

6月に入って最初の外回り営業は、船橋競馬場の「地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップ」の取材。
この時点では台風が四国付近だったので、船橋はちょっと強めの風と雨粒がたまに、という感じでした。
台風の襲来がこの日だったらと考えると、恐ろしいですね。そんななか、もともと船橋市民だった笠松の渡邊竜也騎手は、
「今日はこっちに泊まるんですけど、明日の新幹線が動かなかったらジョッキー変更ですね」とのこと。
その前に、今日の3戦を全力で行きましょう。
ここでトップを取ったら8月22日と23日にJRA札幌競馬場に行けるのだから!

(14名の出場騎手)
その「ワールドオールスタージョッキーズ」の舞台は、地方競馬所属の騎手ならば誰もが夢見るところ。
副産物として、でっかい数字のボーナスが振り込まれます。
その扉への1歩目は、C3クラスの1,600m戦。
1番人気馬に騎乗した望月洵輝騎手が、中団追走から3コーナーで先頭に並んで押し切りました。
デビュー3年目なのに、もうすぐ通算500勝。
ちなみにまだ19歳だってさ(汗)。
第1戦が7レース、第2戦が9レース、第3戦が11レースなので、騎手も取材者も時間の余裕があって助かります。
でも取材者は動かないとネタを取れないので、休む時間があまりないのよね。
第2戦は浦和の中山遥人騎手が勝利。
第3戦は金沢の中島龍也騎手が1番人気馬で勝利を挙げれば優勝……
でしたが、兵庫の吉村智洋騎手に差し切られて、同時に優勝もかっさらっていきました。

(優勝は吉村騎手)
中山騎手は第1戦と第3戦が最低人気馬という不運。
第3戦が5着だったら「ワールドオールスタージョッキーズに出場して、
そのあとヤングジョッキーズシリーズにも出る」という、おそらく空前絶後の快挙を達成できていたんですけどね(涙)。
それでも「きのうはあまり寝られなくて、まだメチャメチャ緊張しています」という状況で、総合3位と健闘したのは立派の一言。
大きな経験として今後にいかせることでしょう。

(中山騎手は第3位に健闘)
その一方で私は、午後3時に競馬場に来て、最終レース後の午後9時までいたので、ハイレベルな疲労度。
これから取材原稿を書くのはキビシイので寝て、翌朝6時から業務を開始して11時頃に完了。
マジで疲れた……。
ついでにまたカゼっぽい(涙)。
黄色い風邪薬の消費量がハンパないですわ。
これは放牧に出ないとダメですな。
だからこの日の夜に東京都内で開催された会議のあと、そのまま夜行バスに乗るのは回避しました。
いったん帰って気合を入れて寝て、翌朝の6時に行くぜ名古屋競馬場!
今回は取材ではなく個人的な用事。
乗るのは東京駅を7時半に出るJRバスでございます。
名古屋まで5時間15分で、お値段は3,400円。
遠州森町サービスエリアまでしっかりと寝て、そこから名古屋まではテレワーク♪

(高速バスの旅)
名古屋駅から競馬場に行けるバスは1日3本で、次の発車時刻は2時間半後。
なので近鉄電車で蟹江駅まで行って(300円)、そこから無料バスに乗ることにしました。
そのバスにはカメラマンさんが3名。みんな同じ結論になったのね。
個人的な用事はつつがなく終わり、あとは第2の用事である東海優駿で友人の馬を応援すること!
馬主さんは浦河で育成牧場を経営していて、私とは20年以上の付き合い。
自分で育成した馬が東海優駿に出るので、4月初旬に「名古屋競馬場にはどーやって行ったらいいんですか。
チャッピーに聞いたけど、本当かどうかわからなくて」と電話がありました。
2か月後の話やんけ。早いっつーの。
とりあえず中部国際空港からの行きかたを教えて、12時半発の無料バスで無事に現地に着いた模様。
スタンドで合流して、あとは最後まで付き添いです。
そのアルティメイタムはデビューから連対率100%。
東海優駿では6.7倍の2番人気でしたが、1.1倍のアストラビアンコはかなりの強敵。

(2番人気のアルティメイタム)
逆転の望みがあるとすれば、アストラビアンコは前走の駿蹄賞で逃げたのに、
2コーナーで動きがヘンになって4番手に下がって2着になった、その再現かなと思います。
馬主殿も「まともに走られたら勝てんと思うんですが、ワンチャンないかなあ」とのこと。

(なんとか勝利を!)
しかし2コーナーで「まともに走られた」とポツリ。
それでもアルティメイタムは2周目の3コーナーで逃げるアストラビアンコに迫る見せ場を作りました。
結果は勝ち馬から2.1秒差の2着でも、騎乗した塚本征吾騎手は
「勝ちに行っていなければ、3着との差はもっとつけられたと思います」とコメント。
見せ場を作りながらも2着は確保する最高品質の騎乗で、レース後は馬主殿も大満足。
しかしですよ。
レース後の取材やらなんやらしていたら、最終レースが確定した10分後に出発する無料バスが行っちゃった……。
仕方がないから検量エリアに戻り、勝った細川智史騎手の取材を見て、
坂田博昭さんのクルマで名古屋駅まで馬主殿も一緒に送ってもらいました(感謝)。

(優勝おめでとう)
全国の「優駿競走」は、今週火曜日が金沢、木曜日が門別、そして日曜日に高知で実施。
ちなみに水曜日の「東京ダービー」は、優駿競走とは違うカテゴリーなのだそうです。
◎12.フィンガー
○10.シルバーレシオ
▲4.ロックターミガン
△11.フォースメン
△3.シーテープ
△6.ロウリュ
フィンガーは知り合い(ヤシ・レーシングランチ)の育成馬。
心情馬券で申し訳ありませんが、これは中心から外せません。
相手筆頭には別路線からやってきたシルバーレシオを指名。
長く差し脚を使えるタイプで、いかにも展開が合いそうです。
羽田盃で2着に踏ん張ったロックターミガンが3番手。
あとの3頭は3連勝式の3列目に置きます。
なかでも岩手のフォースメンは、船橋で2勝して岩手に移ってダイヤモンドカップを勝ち、
5月31日の東北優駿に出ないで江戸に来るんですよ。
しかも笹川翼騎手を手配。怪しくない???
今回は輸送ナシで臨めるシーテープ、差し脚があるロウリュを押さえて、日本ダービーと同じく「3着は人気薄」になると予想します!


浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。