
今年の9月は、ここ数年でもっとも「家にいない月間」になりそう。
9月1日に北海道から帰ってきて、2日から1泊2日で兵庫県。そこから中1日で韓国に飛んで、5泊して帰国。
そこから中3日で北海道に飛んで、前半4日が「セプテンバーセール」で、後半2日が「SPAT4プレミアムポイントツアー」。
そこから中1日で、今週日曜日は水沢競馬場に日帰りで行ってきました。
いやしかし、予定が詰まると疲労が積み重なりますな~。
だから予約していた午前8時頃の新幹線を、前日になって2時間ほど後ろに変更しました。
じつは変更できたのはラッキーで、当初は「予約変更ができない割引きっぷ」で行くつもりでした。
しかし「飛び石4連休の2日目」だからか、事前の申し込みが不成立。
仕方がないから普通の切符にしたおかげで、早朝出発を避けることができたのでした。
というわけで、9月21日(日)は新幹線の3人掛けの真ん中の席で出発。
わりと多めの宿題が残っていたので、両側に人がいようが容赦なくテレワークでござる(苦)。
しかし郡山駅付近で私の電池が切れて気絶……。
蘇生したのは古川駅を出たところでした。続きは水沢競馬場に着いてからにするか……。
(水沢江刺駅に到着)
この日の用事は、最終レースの重賞「青藍賞」の取材。
とても気持ちがいい青空のもと、水沢江刺駅で新幹線を降りたらけっこう寒いじゃないのよ!
半袖で耐えられるかなあ。体力的に弱っている今のアタシじゃカゼひきそう。
いつもは競馬場まで歩くのですが、今日はバスに乗ろう。
そのバスは日曜祝日は1日4本。それに乗れる新幹線を選んだのも正解でした。
(ネットの地図では競馬場まで3km)
そのおかげで到着は第2レースが終わったところ。するとビックリ。勝ち時計がデラ速い!!!
(水沢競馬場)
どうやら前日の夜にすさまじい量の雨が降ったらしく、早朝の調教時は馬場に水たまりがあったとのこと。
だから馬場状態の発表は「重」でも、実質は「不良」に近い感じがすると、専門紙の記者さんが言っていました。
だから逃げ先行勢が止まらないったらありゃしない。
前半戦に出ていた応援馬も後方のまま「不発」に終わりました。
(水分たっぷり)
それが午後4時。ヤヴァイ、血糖値が下がってきた。
水沢競馬場の食堂は、水沢食堂が午後2時、丸大食堂が午後3時に閉店するのが流儀。
ついでに4コーナー寄りのスタンドにある売店も午後3時には閉まるとのこと。
つまり、競馬場内では飢えをしのげないのですよ。
「前は、パンとかの自動販売機があったんですけどねえ」と、岩手競馬の敏腕広報担当者の横川典視(よこがわ・のりちか)さん。
メインレースの前に「おなかがすいて力が出ない~」ではシャレにならんので、歩いて15分ほどのところにあるドラッグストアに行ってこよう。
そこで「とにかく甘いもの」という基準で菓子パンを買って、帰り道でカロリー補給。
なんとなく25℃くらいの気温に慣れてきた気がするぞ。
そして競馬場に戻って残った宿題を続けて、メインレースの前のレースの本馬場入場時にやっと終わったどー!
今年の青藍賞は、デビューから連勝を続けて東北優駿を制したフジユージーンが目玉商品。
その4歳馬に対するのは、昨年の覇者であるヒロシクン、実績十分のヘリオス、羽田盃で2着に入ったライアンなど。
個人的にはフジユージーンに期待したいなあ~
(フジユージーンは586kg)
と思って単勝で応援。気合を入れて、がんばれ(菅原)タツノリ~!
しかしこの日は馬場水分が多めで前残り。
スタートで遅れて後方からとなったフジユージーンは、向正面で一気に追い上げてオッと思わせたものの、
逃げるヒロシクンに並ぶこともできませんでした。
(勝ったのはヒロシクン)
うーむ、そりゃそうだよなあ。明るい時間帯から「前が止まらない」と言い続けていたんだからさあ。
でも“夢馬券”を買ってしまうのは、なんちゅーか、仕方がないんですよ(涙)。
今回の水沢遠征で得た教訓は、
●その日の傾向を重視しろ
●夢を追うのはいいけれど、馬券と夢は別のもの
ですな。てゆーか、すでに語りつくされている教訓やないかい!
というわけで、この日は1レースしか勝負していないので敗北感が満載。
専門紙エイカンの峯村正利横綱のクルマで水沢駅まで送ってもらう途中に、全国チェーンのトンカツ屋さんに寄ってメシだメシ!
(高カロリー)
という1日は疲労度が高くて、さらに帰りの新幹線は一ノ関駅の時点で8号車の乗客が9人だったのに、仙台から一気に満席に。
これはテレワークをしにくい環境だわ……。
というわけでおとなしく気絶して、目が覚めたら大宮駅を出たところ。
するとオヨヨ、月曜日(9月22日)の野球のチケットが1枚余ったという連絡が来たではあーりませんか!
基本的に誘われたら断らないタイプなので、行けることを視野に入れて23時すぎからテレワークを開始。
しかし力尽きました……(涙)。
ただ、9月23日の火曜日は午前中の新幹線で笠松競馬場に突撃するのだから、おとなしくしておくのが正解でしょうね。
というわけで、浦和競馬場で行われるオーバルスプリントは、岐阜県または愛知県で観戦する予定です。
◎1.ムエックス
○12.ガビーズシスター
▲10.サンライズフレイム
△6.ツーシャドー
△3.ティントレット
△11.アウストロ
地方所属馬にとって、浦和はもっとも“ホームアドバンテージ”をいかせる競馬場だと思うのよね。
6月のさきたま杯で2着に入ったムエックスはまさにそれで、今回も好位付けからの首位争いを期待してよさそう。
続いて外枠が味方になりそうなガビーズシスター、ドライスタウトの弟であるサンライズフレイムをマークします。
あとは浦和1,400mの成績がメチャメチャ良いツーシャドー、さきたま杯で4着に健闘したティントレット、
立て直した効果が見込めそうなアウストロも押さえます。
モレイラ様のエートラックスは、なんとなく人気と浦和適性がマッチしていない気が……。
というわけで、度胸一発の無印でいきます!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。