コラム”

「好景気」
2026年1月2日

私の繁忙期は「年度末前後」と「大型連休」と「お盆」と「年末年始」。
有馬記念がクリスマス前だと余裕があったりしますが、今年は28日が有馬で29日が東京大賞典。
こんなとき「28日が大雪だったらどーすんのよ」と以前は思っていましたが、最近の気候なら心配する必要はなさげです。

ところで、この秋は「ロイヤルファミリー」がけっこうな話題に。
その影響で高校生の頃(つまり昭和末期)に知り合った妖艶な美女(61)から
「ねえねえ、競馬場に連れてってよ~」というご要望が11月末にありました。
京成電鉄の沿線住民なのに、競馬場に行ったことがないんだとさ。テレビドラマの影響力は恐ろしや……

しかしですよ。私は年末年始が繁忙期。
しかも「有馬記念に行きたい」ってアナタ、昨今の情勢では入場券なんて買えませんよ!というわけで本件については先送り。
でもドラマの効果がどないなもんか、というのは見ておきたいところですね(一応、競馬マスコミの客部門担当なもので)。
そう思ったので、有馬記念の日の中山競馬場に行ってまいりました。
いちおうJRAの取材章を持っているので場内には入れます。

ハイセイコー像

(ハイセイコー像)

しかし入場券が前売りで完売したとはいえ、およそ5万枚ではスッカスカ。
オグリキャップが引退レースを飾った有馬記念で16万人を経験した身分としては「ガラガラやんけ」が正直な感想でした。
もう3万人くらい増やしてもいいんでないかい?

ただ、中山競馬場はスタンドの外の客エリアにあまり余裕がないので、残り200mからゴール方面に行くのは難しい感じ。
その一方、私が16万人と一緒に有馬を見た4コーナー寄りの芝生席は余裕タップリ。とは思いましたが、
馬券を買える=参加する手段が増えた今は、このくらいでいいのかも。混んでいる記憶だけが残ったらよくないものね。

そのおかげで、スタンドの地下に設置された「ロイヤルファミリー」の展示コーナーは楽勝で見られました。
じつはわたくし、ドラマを見たのは10秒くらいでして、この展示のおかげでストーリーをおおざっぱに把握できました。

来年の有馬記念は14番?

(来年の有馬記念は14番?)

しかし私は繁忙期。
有馬記念の約1時間前に競馬場を脱出して、有馬記念はレース終了の1時間後に見ました。
スミマセン、儲かりました。

ごっつぁんです

(ごっつぁんです)

そのあとは、鬼仕事のはじまりはじまり~♪
この日は年に2回か3回ある超ブラック労働デーだったのですよ。
集中力が尽きるところまで戦って気絶して、蘇生したら再び気合注入。
すべては東京大賞典を現地で見るため……なのですが、アレレ、今年は発走時刻が午後3時40分ってマジですか。
東京大賞典は午後4時半頃と刷り込まれているんですけど?

しかしビックリ。今になって確認したら、そんなのは2018年に終わっていました。しかも21年以降は第9レース。
うっそー、新型コロナ初年度の20年以外は現地に突撃しているのに~!
(注:20年もレース後に立会川駅前の居酒屋にだけ行きました。このときは有観客開催で飲食店も営業オッケー)

その影響で、自宅出発のタイムリミットが早まったとのことヨ。
本当は新橋の金券ショップに寄りたかったけどモームリで、大井町から徒歩も選択不可。そういう理由でモノレール。
大井競馬場前駅に着いたのは15時14分で、これならパドックに間に合うぞ!と思ったら、
天王洲アイル駅での待ち時間が0秒だった影響で、乗った車両が羽田空港寄り。
そしたらですよ。ホーム上が大混雑で、明治神宮の初詣状態になっとる!
オイオイ、みんなもっと早めに競馬場に来てくれよ~!

そのおかげで駅を脱出するのに時間がかかり、
パドックではゼッケン13番のミッキーファイトが地下馬道に入るところを上から見ました。
続いて観戦場所を探しに4コーナー方向に向かったら、いちばん端まで来てしまいました。
メチャ混んどるのお。

ゴールが遠い

(ゴールが遠い)

でも4コーナー寄りだからか、電波状態は良好。
南関道中に記したとおりの3連単と枠複などを買い終えて、ファンファーレが遠くから聞こえてきたらオヨヨ、トイレに行きたくなってきた!
この場所だとトイレまでが遠いんだよなあ。でもレース終了後だと大混雑するだろうから、今のうちに行っておくか。
と思ってスタンドのなかを移動して、再びスタンドの外に出たら、レースは残り200mくらいでした……

というわけで今年の大賞典を見たのは10秒程度。しかも後ろ姿だけ。
でも実況の山中寛さんの声で「ディクテオン」と聞こえてきたではないですか!
それからしばらくすると、出口方向に向かう人の波に流されて、うまたせ像の近くまで来てしまいました。
つまりこれはハズレの人が多いってことだな(失礼)。
でも私は的中しました(喜)。枠複が馬複より70円も高くてありがたや~!
でもアタシャ物足りないのよ。競馬場に来たのに競馬をした感覚がなさすぎる!

というわけで勝負を継続。第10レースはキッチリとパドック診断して、無事に3連単をゲットしました(55.6倍)。

帰る人を見ながらパドック診断

(帰る人を見ながらパドック診断)

そのレースが終わったあと、スタンドの検量室寄りにいる人たちから「やのさ~ん!」と熱烈なコールが発生したのです。
東京大賞典ジョッキーとなった矢野貴之騎手は、ラスト2レースが騎乗ナシ。
その声に応えて矢野騎手が軽快な動きでファンエリアに近づくと、最前列のファン10人ほどがバンザイ三唱!

矢野騎手が登場

(矢野騎手が登場)

これぞ南関ファン、地方競馬ファンを代表する歓喜の現れ。
でも東京大賞典の売り上げが100億円に迫る数字になったのは「ロイヤルファミリー」とJRAファンの功績が大きいと思います。
今後も両者がバランスよく盛り上がれることを期待したいですね☆

さっそく1月3日は川崎マイラーズ。
昨年は4番→3番→11番で、一昨年は1番→3番→2番。最近の川崎は「内枠の先行馬が有利」という感覚が個人的にあります。

◎2.アランバローズ
○6.アームズレイン
▲4.シーサーペント
△10.ゴールドレガシー
△11.ドナギニー
△9.ヴィクトゥーラ

アランバローズは一昨年が4着で昨年が7着でも、逃げて頑張った記憶が残っているので3度目の正直に期待。
寒い時期のほうが成績良好のアームズレインとシーサーペントを2列目に置いて、外枠の3頭は3列目。
今回は「内枠優勢」の過去データを重視してみます!


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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