンドでは2レースが取り止めになったことで、ヒマを持て余している人がたくさん。
再び特設ステージのほうにいくと売店が大繁盛。そりゃ1時間、何もないんだものね~

そのあとも雨は戻ってこなかったのは幸い。
しかし馬場水分はタップリで、第9レースの800m戦で、つい先日に作られたレコードタイムが塗り替えられるスピード決着!
新人騎手の中山遥人騎手で負担重量が51kgだから、そりゃスピードが出るよなあ。

800mのレコードタイム

(800mのレコードタイム)

ちなみに「雨上がりの浦和競馬は内枠を買っておけばだいたい当たる」が、経験に基づく私の馬券作戦。
それに従って1~4番のボックスを買ったら、3着は8番ですかマジですか。
3連複はハズレたけれど、枠複は当たったからまあいいか。
しかも馬複が5.2倍なのに、枠複は6.0倍ですよ。枠っていいねえ♪

続く第10レースも同じ作戦で行ったら3着が7番だったので、2‐4の枠複だけが当たり。
そしたらビックリ、50倍もついたのね!
しかも馬複が45.9倍だから、またまた枠にしてよかった~状態。
みなさん、これからの時代は「枠」でっせ!!!

そしてメインのさきたま杯も、まったく同じ作戦でレッツゴー。
ただ「南関道中」で強調した11番のティントレットは押さえましょ。
ついでに南関道中で書いたとおり、コスタノヴァはゼッケン3番でも金額は100円だけ。
するとゲート付近にいた私の約20m先で、コスタノヴァが出遅れた!

さきたま杯がスタート

(さきたま杯がスタート)

そしておよそ1分10秒後。先頭のシャマルのスピード感はかなりのもの!
これはズバリ、逃げ切りでしょう。と、残り200m付近で思ったら、2着に5馬身差のレコードタイムですか。
山形県は上山競馬場で大活躍したセタノキングがJRA時代にさきたま杯で記録した1分23秒8が0.6秒も更新されるとは!
あらー、そうなると、1999年から保存されてきたセタノキングの名前が消えてしまうのね(涙)。
でもシャマルは素晴らしかった。その表彰式を遠目で見て、私は勝ち逃げでござるよスタコラサッサ。

また来月!

(また来月!)

スケジュールの合間を縫っての突撃でしたが、結果としては行ってよかった。
今週の帝王賞も私は青森県からパドックに間に合うように向かいます!

◎2.ミッキーファイト
○4.シンメデージー
▲6.ラムジェット
△3.アウトレンジ
△12.ウィルソンテソーロ

ミッキーファイトは昨年8月のレパードステークス(新潟競馬場)を現地で見まして、暑いのにこんなデカい体で大丈夫かいな、と思ったら圧勝。
だったら今の気温でも大丈夫でしょ、と期待して中心に推します。

シンメデージーは完全にロマン枠。世界のヨシハラ・ヒロトの技に期待します。
ラムジェットも東京ダービーで感動させてもらったんだから、これより下にはできません。

ということで主力は三つ巴。枠複は2,3,4のボックスです!


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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