いやいや本当にビックリ仰天、クリビツテンギョウ。
火曜日の船橋は新馬戦が5つもあるなんて、私の記憶では新記録!
この要因は開催日数が多いことと、前の開催か終わってから中10日で今の開催が始まったことで、
3歳以上の馬の出走頭数が少なくなることが予想されたからだと思います。
しかし2歳馬はたくさんいる……ということでの新馬戦の増加。
というわけでまずは、最初の3レース分のシルシをつけます。
☆第2レース(1,000m・15時10分発走予定)
◎5.ソレナ
○2.ウマデスガナニカ
▲6.タツノアンビシャス
△7.グルーラフォルテ
出走馬はすべて、能試を受けたのが2週間前。
なので「能試でがんばりすぎた」と思われるタイプは割り引きたいですね……。
船橋の次の開催は9月25日からなので、ここでデビューできないと能試から2か月も間隔が空くことになってしまいます。
その点の事情も頭に入れて臨みましょう。
ソレナは「パイロ産駒&矢野義幸厩舎&石瀬丈太郎さん」という、ミューチャリーと同じタッグ。
気になるのは、すでに「セン馬」になっている点ですが……
しかしパイロ産駒は父と同じように“暴れ馬”が多い傾向。
その点はいろいろと事情があったのでしょう。
能試は好スタートから競り合う形になりましたが、最後の直線では澤田龍哉騎手が手を動かさず。
それでもゴール前では気合をつけていましたから、2週間後を見据えた能試だったのではと思います。
ちなみに馬名の意味由来は「同調するさま」。
これは“珍名馬”のカテゴリーに入りますかねえ?
それを大きく上回るのがウマデスガナニカ。
馬主さんは浦和所属馬の「森のくまさん」シリーズでもおなじみ、内田玄祥さんです。
母はJRAの芝短距離で1勝。母型の血統はパワーを要する芝向きという感じですね。
能試は好スタートからインコースを通って4コーナー手前で先頭に立ち、最後は馬なりで併入。
軽い動きができるタイプで、初戦から力を出せそうです。
能試で余力を残した走りをしていたグルーラフォルテを3番手にマーク。
タツノアンビシャスは能試でソレナと一緒に走って1着でしたが、
残り200m付近からムチが飛んでいた点が気になるので押さえまでとします。
☆第3レース(1,000m・15時40分発走予定)
◎1.グロリオサリリー
○6.ナイトロ
▲5.ダバイターニャ
グロリオサリリーは昨年の八戸市場(青森県)に上場されて、税抜き700万円で落札。
母ショウリダバンザイの産駒は7頭いて、
このグロリオサリリー以外はすべてKAJIMOTOホールディングス様にご購買いただいています。
で、なんでこの馬だけノルマンディーサラブレッドクラブ様が買ったのか、という点は不明。
ただ、セリではバイヤー同士がけん制しあい、そして小刻みな競り上がりが続いたと記憶しています。
半姉ヴィブラビ、サルヴは大井、半兄マカベウスは船橋デビューで活躍。
その兄姉とは育成過程が違いますから、どんな姿を見せてくれるのか個人的に期待しています。
対抗は能試でスピードがあるところを見せたナイトロ。
3番手のダバイターニャは能試で好スタートから控えて流れに乗って、余力を残しての2着だった点を評価します。
このレースは馬券的には三つ巴。
☆第4レース(1,500m・16時15分発走予定)
◎1.グラッシーズマン
○3.ザオ
▲6.ライチ
グラッシーズマンの母ブルーセレブは、2013年の東京2歳優駿牝馬を勝利(8番人気)。
しかし繁殖成績はイマイチで、2つ上の半兄クルードラゴンが3歳重賞の王冠賞を10番人気で3着に入ったくらい。
その点はビミョーなのですが、能試の動きがよかったんですよねえ。
その点に期待して本命を打ちます。
ザオは今年5月の札幌のトレーニングセールで落札。
兄姉は4頭がJRAで勝利を挙げている安定感があるファミリーです。
私はこの馬をセリのときに見たハズですが、イマイチ記憶がござらん……。
でも下河辺牧場の育成馬は、セリ市のときにそれほどギッシリ仕上げないんですよね。
そのおかげでセールから順調に来ているのだと思います。
ライチは昨年のオータムセールでは税抜き150万円という評価でしたが、
能試では好スタートからゆったりしたフォームで逃げ切り勝ち。
この距離なら初戦から注目できるでしょう。
ここでのオススメ指名馬は、ウマデスガナニカかな(8月7日(月)の時点では指名者は35名様)。
グロリオサリリーにも期待できそう(同じく109名様が指名)。
では、続きは「その2」で!
※2023年8月7日時点の情報となります