コラム”

「能登半島経由」
2025年10月31日

10月ラストの出張は、28日(火)の金沢競馬場。
ハッキリ言って、飛行機で行くより新幹線のほうが早くてラクなんですが、新幹線だと「移動=手段」な感じで、
乗っている間がイマイチ面白くないんですよね(注:考え方には個人差があります)。

そこで今回は、全日空で能登空港に飛ぶことにしました。
能登半島の付け根あたりで「半壊」や「危険」の紙が貼ってある家を見たのは1年半前。
それが今はどんな感じになっているのかしら?

石川県出身の関取衆

(石川県出身の関取衆)

しかしですよ。10月のスケジュールが厳しすぎて、出発前日に「新幹線にすりゃよかった~」状態になったのは悲ピ~。
でも頑張って、極小の睡眠時間で出発でござる。
知らない場所に行くと知識と経験値が増えますからね。
最初のビックリは、
★能登空港の滑走路にはデコボコがある
事前に機長さんから放送があったとおり、着陸後に2回ほどボヨンボヨンという上下動がありました。
そして空港ビルから出てみたら、入口のモニュメントが崩壊したまま。
この物件はしばらく放置されるんだろうなあ。

能登空港の入口付近

(能登空港の入口付近)

空港から穴水駅まではバスで移動。
ここからは鉄道で金沢に向かいます。
とりあえず穴水駅の周辺を歩いて視察♪

すると病院の近くに数十軒の仮設住宅が。
壊れたままの家も多くて、歩道は基本的にガタガタでした。
空き家が多くて歩行者が少ないので、直すかどうかは微妙かも。

のと鉄道に七尾駅まで乗って、再び街歩き。
1年半前より歩道が平らになっていました。
その一方で、これはムダだろと思える案件も……。
公費の使いかたって、難しいところがあるんだろうなあ。

のと鉄道

(のと鉄道)

そんなことを感じることができたのも新幹線に乗らなかったおかげ。
その後はテレワークをしながら金沢駅に行って、無料バスに乗り換えて金沢競馬場にレッツゴー。
こんなに寄り道したのに、到着したのは第4レースのスタート前でした。早すぎ……

金沢競馬場に到着

(金沢競馬場に到着)

するとスタンドの入口で抽選券を渡されました。
未確定の1,000円分の馬券を提示すると、クジを引けるんだそうな。
縁起物だし参加しますか。
でも馬券は当てないと。と吟味して選んだのが、第7レース。
カタイのは単勝1.2倍の馬の複勝かな~。
しかし複勝千円でクジを引くのはちょっとなあ……(たぶん係の人は気にしないと思いますが)。
そこで、専門紙の本命&対抗のワイド千円で抽選権を獲得することにしました。
よおし、能登牛を当てたるど~~~

抽選券をもらったら使わねば

(抽選券をもらったら使わねば)

しかし残念。3等でした。
選べる商品はクリアファイルかトイレットペーパー。じゃあトイレ紙にしますわ。
さて問題は、これが千円相当のトイレ紙になるのか、それとも商品プラス金銭になるのか。運命の別れ道~!
するとヤヴァイ。断然人気馬は楽勝でも、もう1頭が4コーナーで5番手におるやんけ!
お願いだから差して~~~と願うこと約10秒。
(C1クラスにしては)次元の違う末脚で3着に上がってくれました。
千円のトイレ紙にならなくてよかったよ~。

しかしですよ。こんな思いを経て的中したワイドの配当は140円。
断然人気馬の複勝は110円。払い戻しの差が300円なら、安心して見られる複勝にしとけばよかったやんか!
今回の教訓は「こういうときは複勝1本」。
勉強になりました。

的中馬券と賞品

(的中馬券と賞品)

と、人間的にひと回り大きくなったところで業務を開始。
この日は2歳重賞「ネクストスター金沢」の取材です。
パドックで出走馬をチェックしていると、旧知の牧場主さんが近づいてきたのでごあいさつ。
すると、「間違って勝ったら写真に入ってよ」
ちなみにその馬はパドックの時点で単勝1.1倍。
締め切り時点では1.7倍で、レースは逃げ切り快勝でした。
そして再びお誘いの声。
断るのはオツじゃないので、端っこに入らせていただきました。

優勝おめでとうございます

(優勝おめでとうございます)

そのときに気がついたのです。この服で、去年も記念写真に入ったことを……
それは昨年10月20日の韓国・釜山慶南競馬場の2歳重賞。
1着馬が走行妨害で失格になって、繰り上がりの勝利となった
ワンダフルグルーム(テスタマッタ産駒)の生産牧場&馬主さん(昔からの知り合い)に「入って」と言われたんだっけ。
そのときの写真は、今年9月に牧場を訪問したときにいただきました。
自分の馬ではないですが、自宅に飾っています……。

1年前も同じ服装で記念写真

(1年前も同じ服装で記念写真)

そんなことを思い出しながら、取材は無事に完了。
帰りがけに焼肉屋さんでファイヤーして、激安のお宿(クーポン利用で1泊880円)で寝て、翌日は昼の飛行機で小松空港から羽田空港に帰還。
過酷だった10月が終わればJBCだ!

☆JBCレディスクラシック

◎9.オーサムリザルト
○14.ライオットガール
▲2.テンカジョウ
△12.グランブリッジ

オーサムリザルトはデビュー8連勝からどうしたの、という近況ですが、船橋コースなら完勝したクイーン賞の再現が狙えそう。
ライオットガールは私との馬券の相性が悪いので、だからこそ対抗評価にします。
テンカジョウとグランブリッジは最近がいまひとつでも復活の可能性は十分。
レディスプレリュードを勝ったビヨンドザヴァレーは、前走ができすぎ君だったと決めつけて無印にします。

☆JBCスプリント

◎5.ドンフランキー
○1.サンライズアムール
▲3.ファーンヒル
△14.テイエムスパーダ
△13.ママコチャ
△4.コパノパサディナ

1,000mだから、という陣営が多い気がするので、中心には超大型馬のドンフランキーを指名。
相手筆頭には先行力があるサンライズアムールを指名して、3番手には重賞連勝中のファーンヒルを抜擢。
ちなみに15年前は、1→6→3番人気で、6番→13番→4番の順でした。
今年は1番人気がどの馬になるのか分からん……

☆JBCクラシック

◎13.ミッキーファイト
○9.ウィルソンテソーロ
▲11.サンライズジパング
△4.アラジンバローズ
△6.ホウオウトゥルース
△8.ミックファイア
△12.キングズソード

シャマル、ライトウォーリア、サントノーレ……。ハイペースになるっしょ!?
というわけで、主力は上位3頭の三つ巴。
3連勝式の3列目に7頭を並べるフォーメーションにしようと思います!


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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