「高知競馬場はとてもにぎやか!」
2015/10/27
前のページへ
その人たちのお目当ては、JRAの菊花賞。この日の高知競馬場ではJRAの東京、京都、新潟の全レースと、佐賀の全レースを発売。そして高知競馬は第1レースの発走が2時55分だから、朝から晩まで59レースを発売するという、ちょっとした天国状態になっている。
現在は地方競馬の機械でJRAの馬券を発売するのは普通だが、ちょっと前までは「臨時場外」という扱いで、JRAが設置した発券機でしかJRAの馬券は買えなかった。今も盛岡、水沢、姫路、佐賀の各競馬場はその方式。廃止された三条、高崎にもJRAの機械が入っていた。
そして今は、南関東の4競馬場でもJRAの馬券を売る時代になった。川崎と浦和は「ウインズ」で、大井と船橋は「J-PLACE」と名称に違いはあるが、馬券を売る機械は南関東でもJRAでも同じもの。それは意外と重要なことだと思うのですよ。
以前、日曜日の高崎競馬場に行ったときのこと。馬券発売所は2か所に分かれていて、ゴール寄りが高崎競馬、4コーナー寄りがJRAになっていた。その人口密度が、JRAと高崎とでまったく違っていたのだ。JRAはメインレースだけの発売なのに、100円の入場料金を払って馬券を買いに来る人の多さにビックリ!そしてその人たちが目の前で走っている馬にまったく興味を示さないことにもビックリ!
その状況を見ているうちに、なんだかやるせない気持ちになってしまったことが思い出されますわ。ちなみにその日のJRAのメインはセントライト記念。高崎競馬はご丁寧に9レースと10レースの間を1時間10分開けていて、JRAが終わったら高崎の最終10レースも買ってね、というプログラムにしていた。しかしそんな配慮はライトなファンには伝わらず、セントライト記念が終わった瞬間(波乱だった)、スタンドのなかは端から端まで見渡せるようになってしまった。ああ無情……。
次のページへ
Copyright.SPAT4 PREMIUM POINT . All Rights Reserved.