コラム”

「はじめてのけいば」
2026年1月19日

じつは先週、マレーシアに行くつもりでした。
目的は、昨年5月末に廃止されたペナン競馬場と、まだ行ったことがないイポー競馬場への訪問。
1月17日の土曜日にクアラルンプールの競馬場に突撃してからペナン島に移動して、
日曜日は場外発売をしているペナン競馬場を見てからイポーに移動して勝負。
そこからシンガポールに移動して、月曜日の朝に帰ってくる計画でした。

しかし断念。その理由は、火曜日から韓国に行く予定だから……
さすがに2泊5日の翌日に再び出発というのは体力的に厳しそう。
でも後ろ髪を引かれるなあ。だって航空券がベラボーに安かったもんで。

クアラルンプールまで約1万8千円

(クアラルンプールまで約1万8千円)

中国の深セン航空で片道827元だから、約1万8千円。往復料金なら3万4千円。
これは飛行機に乗るだけでも面白そう。
こんな衝撃価格はコロナ前にタイまで往復で3万円以下の航空券を発見して以来ですわ。

それはともかく、マレーシア行きを回避したので時間に余裕ができるはず……

クアラルンプールの競馬場には一昨年の10月に行きました

(クアラルンプールの競馬場には一昨年の10月に行きました)

と思ったら、意外とそうでもなかったのよね(涙)。行っていたらどうなっていたことやら(怖)。

それでも日曜日はまとまった時間が取れそう。というわけで、昨年11月末に妖艶な美女に言われていた
「競馬場に連れてってぇ~」(夢グループの通販CMのイメージで読んでください)を実現することにしました。
しかし公的機関にお勤めなので、南関競馬はムリで行くのは中山競馬場。
引率する私を除く5人のうち4人は競馬場が初めてで、1人は2回目とのこと。
そして全員60歳前後。大丈夫かなあ……

到着して最初のレースは荒れそうだったのでスルーして、わりと堅そうな第7レースからスタートしましょう。
最初なので、勝つ馬を当てる馬券を買いましょうね。
そして私は「オススメは何番?」の質問に備えて、鬼の集中力でパドックを凝視します。4番か12番かな。
するとメンバーのひとりが「私も4番がいいと思ったんですよ」と。ビギナーズラックがあるかしら?

はじめてのパドック

(はじめてのパドック)

そのほかのメンバーも狙いが決まったようで、次はマークカードの塗りかたを指導します。
緑のカードを取って、中山を塗って、レース番号を塗って、単勝を塗って、番号を塗ったら金額。
50万円だったら30と20と万円を塗ったらOK牧場よ♪
「そんなに買わないよ~」という反応はお約束。しかし想定外の事態が発生したのです。
競馬場に初めて来て、初めて馬券を買うY敷さん(仮名)が、「4番を5千円」と言うではあーりませんか!

今までたくさんの人を競馬デビューさせましたが、いきなりこんなに買う人は初めて。どーしましょう。
これが千円だったら「単勝と複勝に分けるほうがいい」とか言えますが、5千円だと当たったときの額がデカすぎるのよ。
しかも4番は私が推奨した1頭。単勝オッズは11倍。仮に単勝2千円、複勝3千円に分けて、もし4番が勝ったらけっこう利益が減るわけで……。

うわー、これはどう誘導すればいいかなあ。と考えていたら、とっとと買いに行ってしまいました。
ハガネの決断力だ。スゲー。

はじめてのレース観戦

(はじめてのレース観戦)

そしたらですよ。最後の直線で先頭に立った4番の馬が押し切りそう!
すると次の瞬間、インコースから5番の馬が差し切った……
4番の馬は2着。うーむ、やっぱり単勝と複勝に分けるほうがよかったか。
そんな私の逡巡とは関係なく、Y敷さんは「くー、惜しかった。次は当ててやる~」とサバサバしているではないですか。
むむむ、これはヤヴァイ人かも。

4番の最終オッズは11.8倍。もし4番が押し切っていたら、5万9千円の払い戻しでした。
複勝でも6.3倍。これで渋沢さんが機械から出てきたら、沼にハマってしまうよなあ。たぶん。
儲けさせてあげられなかった無念さはありつつも、成功体験をさせなくてよかったかも、という思いが交錯したのは初めてです(苦)。
ほかの4人は100円単位で買っているのにねえ。でもY敷さんは次から500円単位にデノミされました。

こっちを向いているのは高校の先輩

(こっちを向いているのは高校の先輩)

そしてメインレースは京成杯。
2→6→1番人気の順で、ワイドという技術を習得した参加者は大半が的中となりました(4.0倍)。

すると、レース前で検量室の2階テラスで飛び跳ねていた「京成パンダ」が表彰式にも出席する模様。
これは見に行かねば!

京成パンダ

(京成パンダ)

私は京成電鉄で通学していた時期が長くて、京成パンダはなじみ深い存在。
しかしそのカワイクナイ(失礼)風貌のせいか、キャラクターとしての人気はかなりイマイチだったんですよね。
それがなんと、動く状態で中山競馬場に来て、こんなに写真を撮られる存在になるなんて!

大人気

(大人気)

京成民として涙ちょちょ切れの感慨深いシーンでした。
3月31日の京成盃グランドマイラーズの日に船橋競馬場に来てほしいなあ!!!
その2か月前の船橋開催は、水曜日と木曜日が重賞。
水曜日は3歳馬によるダートグレードレースです。

◎13.フィンガー
○7.カタリテ
▲11.チャーリー
△6.ポッドフェスタ
△4.ウォークアップ

JRA所属の4頭のうち3頭が通算1勝で、そのうちのフィンガーに期待します。
昨年3月に北海道で見て、迫力がある馬体が記憶に残っていたらなんと、デビュー時の馬体重が542kg。
そのパワーで突破できるとみて中心に推します。

2戦2勝のカタリテが相手筆頭。
堅実に差を詰めてくるチャーリー、ポッドフェスタ、ウォークアップを割って入る候補として挙げておきます。

続く木曜日は報知グランプリカップ。2日続けて1,800mです。

◎7.グロリアムンディ
○4.ギャルダル
▲9.シーソーゲーム
△8.マウンテンローレル

この組み合わせならグロリアムンディが軸不動でしょう。
なんてったって、左回りのダートで3着を外したのは、チャンピオンズカップ×3回と川崎記念だけ。
実績的にも断然なのに、負担重量は56kgですよ!

で、57kgのギャルダルを相手筆頭に。
シーソーゲームとマウンテンローレルの4歳馬にもチャンスがあると思います!


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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