「川原正一騎手、通算5000勝を達成!」
2015/12/28
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現在は40代半ばを過ぎて、しかし調教師になる意思がなさそうなトップジョッキーがたくさんいる。競馬はほかの競技に比べて経験値やインサイドワークがモノを言う面が多い感があるので、ベテラン騎手たちがケガをしないようにと祈りたい。
しかしまあ、昨年3月に名古屋競馬場で行われた「東西ジョッキー名人戦」は、本当にシビレる戦いでしたよ。2戦とも的場文男騎手が勝ち、初戦の2着は内田利雄騎手で、2戦目の2着は鮫島克也騎手。連対したのは全員50代ですよ!
とくに的場騎手の騎乗は、言ってみれば「四角いコースを丸く乗る」というような感じで、名古屋競馬場にいた常連のファンもビックリ仰天で口をポカンと開けていた。名古屋所属のある騎手も「あのコース取りで勝てるのだから、もう尊敬の一言しかないですよ」と言うほどの妙技。ベテラン勢には末永く、その技術を披露し続けてほしい。
しかし東京大賞典には的場文男騎手は登場せず(涙)。50代は内田利雄騎手だけだが、さすがにタッチデュールは推奨しにくいなあ(汗)。続く40代は武豊騎手と岩田康誠騎手と宮崎光行騎手。幸英明騎手は来年1月で40歳……。
◎コパノリッキー
○ホッコータルマエ
▲ハッピースプリント
△サウンドトゥルー
△プレティオラス
コパノリッキーはメンバー的に単騎逃げが可能でJBCクラシックの再現が狙えそう。ホッコータルマエは前走のチャンピオンズカップを半信半疑で見ていたが、厳しい展開での5着なら内容的に上々だろう。ハッピースプリントは大井の2000mが歓迎材料とはいいにくいが、流れに乗っての食い込みに警戒したい。
そこに追込み型のサウンドトゥルーとプレティオラスがどのくらい届くかというところ。ちなみに東京大賞典は2011年以降、3着以内に入った馬はすべて「前走の馬体重が500?以上」。
さらに2008年以降の連対馬はすべて「前走の馬体重が500?以上」。そして優勝馬は、2004年から11年連続で「前走の馬体重が500?以上」なんですよ奥さん!!シツコイですが、このレースは「大きい馬が優勢!」(ジャパネットたかた社長の声でぜひ)。ということは、前走が470?前後だったサウンドトゥルーとプレティオラスは3着までが妙味?
となると、サミットストーン、ユーロビート、ケイアイレオーネも押さえておいたほうがいいのかも???
プロフィール

浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1〜2年に一度以上は訪問している。
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