

香港と川崎と園田、そしてさいたまスーパーアリーナに突撃した12月の第3週。
さすがに疲れがたまったようで、週明けはアタマの動きが鈍くてお仕事の消化スピードがイマイチでした(涙)。
これでは火曜日に浦和競馬場に行くのはとてもムリ。
さらに、水曜日と木曜日がダブル開催なのをすっかり忘れていたのですよ。
南関東の全レースにシルシを打って能書きをタレている業務が2倍2バ~イのマルハッチ(昭和50年代)。
だから在宅勤務で体力を温存するしかありませんでした。
しかしそうなると「南関道中」のネタがない!というわけで、
今回は今年9月に日本から韓国に渡った種牡馬を訪ねたドキュメントを紹介することにしました。
これはカメラマンの「とうふ君」(仮名)の要望に応えたもの。
目指すのはチェジュ島にいるテスタマッタと、ソウル近郊にいるクリソライトがいる牧場。
予定の確認に手間取ったため、土曜日の昼に「日曜日がソウル競馬場、月曜日がテスタマッタ、火曜日がクリソライト」が確定。
月曜の航空券は、日曜の夜に買いました。でも韓国の国内線は、間際になるとメチャ安くなる傾向があるんですよ。

(競馬の打ち上げはタッカルビ)
5社もある格安航空会社を見比べて、行きは3,800円、帰りは7,000円くらいで確保。
ついでにレンタカーも1日4,500円くらいで確保しました。
しかしですよ。チェジュ空港でレンタカーに乗るまでが大変でした。
チェジュ空港に10時頃に到着して、レンタカー屋の送迎バスを待つも全然来ない……
電話をしたら自動音声でその先に行けず、メールにあったLINEもカカオトークも登録できず……。
これは直接、店に行くほうが早いのでは?とタクシーで行ったら、そこは飲食店街でした。
これはサギられたかも……

(韓国馬事会のキャラクター)
でも「クチコミ」はあるんだよなあ。
そのレンタカー屋のサイトを見てみると、車庫と事務所の場所が違っている!
じゃあ、分からないけどそこに行ってみよう。と、タクシー乗り場に行こうとロッテホテルに入ると、
コンシェルジュカウンターのおねえさまが「どちらをお探しですか?」(日本語)と聞いてくれました。
それでこれまでの経緯を説明。「じゃあ、私の電話で聞いてみます」と、レンタカー屋に問い合わせてくれました。
そして店の場所を特定。
するとおねえさまが「空港に来てほしいみたいな感じでしたけど」と言うので空港に戻ると、
ターミナルの前に怪しいクルマが停まっている!
これかな、と直感して運転席のオバちゃんに確認すると「アサノさんですか」(韓国語)と返事。
この業者は2つの会社名を使い分けている「アングラ系」でした。

(空港に来たクルマにそのまま乗ります)
この時点で午後1時すぎ。テスタマッタがいる「緑原牧場」までは30kmくらい。
これなら連絡した午後2時には間に合いそう!
クルマは予約した「コンパクトタイプ」ではなくデカいクルマでしたが、文句は言わずに時間優先。
でも左ハンドルは8年ぶりなので慎重に……

(信号で停止中)
牧場には無事に午後2時3分に着きました(若干の遅刻)。
さっそくテスタマッタを撮影させていただきましょう!
ちなみに韓国は「立ち姿」の概念がないので、よさげな姿勢になったところで妥協。
19歳になりましたが元気がありすぎて、馬体をさわって脚を動かすのは危険な感じでした。

(テスタマッタ号)
かつてはマイネルセレクトやイーグルカフェ、オーロマイスターなどが繋養されていましたが、現在は1頭だけ。
25年は60頭が出走して、24頭が36勝を挙げてリーディング12位となっています。
ちなみに日本から渡った種牡馬ではフェデラリストが8位。
韓国の種牡馬事情を考えると、テスタマッタも健闘しているのでは?
撮影後は厩舎見学をして、釜山の調教師などを交えて30分ほど雑談。
オール韓国語なので脳みそがバテバテよ(苦)。

(育成馬舎と書いてあります)
牧場からの帰りはKRA牧場を経由して、市街地に戻って午後5時頃に昼食。
これで安心したのか、学校前の30km制限の場所でスピードを出しすぎた気がする……
韓国は監視カメラが充実していて、違反と認定されると振込用紙がメールで送られてくるシステムになっております(怖)。
スピード違反の罰金は13万ウォン(約14,000円)とのこと。そんな出費はカンベンしてほしいわぁ。
でもいまのところレンタカー屋経由で払えのメールは来ていません(たぶん)。
次回の入国審査をクリアできれば無罪が確定するはず……(怖)

(焼肉で疲労回復)
続く火曜日は電車を2時間ほど乗り継いで、駅からはタクシーで25kmほど移動(3万2千ウォン=3,600円くらいでした)。
チサン牧場にいるクリソライトを見せていただきました。

(クリソライト号)
ここでは、とうふ君が「良い写真が撮れた」というので、牧場さんにプレゼント。
これで無事に2か所の牧場を巡って、日本から海を渡った種牡馬を見ることができました。
ちなみにクリソライトはリーディング23位。
産駒は晩成っぽい傾向ですが、現2歳が17頭で未勝利は厳しいのお……。

(本場のロッテリアで昼食)
というわけで、今回の「南関道中」は単なる旅行記でした。
さて、月曜日の東京大賞典に突撃するために週末も頑張りますか!
◎13.ミッキーファイト
○10.ディクテオン
▲1.ナチュラルライズ
△12.ホウオウルーレット
△15.アウトレンジ
△8.キングズソード
なんとビックリ。去年の東京大賞典に出ていたのは5着だったグランブリッジだけ!
2年連続2着のウィルソンテソーロは中東遠征に向けて調整中で、
3着だったラムジェットは佐々木晶三調教師のラストG1となるフェブラリーSが目標。
というメンバー構成なら、実績上位のミッキーファイトが中心でいいでしょう。
対抗には韓国遠征以来のディクテオンを抜擢。
ナチュラルライズの前走2着は8枠15番が響いた感じがするので、最内枠を得た今回は逃げ切りが視野に入るかも?
あとはオメガパフュームの弟であるホウオウルーレット、帝王賞がクビ差2着のアウトレンジ、
大井の2,000mで3戦2勝のキングズソードまで押さえます。
ナルカミは上位に入ったらアキラメルという方針で……。


浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。